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Facebookが瞬きした写真の目を「開く」AI技術を研究。54%の確率で本物と錯覚

集合写真で目をつむる悲劇が救われる…?

Kiyoshi Tane
2018年6月19日, 午後03:00 in photography
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写真撮影のとき、つい目をつむってしまうのはよくあること。Facebookはそうした写真を、人工知能(AI)により目を開けた写真へと自動加工する研究を発表しました。

本研究はデジタル画像データの欠落・破損した部分を自動的に補うAI技術「インペインティング」の一種ですが、いっそう進化したもの。従来は「原型がどうであれ、見た目は違和感なく補完する」方向だったのに対して、「本人の目をAIで学習し、再現する」点に重きが置かれています。

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現在インペインティングは、AI研究が最もホットな分野の1つ。2018年4月にもNVIDIAのチームが、手動で塗りつぶした不規則な形状の空白を違和感なく補う研究成果を発表していました。

Facebookの研究は名前の通り「顔」、それも目に特化したもの。おそらく史上最も目をつぶった写真データを保有しているであろう同社が、莫大なライブラリを活かした上での技術です。

本研究に用いられたAIは「敵対的生成ネットワーク(GAN)」というモデルです。本物に近い画像を作り出そうとする「ジェネレーター」と、本物か偽物かを識別しようとする「ディスクリミネーター」という2つのネットワークを組み合わせるもの。
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つまり本研究でのGANは、2つのネットワークに「本物に近づける努力」と「確実に見破る努力」を競わせることで互いの精度を上げていき、最終的には本物と見分けのつかない加工写真を生成することが狙いです。

研究チームは200万枚の2D画像でGANを訓練したとのこと。このデータセットには約20万人の画像が含まれ、目を開いた各人の写真が少なくとも1つ存在します。

結果はかなり良好で、「本物の」写真を当てて欲しいと頼まれた被験者は、54%がAI生成の写真を選んだと報告されています。

ただしメガネをかけていたり、閉じた目の一部に髪の毛がかかっている場合は酷い写真を生成する傾向があり。それに「目を開けた写真」データがなければ「目を開かせる」こともできず、現時点での技術の限界も見えたかっこうです。

ともあれ、うっかり目をつぶった写真を手間を掛けずに「目を開かせられる」のは大きな進歩でしょう。修学旅行や同窓会などの集合写真で一人だけ目をつぶっていた悲劇が、カジュアルに救われる未来が早く実現することが祈られます。




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