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ビッグバン後の「1番星」観測目指すジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡、(また)打上げ延期。原因はネジの緩み

何度目だ

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年6月28日, 午後08:00 in Space
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NASAが、2020年5月に予定していたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の打ち上げを2021年3月30日に延期すると発表しました。

JWSTはハッブル宇宙望遠鏡の後継として、またビッグバンの約2億年後ごろに誕生した初の恒星の輝きを観測するために開発されている次世代宇宙望遠鏡。しかしその開発は難航し、当初は2011年だった打ち上げ予定は数え切れないほど変更を重ねています。

これまでの打ち上げ予定だった2020年5月というのも、実はつい2か月ほど前に決定された日程です。当時、2019年前半の打ち上げを予定していたJWSTの製作を担当するノースロップ・グラマンは、スケジュールに間に合わせるために組み立ての現場を24時間の交替制で運用していました。しかしたくさんの作業を詰め込んだ組み立て体制でもしミスが紛れ込んでいた場合に、地球から150万kmも離れた位置での運用が予定されるJWSTは修理が不可能であることが懸念されました。

そこで地上での徹底的なチェックやテスト期間を確保するため、打ち上げ日程を2020年5月に延期する決定がなされたというわけです。

ではなぜ、今回また2021年3月30日に打ち上げを延期する事になったのかといえば、いま行われている全体のチェックにおいて、音響試験の数値に異常が発見されたため。データに基づいた点検の結果、一部にビスとワッシャーの緩みがあったことが明らかになりました。この発見によって、原因の特定と再発防止のための時間が必要になってしまったというわけです。

打ち上げ延期を幾度となく繰り返してきたJWSTの一番の問題点は、その規模や複雑さ。NASAの報告書によると、今回のような非常に小さな人為的ミスや試験での例外発生は逆に原因特定が難しく、時間とコストに影響を与えるとされます。今回の延期によって、これまで88億ドルだったトータルのコストが約97億ドルにまで膨れ上がったとも言われます。

数年前には一時、そのプロジェクト自体の中止も検討されたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡ですが、もうここまで来たら1年程度の打ち上げ延期やコストはひとまず置いといて、とにかく万全を期して打ち上げを目指して欲しいところです。




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