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MITがコロイド粒子と結合する極小ロボットを発表。病気の早期発見や石油パイプラインの破損まで調査が可能に?

ミクロの決死圏バージョン2的な

Kiyoshi Tane
2018年7月25日, 午前11:00 in Robots
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MITの研究チームが、人間の卵細胞サイズの極小ロボットを開発中であることを発表しました。

このロボットは、気体や液体中に浮遊しているコロイド粒子と一体化して移動するとのこと。人体の消化器から石油やガスのパイプライン内まで、従来の装置では調査が困難だった領域での活躍が期待できそうです。

コロイドとは、2種類の物質が混じった場合に、大きな方の物質が均質に分散している状態のこと。コロイド溶液とは水分の中に砂糖や塩が溶け込んでいる状態で、砂糖水や塩水などが代表例です。雲や霧は、空気の中に水分子が混じっているコロイド状態といえます。

MIT開発のロボットは、平面的な素材から成る小さな電子回路から構成され、コロイド粒子と結合し、他の素材では不可能な方法で移動できるとのこと。
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たとえば塵の粒子は十分に小さいため、空気分子の衝突によるランダムな動きの方が重力で沈む力よりも強く働き、空気中にいつまでも浮遊できます。同じく、液体に混ざった溶液中のコロイドは、表面がプラスまたはマイナスに帯電して互いに反発し合うため、沈殿しにくいという性質があります。

他の極小ロボット開発では「いかに自力で移動するか」に重点が置かれていますが、このロボットは動きよりも「機能」に集中した点に独自性があります。単体で環境を感知し、データを保存し、演算もできるため、あらゆる場所に「データを収集および分析、その結果を記憶できる」装置を送り込めるということ。

このロボットはコロイドと結合することで、人間の消化器系から石油やガスのパイプライン、化学薬品の精製工場にいたるまで、空気や液体が流通しているあらゆる場所に到達できる可能性があります。こうした領域は調査に高価な装置や複雑な操作を必要としましたが、いずれ安価かつ安全にデータ収集が実現するかもしれません。

本デバイスはフォトダイオード(光を電気に変換する装置)により、演算やストレージ記憶に要する電力を確保しているとのこと。電池切れの心配もなく、気体や液体のある領域ならどこまでも調査できるロボットにより、病気の早期発見や、事故を未然のうちに防止、さらには人類にとって未知の地平が切り開かれる日を心待ちにしたいところです。

Source: MIT News
関連キーワード: gadgetry, mit, robot, robots
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