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ThinkPadを使い続けてきたスマホ博士がゲーミングPCに乗り換えた理由

Razer Blade Stealthはカッコよくてキータッチも最高、仕事のベストマシンだ

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Brother Hawk, 12月10日
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ノートPCを約5年ぶりに買い換えました。このご時世に5年も同じ製品を使い続けるだなんてIT関連の仕事をしている身分としては恥ずかしいことかもしれません。そんな筆者が購入したのはRazerのモバイルノート「Blade Stealth」でした。

なぜにゲーミングPCメーカーの製品を買ったのか。それには明確な理由があったのです。

筆者は2001年に駐在員として赴任していた香港で退職し、携帯電話研究家として独立しました。独立に際して購入したノートPCは旧ソニーの「VAIO U PCG-U3」。片手でも持てる超小型ノートPCで、いつでもどこでも原稿が書けるはずでした。ところが現実は小さいキーボードに小さい文字表示で仕事がはかどりません。持ち歩くことと仕事することは別ということに気が付かなかったのです。



ほどなくして知人から旧IBMの「ThinkPad 240X」の中古を譲ってもらいます。B5サイズのモバイルノートでキーボードも押しやすく、私が求めていたのはこんなマシンでした。しかもThinkPadはパーツを買って自分で修理することができます。キーボードの交換ですらわざわざ修理に出す必要はありません。パーツの入手が容易な香港に住んでいる筆者はこれに感動。いざというときいつでも直せる、フリーランスで海外で仕事をしている自分にはこれがツボにはまりました。

その後「ThinkPad 240Z」に買い換え、さらには「X31」「X61」「X220(WiMAX)」とひたすらThinkPadを使い続けてきました。途中でレノボに変わりましたが、自分で直せる安心性と押しやすいキーボードは変わりません。なおキーボードの好みは個人差があるでしょうが、私は今でもThinkPadのキーボードが一番しっくりきます。

そして今年初めまで使っていた「X1 Carbon」の初代モデルは、ライターの山口健太氏が新品で買ったもののすぐに不要になったというものを譲ってもらいました。カスタムオーダーで高いスペックに仕上げられていたことから、その後5年間も使い続けることができたのだと思います。新品同様品を安く購入できたのでお買い得でした。

筆者がThinkPadを使い続けてきた理由は、上記の「自分でメンテナンスできる」「キーボードが押しやすい」に加え、ディスプレイが180度開くことと、トラックポイントを搭載していること。歩きながらノートPCを使っているとき(注:歩きノートPCはやめましょう)、周りを歩く人が増えてきたときはとっさに画面を180度開いて身体に密着させればじゃまになりません。画面を閉じればいいのでしょうが、作業をし続けるときにいちいちスリープさせるのは面倒です(乱暴な使い方だろうが、仕事がはかどればそれでいいのです)。



また赤いキャップのトラックポイントは筆者には使いやすく感じるものでした。写真の加工もこれですいすいと行ってきたものです。マウスがいらないキーボード、これがモバイル環境で便利だったのです。なおタッチパッドはX1 CarbonではOFFにして使っていませんでした。

さて前置きが長くなりました。X1 Carbonはかなりハードに使いまくったおかげで、2018年に入るとファンエラー、充電端子の接触不良、キーボード破損でキートップ数個紛失、ディスプレイ表示がたまにちらつく、USB端子がどちらもグラグラなど不具合が多発してきました。前2つは実は数年前に一度修理済みです。ここで再び修理してもいいのですが、その費用で中古のX1 Carbonが買えてしまいます。

ならばここで最新モデルに買い換えようと思いました。2018年モデルとなるX1 Carbon (6th Gen)は充電がUSB Type-CですしLTE搭載モデルもあります。この2つがあれば移動中の作業もはかどります。なお1世代前でもいいのですが、どうせまた5年近く使うかもしれません。ならば最新モデルを買ったほうがベターでしょう。

ということで今年の春あたりから筆者の居住する香港のPCショップや、日本帰国時に家電量販店に立ち寄ってはX1 Carbon 6th Genをチェックしていました。価格は日本が圧倒的に安く、日本で買おうと決めかけたのです。ところが欲しいと思ったその場ですぐに買えなくては物欲が下がってしまいます。量販店モデルは日本語キーボードで、筆者が使い続けてきた英語キーボード版は即納無しなのです。



