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新MacBook Proの発熱対策アップデート公開。過熱による処理速度低下を修正

熱処理機能の不足ではなく、ソフトで対処可能のようです

Kiyoshi Tane
2018年7月25日, 午後12:15 in Personal Computing
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アップルは7月24日(現地時間)、macOS High Sierra 10.13.6 追加アップデートをリリースしました。これは先日発売されたMacBook Pro(2018)にて、高い熱負荷がかかった状態でクロックスピードが低下する可能性がある問題を修正するとのこと。

MacBook Pro(2018)で高負荷の作業を行って温度が上がると大幅に減速する、いわゆる「サーマルスロットリング」問題は物議を醸していましたが、一応のピリオドが打たれることになりそうです。
スマートフォンやPCを取り上げるYouTuberのDave Lee氏は、15インチのCore i9(2.9Ghz)最上位モデルを使ってAdobe Premiere Proによるレンダリングをテスト。すると平均クロック数は約2.2GHzと基本クロック数を下回る結果となりました。

そしてクリップ書き出し時間は39分37秒かかり、Core i7のMacBook Pro(2017)による35分22秒に4分以上の差をつけられることに。

さらにLee氏は2018年モデルを冷凍庫に入れて同じテストを実行すると、レンダリング時間は約27分までに短縮。こうした検証から、新型モデルの熱処理能力が不十分であり、過度のサーマルスロットリングがかかっているとの推測に達したしだいです。

サーマルスロットリングは別段「不具合」というわけではなく、クロック数を落としてCPUを損傷するような加熱を防ぐ正常な機構です。アップル製品に限らず、近年のノートPCにおいては珍しい機能ではありませんが、事態の核心は「問題がソフトにあるか、ハードにあるか」という点でしょう。ハードならば排熱周りの設計ミス、ソフトであればネット経由のアップデートで修正できます。

論者の間でも「問題はハードかソフトか」に意見が分かれていましたが、今回アップルが修正アップデートをリリースしたことで、後者に落ち着いたかたちです。(修正が極めて困難な)ハードウェア設計が疑われるのを恐れて、早めに対処したのかもしれません。

以下、アップルが国内メディア向けに送付したステートメントとなります。

「様々な作業負荷による広範囲な性能テストを実施した結果、新しいMacBook Proのファームウェアにあるべき、あるデジタルキーが欠けていることが明らかになりました。これはMacBook Proの熱管理システムに影響をおよぼし、高い熱負荷がかかった状態においてクロックスピードを低下させる可能性があります。このバグの修正は本日リリースされたmacOS High Sierra 10.13.6 追加アップデートに含まれており、該当するアップデートが推奨されます。新しいシステムで最適な性能に達しない経験をされたお客様にはお詫びを申し上げます。Appleのウェブサイトに掲載している性能評価の結果に示すとおり、新しい15インチMacBook Proでは前モデルと較べて最大70パーセント高速、またTouch Bar搭載の新しい13インチMacBook Proでは最大2倍の処理能力を期待していただけます。」

公式にファームウェアの欠陥を認めて謝罪した上で、改めて前モデルと比べた大幅なスピードアップを強調した内容となっています。

欠けていた「あるデジタルキー」がどういうものか詳細は伏せられていますが、お値段に見合った本来のパフォーマンスが引き出されることは素直に喜んでいいかもしれません。
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