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8型タブレット3年目の浮気 MediaPad M5 × iPad mini 4 実機比較レビュー

節子、それタブレットやない。スマホや。

ACCN, @ACCN
2018年6月3日, 午前10:57 in Android
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8インチ前後でそこそこスペックのいいタブレット端末って、日本以外では人気なくオワコンの傾向にあり残念ですよね(AmazonのFireはSIMカードも入らないオモチャなので触れませんよ)。そんな状況下、救世主のようにHUAWEI MediaPad M5が天から舞い降り、私の周りの8タブ難民も大いにざわついていたわけですが、その割に買ったという声はあまり届きません。どした?


まぁ「悩む前に買う」がモットーなので買いましたよ。最近、ジャイアンばりに買いすぎなんですが。当然、LTEモデルです、Wi-Fiモデルなんてオモチャです。価格は4万5800円(税別)。ただ、外部ストレージ用のマイクロSDカードは別途調達しないとです。

スペック詳細などは上記関連記事をたどっていただくとし、MediaPad M5の比較対象は約3年前の製品であり、かつ現役のiPad mini 4(Apple)が引き合いに出されることが多い点は、業界的にも異例なことと思います。iPad miniに関してはずっと後継機が待ち望まれており、MediaPad M5が出たのだから、これ以上待つのはヘルシーではない! というような記事を、ウチにも気が向くと書いてくれる猫のようなテクニカルライター中山氏がビジネス インサイダーに寄稿していました。


私も長年、連れ添ってきたiPad mini 4と最近レスになりつつあり悩んでいたところ。本妻に愛人を会わせるのって財前五郎くらいかと思っていましたが、レビューのため致し方ありません。ひっぱたかれる覚悟で、実機を隣り合わせで比較していきたいと思います。

外観比較


▲左がHUAWEI MediaPad M5、右がiPad mini 4(以降、2台並んでいる写真はこの順です)。MediaPad M5のディスプレーは8.4インチ(2580×1600ドット)、iPad mini 4は7.9インチ(2048×1536ドット)。MediaPadのほうが今風な顔立ちかもしれませんが、そこは好みなので。


▲MediaPad M5のほうが長身スリム体型ですが、そこも好みなので。ただ、体重はMediaPad M5のほうが16gほど重たいのは黙っていてあげてください。


▲背中。MediaPad M5のカメラは突き出ていて感度が良さそうです。なお、私はタブレットで写真撮らない人なのでカメラのレビューはナシです。


▲MediaPad M5(上)のほうが1.2ミリほど厚みがありますが、ラウンド処理の視覚効果でむしろ薄く見えます。プロポーションって、見せ方次第ね。


▲MediaPad M5には純正ケースが付属。iPadの場合、純正ケースがまたそこそこお高かったりします。それでも私は純正派。


▲共に純正ケースを身にまとい、ご起立願いました。

速度比較

フツーに使ってみて。動作速度はOSが違うので単純には比較できないのですが、とはいえCPUやらメモリーやらに3年の時の流れに身をまかせていますからね。まずは指紋認証によるロック解除から(※GIFが再生されない場合、ブラウザーを変えてみてください)。


▲iPad mini 4は指を置いてから一呼吸待って解除される感じですが、MediaPad M5は一瞬触れただけで即解除。指紋登録作業はどちらも指先でセンサーを何度か叩くようにして登録するアレです(Galaxy S9のようにこすって一瞬ではありません)。やましいことないなら、ロックなどしなければどちらも一瞬です。


▲同じWi-Fi環境下でFacebookのタイムラインからリンクをクリックしウェブサイトを表示。サイトによっては、ほぼ同時に表示されることもありますが、iPad mini 4のほうが先に読み込みが終わるというケースは一度もありませんでした(※GIFが再生されない場合、ブラウザーを変えてみていただけますでしょうか)。

