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ThinkPadをポチってから手元に届くまでの全行程を大追跡!(前編):電脳オルタナティヴ

オレのThinkPadは今どうなっている!?

ナックル末吉, @nacklesueyoshi
2018年6月30日, 午前10:00 in Laptop
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オンラインストアでThinkPadをポチったあとって自分の注文が今どうなっているのか気になりますよね。ポチった以上、一刻も早く使いたいというのが人情ってもんです。「とっととオレのThinkPadを生産しやがれ!」と思うのも無理はありません。

そこで、今回はThinkPadの米沢生産モデルをポチったあと、どのようにして生産され、アナタの手元に届くのかをレノボの工場への招待&全面協力のもと、大追跡してみました。感動の一大スペクタクル巨編に、アナタは刻(とき)の涙を見るかも?

いざ牛肉の街「米沢」へ

ThinkPadの米沢生産モデルをポチったということは、当然、米沢にある工場で生産されるワケでありまして、取材班は米沢牛を食べに、もといThinkPadに命が吹き込まれる瞬間を目撃しに一路米沢へ!


▲美味しそうな牛さんも我々を歓迎してくれています

なぜパソコンの工場が米沢にあるのか。簡単に説明するにしても、話は安土桃山時代まで遡ります。当時120万石の会津領主だった上杉景勝は、関ヶ原の戦いで敗北した西軍(豊臣)側に味方していたため、徳川家康に30万石の米沢へ移転を命じられてしまいます。時は流れ、江戸時代中期に米沢9代目藩主となった上杉鷹山は、痩せた土地である米沢に富をもたらすために機織り(はたおり)による工業改革を施します。以降、米沢はテクノロジーの街としての文化が脈々と受け継がれることになります。ちなみに、皆さんもご存じ有機ELも米沢が発祥の地なのです。

(更新 07/30 11:30 歴史にまつわる記述を一部修正)

これがThinkPadの生産拠点だ!


JR米沢駅から車で5分ほどのところに、ThinkPadの生産拠点となる工場があります。まさに駅ソバ。

▲NECパーソナルコンピュータ 米沢事業場

って、なんでNEC!? と思われるかも知れませんが、LAVIEなどを生産・販売しているNECパーソナルコンピューターは、2011年にレノボの傘下に入り、2015年より米沢事業場でもThinkPadの生産を開始したのです。ちなみに皆さんご存じのPC-9801もここで生まれました。

▲工場内に展示されているPC-9801。この個体は「情報処理技術遺産」に認定されているそうです

NECパーソナルコンピューター米沢事業場では、NECブランドのデスクトップPC、ノートPC、レノボブランドのThinkPadの一部を生産しています。工場内では、生産日数の高速化、不良品率の低減などを目的とした数々の製造技術革新が導入されていて、国内だけでなく海外の大手メーカーのエンジニアから地元の小学生まで、多くの人たちが工場見学に訪れるそうです。

いざ追跡開始! ポチってから製造に着手するまで

前置きが長くなりましたが、ThinkPadをポチってから手元に届くまでを追跡してみたいと思います。

まずはThinkPadを公式オンラインショップでポチります。今回はX280の米沢生産モデルをオーダーしたと仮定します。

▲緊張の瞬間です「ポチっとな!

さて、ポチってしまいました。この注文データがどうやってThinkPadに姿をかえるのかを米沢で目撃することにします。

ポチってから1日後:前日の注文データが米沢に着弾。部材を確保


公式オンラインショップでThinkPadをポチると、翌朝に米沢事業場に注文データが届きます。注文者がカスタムした仕様やモデルによって、必要な部材(パーツ)がリスト化され、倉庫から生産ラインのある工場へと運ばれてきます。

この時の「倉庫」はNECパーソナルコンピュータに関連する別会社という扱いとなっており、顧客からの注文が入ってから部材を仕入れる(購入する)構図となっています。この手法はJIT(Just In Time)と呼ばれる生産システムで、必要な時に、必要な分だけ仕入れ、必要な分だけ生産する仕組みです。こうすることで、生産日数を短縮するだけでなく、コスト削減にもつながるという画期的な手法で、あのトヨタ自動車でも採用されているほどです。

ちなみに、注文してから納期が異様に長くなる現象は、部材が倉庫になく、中国からの到着待ちか到着の見通しが立ってない場合に起こりうるそうです。つまり、このフェーズの時点で生産がストップしていることを示唆しています。

▲生産システムによってエクスポートされた注文データ。生産管理者が閲覧しますが、基本的にはシステムが自動で生産ラインを振り分けます

▲倉庫にはThinkPadを構成する全ての部材が格納されています

▲当日生産される分の部材は、倉庫から生産ラインのそばにある一時保管場所へと移動されます

▲X280の天板も一時保管場所へ移動してきました

▲SSDなんかもこの通り

よく、パソコンを自作する場合などは、マザーボードやCPU、メモリなどを別々に購入し、それらを組み立てますが、米沢生産モデルは少々様相が違います。

ThinkPad X280は約50個のパーツで構成されていますが、ノートPCを一台作るにしては、やけに少ないイメージです。それもそのはずで、部材はある程度組み上がった状態で中国のパーツベンダーから出荷され、米沢の倉庫に搬入されるのです。

例えば、マザーボードにはCPUやメモリは既に組み込まれています。つまり、Core i5とメモリ8GBとか、Core i7とメモリ16GBなど、カスタム可能な組み合わせ全種類のマザーボードが倉庫に保管されていることになります。

▲倉庫に搬入された時点のX280のマザーボード。工場内の一時保管場所にもこの状態で移動してきます

▲一方、SSDなどは別体となっています

一般的に「パソコンの工場」というと、ハンダをジュッとやっているイメージを思い浮かべますが、ハンダ付けを必要とする工程は、中国にあるパーツの仕入れ先で完結しており、米沢事業場ではハンダ付けの作業は一切行われず、ネジやツメのハメコミだけでThinkPadが組み上がるようになっているのです。

ちなみに、筆者が知る限り、国内の工場でハンダ付けをするメーカーも存在します。ただし、皆さんが想像するハンダごてを手に取りジュッとやるようなものではなく、大型の機械で基板をまるごと熱するような工程となります。その様子はまた別の機会でご紹介できれば。

さて、前編はここまで。後編ではいよいよThinkPadの組み立てに入ります。後編へ to be continued...

後編へつづく





CAREERS TechCrunch Japan
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