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FDAがマリファナ由来成分含む薬を初めて認可。幼児に発症する特殊なてんかんに効果

"クスリ" ではなく "薬" として

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年6月27日, 午前06:50 in Medicine
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米食品医薬品局(FDA)が、マリファナ由来の成分を含む治療薬エピディオレックスに認可を出しました。この薬は特別なタイプの"てんかん"治療に用いられるものですが、FDAがマリファナ由来の薬に認可を出したのははじめてのことです。

エピディオレックスはマリファナに含まれる精神活性化合物(カンナビジオール、CBDとも呼ばれる)を主成分としており、高い効果を発揮するとのこと。この薬の製造を担当する英国のGW Pharmaceuticalsは、現在用いられているてんかん用の承認薬であるAED(Anti-Epileptic Drugs)が幼児期から小児期に発症するてんかんの一種、レノックス・ガストー症候群や、乳幼児に痙攣を引き起こすドラベ症候群には必ずしも有効ではないものの、エピディオレックスのようなカンナビノイドであれば発作の頻度を大幅に減らす効果があると述べています。

米麻薬取締局(DEA)は現在、マリファナをスケジュール1(1~5まである薬物の指定分類で、スケジュール1はいかなる状況でも使用禁止)に認定しています。

このため、いまエピディオレックスを患者に投与した場合、それは医療目的ではなく患者への虐待として取り扱われる可能性があります。この薬を使うにはDEAがエピディオレックスのスケジュール認定を変更する必要がありますが、GW Pharmaceuticalsによれば、今後3か月ほどでDEAによる再分類が行なわれる見込みとのこと。

マリファナの成分が薬としてのメリットを発揮するのはこれが初めてではなく、全米アカデミーによる研究などではカンナビノイドと鎮痛効果の関連が指摘されていました。しかし、これまでの医学的な試験結果はマリファナの合法化には結びついていません。その背景にはもちろん医療目的以外、麻薬としての濫用防止が背景にあることは言うまでもありません。

FDAはエピディオレックスに関する多数の管理された臨床試験結果に基づいて認可を出しました。そして、マリファナに含まれる100種類以上の化合物のうちのひとつであるカンナビジオールを承認することは、その他の成分やマリファナそのものを合法化することではないと述べています。

乳幼児のてんかん発作に有効な薬だけに、ぜひともEDAには速やかな認定変更を実施し、1日でも早く患者に処方ができるようになってほしいところです。

なお、日本ではカンナビジオールを成分に含むCBDオイルが販売されていますが、薬品としてではなく健康食品として扱われています。

ちなみに昨日、6月26日は「国際薬物乱用・不正取引防止デー」。1987年に国連総会で制定され、いま現在も世界人口の3~4%が常習しているとされる不法薬物撤廃を訴える日となっています。



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