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Google、AI利用の倫理ガイドラインを発表。人を傷つける武器に使わないと約束

AI軍事利用に反対した従業員の声が届いたようです

Kiyoshi Tane
2018年6月8日, 午後08:45
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Kiyoshi Tane, 1 時間前
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Googleが米国防総省の人工知能(AI)利用プロジェクト協力に対して従業員から抗議を受けていた件につき、約束していたAI利用の倫理ガイドラインが正式発表されました。

サンダー・ピチャイCEOはブログ記事にて、「GoogleのAI原則(Artificial Intelligence at Google Our Principles)」を公表。AI利用の目標として7項目、AI利用を追求しない分野として4項目を列挙しています。

2018年3月に、同社がドローンが収集した映像とAI解析を組み合わせる国防総省の「Project Maven」への関与が明らかになり、約4000人もの従業員が契約解除を求める請願書に署名。最終的には十数人が抗議して退社する騒ぎへと発展していました。

ピチャイCEOは本日のブログ記事で、現代においてAIは強力な技術であり、その使用についても深刻な問題を引き起こすことを認識していると確認。「AIのリーダーとして正しく運用すべき責任」を感じているとして、以下の原則(それぞれ要約)を列挙しています。

AI利用の目標

  1. 社会的に有益であること
  2. 不公平性や偏見を助長しないこと
  3. AIを安全に設計し、慎重に検証テストすること
  4. AIシステムにつき説明責任を果たすこと
  5. プライバシー保護の設計原理を組み込むこと
  6. AI知識を人々にオープンな形で共有すること
  7. 以上の原則に合致するよう、有害な利用を制限すること

AI利用を追求しない分野

  1. 全体的な害を引き起こす、ないし引き起こす可能性の高い技術
  2. 人々を傷つける、または傷つけることを直接助ける武器やその他の技術
  3. 国際的な規範に違反して監視情報を収集または利用する技術
  4. 国際法および人権に関して広く共有された原則に反する目的を持つ技術

もっとも「他の多くの分野で、政府と軍との協力を継続することを明確にしたい」として、Project Mavenの契約も直ちに破棄するつもりはない(すでに契約更新しない方針は報道)意図をそれとなく述べています。

確かに他の分野、すなわち「サイバーセキュリティ、訓練、軍の募集、退役軍人の医療、捜索救助」などは人を直接傷つけない一方で、国民の安全や人命を助けることにも繋がるもの。完全に「軍事とAIを断絶」とはならなかったものの、妥当な落とし所かもしれません。

Source: Google
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