そして最も不満だったのは、販売価格がはっきりしないことです。ThinkPadはオンライン価格と量販店価格が異なります。量販店では週末に特価になるそうですが、その値段が平日はわかりません。平日20万円を超えるモデルが週末10万円台前半になるのはかなりのお買い得ですが、価格が日々変動するだなんて面倒なことをなぜしているのか腑に落ちません。X1 Carbonが欲しい、でもさくっと店頭で買えない、価格もよくわからない。これでは物欲が下がってしまいます。

ネットワーク環境もLTE内蔵モデルにしようと思ったのですが、そもそもWindows 10のモデムソフトの出来が良くありません。SIMを入れ替えネットワークを切り替える、なんてことがスマートフォンのように自在にできません。実はThinkPadを使い続けつつもサブのノートPC、というかタブレットPCとしてノキア「Lumia 2520」、マイクロソフト「Surface 3 LTE」、ファーウェイ「MateBook」も併用していましたが、Surface 3のネットワーク設定には泣かされ続けました。

ということで、LTEの搭載はなくてもいいや、となったのです。とはいえそれでもX1 Carbonが欲しかった。どうにかして日本で即納で買えないか、なんてことを日々考えていたのです。

さて筆者の本業は携帯電話の研究。特に海外のスマートフォンをよく見ていますが、昨年発表されたRazerの「Razer Phone」にはしびれてしまいました。ハイスペックなだけではなく、黒と緑のカラーの組み合わせやロゴがかっこよく、メインマシンとして普段つかってもいいと思える出来栄えです。カメラ周りがイマイチのようですが、それまでノキアLOVEだった筆者が、ノキア以外で初めて愛せるスマートフォンだと感じたのです。



なお筆者はGalaxy Noteシリーズをメイン機として使い続けています。ペン無しでは取材も仕事もできません。Noteは最強の仕事ツールであり、これを超える端末はほかにないと思っています。しかしこれはあくまでも実用性を考えてのこと。ノキアに対する筆者の気持ちは「愛」であり、出来がいいとか悪いとか、そんなことを超えて好きなのです。そしてRazer Phoneにもそんな愛情が芽生えたのです。

そのRazerを追いかけてみると、CEOのタン・ミンリャン氏が率いる同社の製品は「Cool」の一言。ゲーミングPCはここ数年、ファッション化が進んでいるとはなんとなく聞いていましたが、サンフランシスコのRazerストアに行ってみるとそこはクラブをゲームセンターにしたような雰囲気。店内のPCは無料でゲームができますが、来客たちのゲームの腕が高いのはもちろんのこと、みなこざっぱりとしていてカッコいいんです。製品がいいとユーザーも変わる、そう思わせるほどです。

Razerの世界観、それはハイスペックなハードウェアを提供するだけではなく、それを使う人を鍛え抜かれた肉体と精神を兼ねそろえた、究極のゲーマーにしてしまうのでしょう。RazerのPCを持っているだけでなんだか最強の戦士になれるんじゃないか?しかもカッコいい。そう思うようになったのです。

そしてある日、ふとRazerのWEBを見てみると薄型の13.3型ノートPCが販売されていることを知ります。実は筆者、RazerのPCラインナップなんて全く知らなかったのです。それにゲーミングPCのメーカーだから、スペックがバリバリ高いハイエンド製品しかなく、日々持ち運べるモバイルノートにもなる製品があるとは思いもしなかったのです。



なにせ毎年100台近くの携帯電話・スマートフォンを新品からジャンクまで買いまくり、スマートフォンの新製品ニュースや過去モデルの歴史的記事などを読みまくっていると、PCに関心を向ける時間がありません。それにノートPCはThinkPadでいいやと思っていました。相談するといろいろと教えてくれるライター仲間もいるので、PCウォッチは普段からほとんど行っていないのです。

「Razer Blade Stealth」は最新モデルが日本では今年1月に発売されたばかり。スペックはあえて書きませんが申し分ありません。なにせ自分はゲームをする予定はなく、ライター業のためにこのStealthを買うのです。メモリもストレージも十分すぎますし、CPUの性能も自分の作業ならいままで使っていたX1 Carbon初代同様、5年くらい使えるでしょう。

