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レノボ傘下となった富士通のパソコンはどうなる? FCCL「新たなるステージ」の始まり

AIを活用したスマート社会に活路を見いだす

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2018年5月17日, 午後03:00 in fujitsu
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FMVシリーズやLIFEBOOKシリーズなど、富士通ブランドのパソコン製品を手がける、富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)は、5月16日に記者発表を行い、新たな事業への展望を明かした。


▲富士通クライアントコンピューティング 齋藤邦彰 代表取締役社長

FCCLの「DAY1」とは


FCCLの記者発表では、齋藤邦彰 代表取締役社長が登壇し、「DAY1」と名付けられた「FCCLの新しい1日目」を語った。その中で、これまで富士通が38年間培ってきた技術を強みとし、今後はより、人に寄り添ったコンピューティング社会を目指すと齋藤社長は語気を強めた。

▲「DAY1」と名付けられたFCCLの新しい1日

FCCLは、昨年11月に中国のパソコン大手「レノボ」が株式の51%を取得し、事実上のレノボ傘下となった経緯があり、今後の動向が注目されていた。現在展開している「FUJITSU」のメーカーブランドや「FMV」などの製品ブランドは維持され、福島や島根にある製造拠点も活用される見込みだ。

▲島根にあるノートPCの製造拠点

▲「LIFEBOOK E558/S、E548/S」

AIを活用したスマート社会「Society 5.0」への参画


FCCLと言えば、パソコンの老舗というイメージが強いが、ビジネス用途向けのタブレットにも注力しており、保険セールス向けのタブレットではシェア74%、小学生向け教育タブレットではシェア66%を誇るほど、同社の看板事業になりつつある。

一方で今後はAI事業ににも注力していくとし、政府が推進するスマート社会「Society 5.0(ソサエティ5.0)」にもFCCLは積極的に参画していく構えだ。

Society 5.0とは、コンピューターやネットワークに加え、AIやIoT、ビッグデータなどを活用して様々な社会問題を解決し、人々がより暮らしやすい社会を構築していこうという施策。例えば、AI家電やドローン宅配、医療や介護などの遠隔診療などが組み込まれている。

ちなみに、Society 1.0は「狩猟社会」、2.0は「農耕社会」、3.0は「工業社会」、4.0になって初めてコンピューターが登場する「情報社会」。そしてAIによる自動化がコアとなる5.0へとつながる。

▲政府広報の公式サイトにあるSociety 5.0の解説

FCCLでは、Society 5.0への参画の一環として、EGDE AIプラットホーム「Infini-Brain」の開発に着手しており、教育や医療の現場において活用されるプラットホームを3年後の実用化に向けて構築したいと明かした。

▲EGDE AIプラットホーム「Infini-Brain」

▲AIが教育の現場で活用されるデモンストレーション

▲同社のAIキャラクター「ふくまろ」

レノボの傘下になったことによる影響


気になるレノボの傘下に入ったことによる影響については、前述のとおり、ブランドや開発拠点は維持される見込み。これまで、日本での開発・製造にこだわってきたFCCLの技術力をグループ内で共有し、レノボ傘下の他のブランド製品にも活かす方向だ。

一方でこれまで、FCCL単独ではコスト面で劣勢を強いられてきたが、他ブランドと部材や製造工程を共有化にすることにより、製品価格の競争力が増すというシナジー効果がある。レノボ傘下に入ったことは前向きに捉えるべきだろう。

レノボといえば、2004年にIBMからThinkPad事業を買収し、同社の看板ブランドとして大々的に展開し成功を収めている。また2011年には、NECパーソナルコンピュータを傘下に納めたが、同社の「LAVIE」ブランドは消滅するどころか、現在でも新製品をリリースし続けている。
こうした戦略からは、レノボの事業戦略として「価値のあるブランドは大切にする」ことが伺える。そうした例に違わず、FCCLが擁する「FMV」ブランドも当面は維持される見通しだ。

とは言え、海外資本となったFCCLは今後の事業展開にて結果を求められることは必至。今後3年間をめどに生まれ変わったFCCLを国内外にアピールしたいと齋藤社長は語った。

▲約3年後の「DAY1,000」に期待したい

関連キーワード: business, fccl, fmv, fujitsu, lenovo, WindowsPc
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