Sponsored Contents

macの最新記事

Image credit:
Save

新MacBook Pro (2018)実機インプレ。改良型バタフライキーボードは実際どう変わった?

CPU/RAM以外のハード変更多数

Ittousai, @Ittousai_ej
2018年7月19日, 午後03:15 in mac
329シェア
73
130
0
126

連載

注目記事

4年ぶりの新生Mac mini レビュー。10万円以下で買えるCore i3モデルの実力は?

4年ぶりの新生Mac mini レビュー。10万円以下で買えるCore i3モデルの実力は?

Brother Hawk, 12月10日
View

アップルがイベントも前触れもなくいきなり投入した新型 MacBook Pro (2018)の初見インプレをお届けします。

今回アップデートされたのは、MacBook Pro のTouch Bar + Touch IDつきの上位モデル。13インチのTouch Barなしモデルは従来のままです。

最大の特徴は、第8世代インテルCoreプロセッサへの更新で最大2倍の大幅な性能向上と、従来の16GBから倍増の32GB RAMまで選べるようになったこと。ですが、単なるプロセッサ更新のようにみえて、実は他にもハードウェアレベルの内部改良が多数あります。

何かと話題のキーボードは改良型の第3世代バタフライになり、ディスプレイは新しい環境光センサで色味を自動調節する True Toneを初搭載、低消費電力の常時「ヘイ Siri」待受けを可能にしたアップル独自設計のT2プロセッサなどなど。

MacBook Pro (mid 2018) 基本おさらい




外観やインターフェース類などは従来モデルから変わらず、基本的には性能向上と内部改良が主なリフレッシュモデル。変更点をまとめると、

・プロセッサが従来の第7世代Core iプロセッサから第8世代(Coffee Lake)へ。13インチは4コア Core i5またはi7、15インチは6コアのCore i7またはi9まで選択可能。

・従来モデルからのCPU性能向上は、13インチで2倍、15インチでは70%増。

・15インチはDDR4メモリ採用。従来の16GB RAMの壁を超えて、ついに32GB RAM搭載構成も選べるように。

・DDR4メモリを含め消費電力が増えた分、バッテリー容量を増やして対応。性能は大幅に向上しつつ、本体重量とバッテリー駆動時間は旧モデルから据え置き。

・ストレージは13インチで最大2TB、15インチで4TB SSD。最大シーケンシャルリード3.2GB/秒、ライト2.2GB/秒。

・Retinaディスプレイはサイズも解像度もそのまま、Macでは初のTrue Toneに対応。カメラ脇の環境光センサが新しくなり色温度も取得できるようになったため、周辺環境にあわせて表示の色味を見やすく最適化する。

・iMac Pro と同じ、アップル独自設計のコプロセッサT2を搭載。SSDの暗号化や、セキュアブートなどのセキュリティを担当。そのほか、オーディオ関係やカメラのISPなど、各種コントローラを統合。

・「Hey Siri」に対応。T2プロセッサで超低消費電力の常時音声コマンド待ち受けが可能になったため。

・バタフライキーボードが改良型の第3世代モデルに変更。静音化。

実際のところ、キーボードはどう変わった?



テストに時間が必要なバッテリー駆動時間や実世界パフォーマンスはのちほどレビューするとして、ここではまず触ってすぐに分かるファーストインプレッションと、新たに判明した点をとりいそぎお伝えします。

まず気になるのは第3世代に改良されたバタフライキーボード。MacBookのバタフライキーボードといえば、非常に薄くストロークが浅いにもかかわらず / にしては意外と打ちやすいという声もあれば、やはり沈まないと打った気にならない、打ちづらいと賛否がありました。

第2世代のバタフライキーボードは、ストロークがやや深くなるなど打鍵感の改良が主。一方で、打ちやすさとは別に耐久性への不満、特に微細なゴミが侵入して反応が悪くなる点について、長年のMacファンからも声が上がり米国ではお約束の集団訴訟も起きています。