とはいえ私がノートPCに求めるスペックをStealthは満たしていません。ディスプレイは180度開きませんし、キーボードもフラットな形状、そしてトラックポイントがありません。文字が打ちにくいようでは執筆作業に使えません。

でもサンフランシスコのお店で見た、ノートPC(たぶん15型クラスの製品)やキーボードがネオンのように光る様は他社の一般的なノートPCではなかなか味わえません。ゲーミングPCの中には同様にキーボードが光るものがあるようですが、Razerが一番かっこよく見えたのはサンフランシスコのお店の雰囲気も良かったからでしょう。仕事しながらキーボードが光るだなんて、おそらく文章を考える頭の思考を活性化してくれそうですし、自己満足ですがライティングの美しさに惚れ惚れしそうです。



X1 Carbon初代が使えなくなってから、ここ数か月はMateBookを使い続けてきました。しかしもともとタブレットタイプの2in1ですから、毎日ハードに使う用途には向いていません。電車の中で膝の上に置いて文字を打つのも大変ですし、ディスプレイは狭く、そしてメモリが少ないためブラウザを多数開くとすぐに遅くなってしまいます。

執筆作業も普段より時間がかかるようになってしまい、もう新しいノートPCを買うしかない!そう考え、7月中旬の日本一時帰国時はRazer Blade Stealthを実際に触ってみることにしました。もしも使いにくい場合は、中古のX1 Carbonを買っていくつもりだったのです(英語キーボードは深セン電脳街に行けば買えますから)。

店頭で触ってみたStealthは、まずキーボードが想像していたよりも押しやすいことに感動しました。キーストロークはやや重く見た目よりも深いのですが、1つ1つのキーをしっかりと押せ、しかもまっすぐ戻ってきます。キーボードが「へにゃへにゃ」ではないのはStealthがゲーミングPCであり、キーボードをしっかりと押せることは基本中の基本性能なのでしょう。しかも光るキーボード、もう最高です。ライティングのカスタマイズをするだけでも楽しめそうです。また標準で英語キーボードしかないのも筆者には好都合でした。



キーボードがしっかりしていなければ、どんなにスペックの高いPCでも筆者にとっては使い物になりません。筆者は会社員時代にワープロ検定2級を取りました。タッチタイプですべての指先を使ってガンガン打ちまくりますが、これまで歴代のThinkPadならほぼ間違いなく高速タイピングに耐えられたのです。そしてStealthも十分高速タイプに適応します。文字入力の点は問題ありません。

ディスプレイが180度開かないことは、年々歩きノートPCをしなくなっており何とかなりそう。トラックポイントもタッチパッドやBluetoothマウスでどうにかなります。そしてメンテナンスフリーですが、これも万が一故障や破損が起きて対応がいまいちならば、次に再びThinkPadを買えばいいじゃないか、と結論づけたのです。



あとはどこで買うかです。香港ならばSSD 1TBモデルもあるのですが、なかなか店に行く時間がないので日本滞在中に買うことに。量販店でもよかったのですが専門店がいいだろうということで秋葉原のツクモexのRazerフロアーに行ってみたところ、これが正解でした。Stealthを買うとゲーミングマウスと収納のスリーブケースが付属。さらに保護フィルムも販売されています。この3つのアクセサリだけ別に買っておこうかと思っていたので、同時に入手できてよかったよかった。

ということで現在さっそくStealthで原稿を書いています。わずか数日ですが、現時点では不満はありません。入れたソフトはオフィスと暫定的にフォトショップの旧バージョン程度。あとはブラウザでほとんどのことをやっています。本体重量1.35kgは本体が金属仕上げということもあり若干重さを感じますが、剛性が高いので耐久性は高そう。



グラフィック周りはゲームをやらないので不明ですが、今後動画の編集も自分でやろうと思っているので、いずれStealthを買ってよかったと思うようになるのでしょう。そのころは外付けのGPUボックスを買っているかもしれません。USBハブとして買う、という無駄遣いをしてしまおうかとも思っています。

ゲームをしない筆者であっても、高性能なスペックに高い質感を持ったStealthは安心して仕事ができる、最強のワークツールになります。それだけではなく光るキーボードはカッコよく、ついつい見せびらかしたくもなります。仕事がはかどれば原稿も進みますから、早めにStealthの購入資金を回収したいものですね。


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