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滑ったバイクを逆噴射で立て直すスラスター安全装置、独Boschが発表。カーブの浮き砂利に効果

あっコケ...なかった

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年5月19日, 午前11:00 in Transportation
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近年、バイクにも自動車同様にABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が搭載されたり電子制御サスペンションといった技術が導入され、(まだ試験的ではあるものの)立ちゴケしないバイクまで現れてきました。しかし、コーナリング中にタイヤのグリップを失えば、マシンは転倒、ライダーが路上に投げ出される原則は変わりません。

独Boschはこの問題を解決するために、タイヤが滑った際にガスを逆噴射してバイクの姿勢を立て直すという、なんとも独創的な解決策を提示してきました。

たとえば、ライダーがそこそこの速度でカーブに侵入したとき、バイクはカーブ内側に車体を傾けた格好で走行します。この状態で路面に浮き砂利などがあった場合、タイヤはグリップを失いバイクはカーブ外側にスライド、そのまま行けばライダーは転倒してしまいます。このシステムはその瞬間、ボディ下部にあるスラスターから滑り方向とは逆向きの高圧ガスを一気に噴出し、タイヤのスライドを止めるように作用します。

これでバイクのタイヤは再びグリップを取り戻し、ライダーはそのままコーナーを駆け抜けられるようになります。ただしエアバッグと同様、高圧ガスを噴出できるのは1度きり。スラスターを動作させるセンサー類も必要になるため、この機能を搭載するバイクはある程度高級なモデルになることが予想されます。



ボッシュは、これ以外にもバイク用にACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)システムやブラインドスポット警告といった技術を発表しました。これらはドゥカティのムルティストラーダやKTM 1290 スーパーデュークに搭載される見込みです。一方でこの逆噴射スラスター技術は、まだ市販車への採用時期が示されませんでした。


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