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ZTE、米商務省とのエスクロー協定に署名。制裁解除に向けて一歩前進

トランプ大統領と米議会の駆け引きがどうなることやら

Kiyoshi Tane
2018年7月12日, 午後05:30 in zte
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トランプ米政権は、中国ZTEが輸出禁止措置の制裁解除に向け、米商務省とエスクロー(預託金)協定に署名したことを明らかにしました。

ZTEが預託口座に4億ドル(約450億円)を入金すれば、その時点から制裁措置は解除されます。同社は一時存続の危機に立たされていましたが、ようやく最後のハードルを乗り越えられるのかもしれません。

中国通信機器大手のZTEは今年4月、イランや北朝鮮制裁に違反した件で虚偽報告を繰り返していたとして、商務省から7年もの禁輸措置を受けることに。米サプライヤーからの部品供給が止められたばかりか、スマートフォンのOSであるAndroidの使用さえ危ぶまれ、「主要な営業活動が停止中」となる局面もありました。

ZTEは米商務省から提示された条件を全面的に受諾。10億ドルの罰金支払い(すでに支払った8億9200万ドルに加えてです)や取締役会の全面的な刷新、コンプライアンス遵守のための監視担当者を社内に置くことなどを認めることに。そうした努力の末に、期間限定で一部の制裁を解除されていました。

今回のエスクロー協定は、一連の手続きの最後となるもの。預託された4億ドルは、ZTEが再び違反行為を起こした場合は徴収されることになります。

とはいえ、制裁解除と言っても、いくつもの条件が付きます。同社は10年間にわたって社内に監視担当者が置かれ、米国の輸出管理規則(EAR)に再違反した場合はすぐに米商務省に報告され、再び輸出禁止が課せられます。実際には「保護観察付きの執行猶予」といったところでしょう。

さらに米議会の間では対ZTE制裁解除に関する米政府合意に反対する動きが活発化しており、予断を許しません。ビジネスを重視するトランプ政権と国防を最優先する米議会、実質的には「共和党対共和党」の駆け引きにZTEの命運は委ねられそうです。


Source: Bloomberg
関連キーワード: business, mobile, smartphone, smartphones, zte
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