ほかにもアプリの起動・切り替えやスクロールなどといった基本操作で、iPad mini 4だとたまに感じる引っかかりを、MediaPad M5ではほとんど感じることがありませんでした。ただ、本体の向きの回転による表示の切り替えはiPad mini 4のほうが速いです(たんにシステム側の挙動設定でしょう)。このように比較すると、パフォーマンス面ではMediaPad M5が圧勝ですが、比較しなければiPad mini 4もストレスが溜まるほど鈍いということはありません。現在、私の使っているスマホはiPhone XとGalaxy S9+ですが、そういったハイエンドスマホと比べちゃうとMediaPad M5の速度だって正直たいしたことない......。逆に格安スマホがメインという方なら、あらヤダ速いわって驚くのではないでしょうか? どう感じるかは結局、環境次第ですね。

充電速度

バッテリーのもち関し、私所有のiPad mini 4はさすがにヘタっていると思うので古女房のメンツのためにベンチマークは行ないませんが、初期の印象から比較するぶんには「どちらも十分よくもつ」と思います。5000mAh以上ありますからね。ただ、iPad miniは充電にやや時間がかります。MediaPad M5は急速充電に対応しており、付属のACを用い2時間未満で100%にできるのはとても心強いです。

アプリ比較

私がよく使うアプリで、みなさんも使うであろうものをいくつか起動し、使い心地を比べてみたいと思います。

YouTube

▲MediaPad M5(Android)の大雑把なレイアウトに対し、iPad mini 4(iOS)のほうはたいへん機能的なレイアウト。


▲再生中動画の縮小表示も、MediaPad M5のほうはスマホ版と同じバナー状に。iPad mini 4ではちゃんと別窓で表示されるのですが......。

Facebook Messenger

▲iPad mini 4だと横画面では2ペインになるのですが、MediaPad M5ではならないんですよねぇ。

Gmail

▲Gmailも同様......かと思いきや?


▲偶然、発見したのですが、システム設定で表示モードを「デフォルト」から「小」に変更すると、Gmailで2ペインにできました。ただ、こうするとナビゲーションボタンが非表示になってしまう。ホームボタンのジェスチャー操作で代替えできますが、なかなか慣れないので元に戻しました。ん~、ちょっとつくりが雑というかデバック不足な印象。

【2018年6月4日14時追記】
複数の読者の方から「小」モード=タブレットモードだとご指摘いただきました。デフォルトから小モードに変更し、さらに様子を見ましたが、やはり私が使用している機能・アプリの範囲ではGmail以外、とくに表示が変わるのを確認できませんでしたので、記事内容はこのままとさせていただきます。ナビゲーションバーに関しては小にした場合、横モード時でのみ表示されなくなるようで、これはバグではなく仕様のようです。こちらはお詫びして訂正します。ご指摘ありがとうございました。



【2018年6月5日5時追記】
表示モードを「小」にし、再起動後(再起動は促されません)、YouTubeがタブレットモードの表示・挙動になっていることを確認しました。ほかにもモード変更に伴い細かい違いは出てきそうですが、とてもすべては追いきれませんのでご理解ください。デフォルトはスマホ表示であること、「タブレットモード」という名称はシステムに存在しておらず気づきにくいこと、「小」(タブレットモード)にしても基本的にはスマホ表示が幅を効かせていることから、全体の論調はそのままとさせていただきます。

SmartNews

▲解像度の高いMediaPad M5のほうが一覧性に乏しいような気がするのは目の錯覚ではありません。

番組表(Video & TV SideView)

▲TV番組表も然り。そのぶん文字は見やすい。

Netflix

▲タイトル一覧は、iPad mini 4のほうが多く表示されます。問題は(YouTubeとかでもそうですが)動画再生時の音量。iPad mini 4はスピーカーの最大音量が小さくて外部スピーカーがないと厳しい感じなのに対し、MediaPad M5はサラウンドシステムにパワーアンプを搭載し、大迫力で楽しむことができます。家でそんな大きな音出せませんよーそんなーという肩身の狭いイヤホンお父さんには関係ない話です。ちなみにMediaPad M5にはイヤホン端子ございません(変換アダプターは付属)。

