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iOS 12ベータ版でUSB制限モードがより強化。法執行機関によるロック解除対策か

断固として個人情報を守るアップル

Kiyoshi Tane
2018年6月9日, 午前06:00 in Ios
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iPhone内の情報を保護する「USB制限モード」が、開発者向けiOS 12ベータ版にてさらに強化されていることが明らかになりました。

USB制限モードとは、iOS端末を一定時間アンロックしなかった場合、USB経由でPCから(パスコードやTouch IDなどでアンロックするまでは)内部データにアクセスできなくする機能のこと。

iOS 12ベータ版では、前回のロック解除から1時間以上が経過したiOS端末について、USB制限モードを有効にする設定が可能になったとのこと。法執行機関が強制的にロック解除することが、より困難になったようです。

iOS 12ベータ版では、1時間以上ロックされたiPhoneをUSBアクセサリ経由で接続する場合、Touch IDやパスコード入力などでアンロックを求める設定が追加。デフォルトでは有効となっています。

USB
いつでもUSB制限のオンオフは切替可能ですが、デフォルト設定のままの方がセキュリティは強固と言えます。なおUSBアクセスが制限された状態でも、Lightningポートから問題なく充電は行われるとのこと。

これに先立って、iOS 11.4ベータ版でもUSB制限モードの存在は確認済み。ただし、そちらは「ロック解除されないまま7日間が経過した場合」ということで、iOS 12ベータ版の方が制限までの時間は大幅に短くなっています。

USB制限モードは、具体的には全米の警察や政府機関が導入したとの報道もあった「Graykey」のようなロック解除ツール対策という指摘もあります。
Graykey

Graykeyとはベンチャー企業GrayShitがリリースした装置で、Lightningケーブル2本を備え、同時に2台のiOS端末につきパスコードをクラックできるもの。特に専門知識は必要なく、この装置に繋ぐだけで、4桁のパスコードなら平均6.5分、6桁なら平均11時間で解析できるとの報告もありました。


Graykeyがどのような動作をしているかの詳細は不明ですが、要は「LightningケーブルでiOS端末にUSBアクセス」しているには違いなく、USB制限モードにより無効化されるはず。

もちろんロック解除から1時間以内であれば外部ツールも有効ですが、法執行機関がiPhoneを押収して以降の様々な手続きを、1時間以内に完了することも困難でしょう。

先日のWWDC 2018でも、macOS Mojaveのユーザー行動追跡防止機能をアピールしたり、プライバシー保護にいっそう力を入れている最近のアップル。顧客を商品とは思っていないということで「個人情報を守る砦」としてのブランド向上を図っているのかもしれません。

関連キーワード: ios, ipad, iphone, privacy, security
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