新MacBook Pro (2018)のバタフライキーボードは、さらに改良された第3世代。しかしアップルによれば、キーボードの改良は静音化だけを目的にしたものとされています。

実機のキーボードを打ち比べると、確かにキーの音は違い、従来モデルがカチャカチャと高い音が含まれていたのに対して、第三世代ではやや静かに、耳につかない音質になっています。

打鍵音がしないわけではなく、特にサイレントキーボードを謳うほどではありませんが、高音成分が減ったことで、聞こえてもあまり気になりません。

ごく個人的な使用環境の話をすれば、普段はもっとうるさい外付けキーボードをもっとうるさい環境で使っていることもあり、第二世代バタフライでも特に打鍵音が気になっていたわけではなく、静音化そんなに必要か?と思う程度でした。

しかし静かな環境で実機を並べて打ってみると、確かに「カチャカチャうるさいキーボード」と「打鍵音が耳障りではないキーボード」の差。気になっていたユーザーには特に、快適さが大きく変わる改良かもしれません。

(追記: 改めて第二世代と第三世代を打ち比べて、表現を微妙に修正しました。キースイッチの動作音の差は確かにあるのですが、通常の環境では打ち方による差の方がはるかに大きいため、誰でも分かるかといえば微妙です。

スイッチ自体の音が多少静音化しても、「打鍵音」は爪を立てて打つか、指をどこまで離すか、あるいはほとんど触れたまま撫でるようにタイプするかでまるで変わるため、カチャカチャうるさい打ち方をする人に与えても改善はわずかになると思われます。)





一方で、押し込める量などの打ちやすさについてはほぼ変更なし。第三世代のほうが若っっ干だけ柔らかく、底付き感がソフトになったような気だけはするものの、何しろ音が違うため、ソフトな音に引きずられて総合的な「打った感じ」が変わったような気がしているだけなのか、実際に微妙に違うのかは難しいところ。少なくとも、第一世代と第二世代のような変化はありません。



懸案の耐久性やゴミ侵入での誤動作については、実機にいきなり砂をまくわけにもゆかず、公正な条件での検証が難しいところですが、分解した iFixit はキーキャップの下にシリコン膜があることを発見しています。


これをもって、アップルは実はゴミ侵入対策を主な目的としてキーボードを改良したものの、訴訟を抱えた状態では「改良しました」「やっぱり欠陥だったのか!」となってしまうことを避けるため、敢えて公式には静音化だけを立てているのだ、という穿った見方もあります。

いずれにせよ、従来モデルで不具合に遭遇した場合、アップルは無償修理プログラムを実施しています。

意外と多機能なT2プロセッサ

ハードウェア的には、第8世代Core iプロセッサに加えて、アップル独自設計のコプロセッサ T2搭載が隠れたポイント。

ユーザーの指紋を守りつつTouch IDを実現するセキュアエンクレイブや、SSDの暗号化、セキュアブートなどセキュリティ機能を司るプロセッサです。

実際はオーディオの最適化や、カメラのISP (イメージシグナルプロセッサ)なども含め、従来のディスクリートコントローラを統合した役割を備えています。

「Hey Siri」待ち受けへの対応もこのT2プロセッサの担当。超低消費電力で待ち受けるためバッテリー駆動時間へ影響を与えず、ハンズフリーでMacでも「ヘイシリ、何々して」が可能です。

Macの操作中は基本的にキーボードへ手を置いていそうなものですが、画面が開いているかぎり、少し離れても声を聞き取ってくれます。

HomePodやスマートスピーカーのように部屋中どこでも聞き取るわけではありませんが、デスクで別の作業をしているとき、手が離せない時に音楽の再生停止などもできます。

キーボードを打っている途中でも、ポインタを動かしてアイコンを狙ってタップ、を時には数回繰り返すよりも、声でダイレクトに設定ほかMacの機能を呼べるのは便利です。





329シェア
73
130
0
126

Sponsored Contents