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AIが好みの日本酒を選ぶ? 不思議なBAR YUMMY SAKEを体験。ユニークなシステムと高精度に驚き

「スルスル」「キュンキュン」などの擬音を選ぶテイスティングもユニークです

Hirotaka Totsu
2018年5月31日, 午後11:00 in events
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AIが日本酒をオススメしてくれるという新感覚バー「BAR YUMMY SAKE」を体験してきました。5月30日(水)から6月3日(日)まで期間限定で渋谷にオープン中のこのバーは、好みの日本酒がわからない初心者でも、自分にあったテイストの日本酒を提案できるというのが特徴です。

その秘密は、スマートフォンを活用した簡単なブラインドテイスティングと、その結果をAIで分析するという「ヤミー・テイスティング」の導入。"人工知能×日本酒"の組み合わせで、日本酒ファンを増やそうというユニークな試みです。

Gallery: YummySake | 40 Photos

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国税庁が発表した「清酒製造業の概況(平成28年度調査分)」によると、日本には1400以上の酒蔵があるといいます。しかし、 広く流通している日本酒は限られているため、自分に合った日本酒を選ぶことが難しい状況。

今回のBAR YUMMY SAKEは、こうした中で初心者でも自分の味覚に合った日本酒を楽しんでもらうべく開催されたイベントです。



まず最初に通された場所では、テイスティングのシステムの説明などを受けた後、スマートフォンでID登録をします。その後、ノイズキャンセル技術と視覚的に空間を遮るパーテーションで構成されたウェアラブルデバイス「WEAR SPACE」を着用して、テイスティングエリアに向かいます。



左の人物が装着しているのが「WEAR SPACE」です。なぜこのようなデバイスを装着するのかといえば、外からの意見を遮断するため。

テイスティングエリアは、複数名の参加者が集まるカウンター席が割り当てられています。そこで隣の人との人の話が聞こえたり、目配せなどを見てしまったことで、第三者の意見や感想などが介入して意見がぶれてしまう事態を防ぐ、というわけです。



こちらがテイスティングセットです。10種類の国内有名銘柄と、味覚をリセットするための水が用意されています。



カウンター下にあるヘッドホンジャックにヘッドホンをさして、ガイドのアナウンスにあわせてテイスティングがスタートします。



スマートフォンではテイスティングした日本酒の感想を、表示されたオノマトペ(擬音語)から選ぶという面白いシステム。合わせて好みかどうかを5段階で判定します。ガイドされる音声はこころなしかペースが早く、直感でどんどん判定していかないと置いて行かれる感じです。

ここで用意されたオノマトペは、「スルスル」とか「キュンキュン」「ホワホワ」などユニークなもの。深く考えずにだいたいこれかな?という感じでどんどん評価して行きます。



お酒の評価が終わったら、食事の好みに関するアンケートに回答します。



こちらを完了すると、いよいよ判定。自分の「Yummyタイプ」が表示されるという趣向です。



この結果を隣のバーカウンターに提示すると、自分にあった日本酒とその日本酒にマッチしたおつまみを提供してもらえます。



今回判定された「シャラシャラ」タイプの日本酒には、おつまみとしてなんと乾燥オレンジが添えられました。



早速味わってみると、ビックリすることにとても自分の好みの味の日本酒でした。テイスティング時の日本酒は、どれも「コレ!」といった好みのものはなくて、そのなかでもどっちかというとこうかな?的な感覚で判断したのですが、そこから分析された好みはとても正確だったといえます。



一緒に体験した記者の人たちにも聞いてみたところ、皆さんやはり好みのテイストが出てきたとのこと。会話をしつつ、そのマッチング精度にビックリしていました。





さらに診断結果には、自分が判定されたタイプだけでなく、一種に飲んで相性の良いYummyタイプも紹介されています。夫婦やカップルで体験すると、自分たちのお酒相性が良いかどうかもわかるかもしれません。



判定されたタイプの日本酒(それ以外でも)は会場で楽しむだけでなく、ボトル購入もできます。気に入ったもの、興味があるものを購入し、自宅で楽しむのも良いでしょう。



こうして驚きとともに終わったテストですが、やはり精度の高さやユニークな手法が興味を惹きます。そのあたりを担当者に聞いてみました。

まずブラインドテストのペースが速いのは、じっくり味わったり色々と時間をかけることでどうしても雑念というか判断の精度を下げる思考が介入してしまうので、それを防ぐためのようでした。このあたりはテストを繰り返して、精度が上がる時間配分を調整していった結果ということです。

続いて、判定の精度の高さについて理由を尋ねたところ、香りや舌触りなど唎酒(きき酒)師が判断する幾つかの要素を分解して、テイスティング用の日本酒の好みや、それをどのように(オノマトペで)判断するか、などの結果を数値化して判定しているためとのこと。

ソムリエなど人間が提案すると客の反応や顔色をうかがって提案することもあるようですが、AIは顔色を気にしないので最適な提案ができるとのことでした。

有名ブランドの日本酒は、それだけで「美味しい」と感じたり「美味しいと思わないといけないのではないか」というプレッシャーの中で味わうこともあり、そうした経験をしたために「日本酒ってそんなに美味しくない」「日本酒は苦手」という人もいるかもしれません。

対して今回のように、ブランドや価格に関係なく、しかも自分にあった日本酒を味わえれば、日本酒が好きになる人が増えるかもしれません。この「BAR YUMMY SAKE」は、6月3日(日)まで東京都渋谷区の「GALLERY X BY PARCO」にて開催されています。ご興味のある方はぜひ体験してみてください。


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