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Cintiq Pro 16の4K表示問題が解決。ワコムが改良型変換アダプタ付属の新版を発売

電源パススルーとHDMI入力も備え、接続もスッキリ

橋本 新義 (Shingi Hashimoto)
2018年5月23日, 午後06:35 in wacom
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大手ペンタブレットメーカーのワコムが、液晶タブレット『Wacom Cintiq Pro 16』と『Wacom Cintiq Pro 13』の新バージョンを発売しました。同社Web直販であるワコムストアにおける価格は、新Pro 16(DTH-1620/AK0)が18万1440円(税込)、新Pro 13(DTH-1320/AK0)が13万8240円(同)と、旧版と同じです。

これら新版(モデル名の「/A」が目印です)での改良点は、付属のディスプレイ信号変換アダプタが改良され『Wacom Link Plus』(ワコムリンクプラス)となった点。とくに4K解像度に対応するPro 16では、従来モデル付属のWacom Linkでは不可能だった、アダプタを介した4K解像度表示をついに公式サポート。多くのPC、とくにデスクトップPCでも性能を発揮できる仕様になりました。なお、ワコムリンクプラス単体版も近日発売予定とのこと。


なお、液晶タブレット本体であるPro 16と13の仕様は、旧バージョンモデルと変わりありません。液晶パネルに関しても従来と同じく、Pro 16は15.6インチ4K解像度、Pro 13は13.3インチフルHDで、付属ペンはWacom Pro Pen 2となります。



つまり今回の新製品は、Wacom LinkがPlusとなっただけのモデル。しかしもともと、本体側の性能に関しては現状でもかなり完成度が高いため、改良の必要が薄いという点もありそうです。


▲ワコムリンクプラスを使った、DisplayPort経由の接続パターン。ACアダプタがリンクプラス側に接続できるため、本体とはUSBタイプCケーブル1本のみとなります


▲こちらは旧ワコムリンクでの接続。電源(ACアダプタ)は本体に直接接続する必要がありました


さて、ワコムリンクプラス最大の特徴は、上述したように4K解像度の変換に対応した点です。

旧版に付属していたWacom Linkでは、Pro 16の本体側が4Kにも関わらず、WQHD解像度(2560×1440)までのサポートでした。これにより事実上「Pro 16での4K解像度を活かすためには、PC本体がUSBタイプC経由でのDisplayPort出力をサポートしている必要がある」こととなったため、とくにデスクトップPC(条件に見合う製品は非常に少ない)を使っているイラストレーターなどの間で話題となりました。

また、筆者が2018年2月のCintiq Pro 24発表会で開発担当者に尋ねたところ、「Wacom Linkに関しては、時期などはまだ発表できないが、後継機を開発中です」との回答がありました。今回のプラスがこの後継機であり、この「Pro 16の4K表示激ムズ問題」がついに解決を見た、というわけです。




▲HDMI経由の接続では、変換アダプタが不要となり、二重にすっきりします。こちらはワコムリンクプラスの接続パターン


▲こちらは旧ワコムリンクでの接続。HDMI-DisplayPort変換アダプタが必要でした


合わせてプラスでは、従来のWacom Link(プラスが付かない版)で不満点として挙がっていた、接続の煩雑さも改善。待望のHDMI入力と電源パススルー端子が付いたことで、本体との接続はUSBタイプCケーブル1本とシンプルに。HDMI接続PCで必要だったHDMI-ミニDisplayPort変換アダプタも不要になっています。

旧ワコムリンクでは、ACアダプタは本体側に直接接続する必要があり、またHDMI出力のPCで使うためには、HDMI-ミニDisplayPort変換アダプタが別途必要でした。ワコム側の接続図を見比べても、プラスでは非常にスッキリとすることがわかるでしょう。

ただし注意点として、HDMI接続の場合はプラスであっても解像度は2560×1440までとなります。そのため、Pro 16で4K解像度を使う場合は、DisplayPortが必須です。



なお、気になるWacom Link Plusの形状と仕様の詳細に関しては、イラストレーター向け情報サイト『CreateNowSleepLater.com』が開封および解説動画を公開しています。

こちらの動画によれば、接続端子は映像入力としてMini DisplayPortとフルHDMI。タブレット制御用としてUSB MicroB(マイクロUSB)を用意。さらにCintiq Pro接続用のUSBタイプCと、そしてACアダプタ用のUSBタイプCとなっており、ワコムの接続図通りの仕様となっていることがわかります。

このように、新版Cintiq Pro 13と16は、旧バージョン(ワコムリンク)で厳しかった制限を緩和し、さらに接続もシンプルになった改良モデルという位置づけ。価格的にも直販では変わらないことから、今後はこちらがスタンダードになることは間違いありません。

とくにPro 16は、デスクトップPCなどからも4K解像度で使えることになり、ついに本領発揮といったところ。弱点の一つが解消されたことで、今後はますます定番モデルとして存在感が高まるはずです。

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