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トランプ大統領が「宇宙軍」設置を指示。議会承認なら既存5軍に並ぶ第6の軍種に

陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊、宇宙軍(準備中) ←New!

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年6月19日, 午後12:20 in Space
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アメリカのトランプ大統領が、ホワイトハウスで行なわれた国家宇宙会議の席で「宇宙軍の設置が必須だ」と語りました。宇宙分野で米国の存在感を示すだけでなく、支配的立場を構築する必要性があると主張し「国防総省に既存の5軍に並ぶ宇宙軍の整備プロセス開始を指示した」と話しています。

トランプ大統領は今年3月にも「宇宙は陸、海、空と同様の戦闘領域だ」と発言し、周囲に反対されています。しかしこの件については当初冗談として発言していたことを認めつつ、「後になって良いアイデアだと思った」としています。

冗談で思いついた事柄に、あとから本気になる大統領について米国民がどう考えるのかはわかりませんが、大統領から指令が出た以上米国議会はこの話を揉み、承認が出れば国防総省は真剣に軍隊を設置しなければなりません。

実は米国にはつい16年ほど前まで宇宙軍が存在していました。したがって、いざ議会承認が出た場合であっても、再設置すること自体は、さほど難しいことではないかもしれません。

「宇宙軍」という言葉の響きからはついついSFやロボットアニメ的な世界を連想しがちですが、過去にはれっきとした米宇宙軍が存在していました。冷戦末期の1985年から2002年かけての米国宇宙軍は、ICBM発射時の初期対応から、各種人工衛星の運用などを主な役割として担い、その後期にはインターネットにおけるサイバーテロへの対応も受け持っていました。そして現在はアメリカ戦略軍に組み込まれています。



もし、宇宙軍がふたたび設置されることになれば、現在のアメリカ5軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、沿岸警備隊)に並ぶ第6の軍として加わる模様です。ただ、完全に平等な軍組織というわけではなく、ときに海軍指揮下に海兵隊や沿岸警備隊が収まるように、ときに空軍の一部隊として機能するように組織されると考えるのが妥当なところと考えられます。現在の米軍では空軍が宇宙に関する作戦指揮を行っています。

トランプ大統領は「われわれは空軍を整備し、そして宇宙軍を整備する。それらはほぼ等しい存在で、とても重要なものになるだろう」とコメントしています。

"大統領の無茶振りに振り回されるアメリカ"はもはやおなじみと言える構図ですが、米国が宇宙開発で停滞している間に、最近ではロシアや中国が影響力を拡大しつつあるのもまた事実です。特にロシアは空軍を航空宇宙軍に改め、中国は宇宙ステーション運営や月面基地設置計画を独自に進めています。これらの動きから宇宙空間の実効的支配の可能性を考えるなら、いまここで宇宙を抑えに行こうとするトランプ大統領の"勘"は鋭い(?)といえるのかもしれません。

ちなみに、米国議会下院では2017年に宇宙軍の設置に関する議論を行ったものの、マティス国防長官、ウィルソン空軍長官らが組織の複雑化とコスト増大の懸念から反対し、最終的に案は却下されています。




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