Amazon Kindle

▲Kindleアプリは同じAndroidベースのFireがあるおかげか、ちゃんとタブレット仕様となっています。コミックの場合、MediaPad M5とiPad mini 4で表示サイズはほぼ一緒ですね。Appleの時代錯誤なガイドラインのせいで直接ストアに飛べるのはAndroid版のみなので、Kindlerな読書家はMediaPad M5のほうが便利でしょう。

悪いのはGoogle

MediaPad M5で起動した多くのアプリで一覧性が悪い問題は、そのほとんどがスマホ用であることに起因しているのは、とっくにお気づきかと思います。アプリだけではなく、ブラウザー表示などでも同じことです。


▲標準ブラウザー(それぞれChrome、Safari)でEngadget 日本版のトップページを表示。表示範囲の違いは解像度に起因するものではなく、MediaPad M5(Android)ではスマホ版が、iPad mini 4(iOS)ではタブレット版がロードされているためです。

AndroidはOSもアプリも、タブレット向けのカスタマイズが以前ほどしっかりとは行なわれなくなってしまったため、タブレット版が継続されているiOSと比較した際、全体的につくりが貧弱に映るのはどうしようもありません。たとえばアプリの複数起動なども、iPadはタブレット向けiOSの作法に基づきますが、MediaPad M5では羽根を伸ばして思いっきりスマホ向けにつくられているAndroid OSの標準機能を用いることになります。


▲Facebook+Twitter同時起動。iPadのほうがDockから呼び出せたり、指先でシュッと引っ込められたりと、逆転今風。

そもそも8インチに限らずタブレット自体、iPad以外はずっと厳しい市場状況で、ソニーは2年前にスタコラ撤退、今やGoogleすら身を引こうとしている始末です。よって、今後この分野にリソースが注がれることは絶望的。Androidはメーカーが独自にある程度のカスタマイズが可能ですが、個々のアプリにタブレット対応を望むのは酷な話で、むしろ当然のように撤退傾向にあります。MediaPad M5はマシンパワーや音などハード部分ではiPad mini 4より俄然優れた8インチタブレットであることは確かです。しかし、ソフトウェアの面で3年前の製品に及ばない部分があるのは認めざるを得ません。


【2018年6月4日15時追記】
Googleがタブレットのカテゴリーを削除したことから身を引くと報じられましたが、これがバグによるものだったと声明が出ています(状況はさほど変わりませんが)。

関連: Googleタブレット カテゴリの削除はバグと判明


MediaPad M5は大きなスマホ

8インチサイズの「大きなスマホ」が欲しいなら、これ以上に最適な製品はないでしょう。そもそも音声通話にだって対応してますから(音声対応SIMを用いた場合)、れっきとしたスマホなんです。ご高齢者の目にも優しい画面表示なので、これ1台に絞ってスマホを持たない手だってあります、何が起こっても保証はしませんが。

「小さなタブレット」が欲しいなら、現役バリバリの得意顔で店頭に並んでいるiPad mini 4の膝枕に身を委ねようではないですか。値段もセルラー版は6万円以上とたいへんお強気でさすがApple。ただ、中古でもさほど安くないうえ、年代的にバッテリーがくたびれている可能性が高いので注意です(ちなみにAppleCareに入ってない場合のiPad mini 4のバッテリー交換費用は1万400円です)。


▲iPadにはスマホと同じアカウントでログインできるタブレット版LINEが提供されているため、スマホいじってないよ体裁でLINEを使うウルテクも利用可。ほか、iPhoneと同じメッセージ(iMessage)の送受信ができたりと、コンパニオンとしての役割がAndroidタブレットより充実していると言えます。

個人的な結論としては、浮気してゴメンナサイという感じなのですが、別にスマホを大画面で使えればそれで便利じゃんと感じる方には、サクサク動いて迫力の大ボリュームでNetflixが楽しめるMediaPad M5は「女房を質に入れてでもスグ買うべき端末である」とアックン・オッペンハイマーも述べています。次があるかわかりませんからね。悩む前に買っておきましょう。


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