Sponsored Contents

cameraの最新記事

Image credit:
Save

7月31日は「火星大接近」ひときわ大きく輝く火星を観測しよう

どうやらスマホでの撮影のほうが一眼レフより綺麗に撮れるらしい・・・

Hirotaka Totsu
2018年7月27日, 午後12:30 in Camera
114シェア
20
52
0
42

連載

注目記事

新型iPhone、アップルにとって最大の旨味はストレージの利益?部品の値下げが価格に反映されてないとのうわさ

新型iPhone、アップルにとって最大の旨味はストレージの利益?部品の値下げが価格に反映されてないとのうわさ

Kiyoshi Tane, 23 時間前
View


2018年7月31日に、火星は地球との距離が5,759万キロメートルとなる「大接近」を迎えます。5,576万キロメートルまで接近した2003年の大接近から15年ぶりの出来事となります。そんな一大スペクタクルの「火星大接近」を観察するにはどうすれば良いでしょうか?

大接近といえど、皆既月食のように肉眼でもくっきりわかるものではありません。国立天文台によると、大接近した火星の大きさは、月の視直径の約77分の1ということですので、それなりの設備と環境を整えて臨まないと難しいと思い、火星大接近を観測するためにどうすれば良いか、各種取材を行いました。

Gallery: 火星大接近 | 85 Photos

85

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

天体観測といえば、望遠鏡。ケンコー・トキナーが主催する、火星大接近に際してどのような望遠鏡が良いかというセミナーが開催されましたので、まず受講しました。

セミナー講師は、長年天体写真を撮影されているという渡辺さん。望遠鏡の方式(光学系)に関わらず、口径(有効系=光を取り入れる筒の大きさ)が大きければ大きいほど良いということです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

続いては、光学系(方式)による望遠鏡の種類の違いについて。最初に紹介されたのは「屈折式望遠鏡」です。いわゆる「望遠鏡」といえば、こちらを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?比較的安価で、取り扱いも容易なのが利点です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

続いて紹介されたのが「反射式望遠鏡」です。屈折式望遠鏡と比較してコンパクトで長い焦点距離を実現できるので、持ち運びにも便利とのこと。幼少期のイメージでは憧れの高級機種でしたが、現在では実売3万円を切る価格でも購入できるなど、お買い得感もあります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最後に紹介されたのが「カタディオプトリック式望遠鏡」です。屈折式と反射式の良いところを併せ持つタイプで、こちらも焦点距離が長い割にコンパクトである特徴があります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして、重要なのが望遠鏡の倍率です。倍率は、焦点距離900mmの望遠鏡に、20mmの接眼レンズを装着した場合、900÷20=45(倍)ということになります。火星などの惑星を観測するには100〜200倍程度の性能が必要ということで、1000mm程度の焦点距離を持つ望遠鏡と10mm以下の接眼レンズを用いることが望ましいということになります。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

とはいえ、いきなり倍率の高いセッティングで目的の星を探すのは極めて困難です。そのために、低倍率の小型望遠鏡とも言える「ファインダー」を活用します。同じ光軸に合わせる必要があるので、明るいうちに地上のランドマーク、指針となる対象物で光軸を合わせておき、ファインダーで目的の星を探した後で徐々に倍率を上げて観測します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

しかし、地球は自転している関係で惑星や星々は時とともに移動してしまいます。移動するたびに再び目的の星を探すのは大変ですが、それを助けてくれるのが「赤道儀」です。設定することで、地球の自転にあわせて望遠鏡を動かすことができるので、目的の星を追随して観測することができます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さらに簡単なのが、自動導入、自動追尾装置を備えたモデルです。緯度経度と目標となる一等星を入力することで、目的の星を自動でセットし、追尾してくれます。セットアップ(アライメント)の手間はありますが、どの星がどれか(土星なのか火星なのか)わからないという初心者には最適な機材といえます。ちなみに、長時間露光しない惑星や月などの撮影の場合、慣れた人は普通の経緯台(ギア雲台と同じ仕組み)の方が素早くセットアップできるのだそうです。

ケンコー・トキナー取り扱いの中で上記を踏まえたオススメモデルを教えてもらったところ、自動導入、自動追尾に対応し、102mmの大口径対物レンズで、焦点距離が1300mmの「スカイエクスプローラー SE-GT102M」に、別売りの6.3mmのアイピース(接眼レンズ)を加えて200倍程度にしたものがオススメということでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして、いよいよ撮影ですが、「皆既月食の撮影」の時のように、一眼レフやミラーレス機、そしてスマートフォンで撮影しようと計画していたのですが、望遠鏡にカメラアダプターをつけて撮影するというのは、技術も必要で素人にはオススメできない。とのことで、一眼レフに超望遠レンズをつけて撮影するか、望遠鏡にスマートフォンアダプターをつけて撮影するのが手軽で成功率が高いでしょうということでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

折しも発売されたばかりの「スカイエクスプローラー スマートフォン用アダプター」は、ケンコー・トキナーが火星大接近のために間に合わせたというオススメの一品。ケンコー・トキナーだけでなく他社の望遠鏡の接眼レンズにも幅広く対応し、双眼鏡やフィールドスコープにも取り付けられます。また、一番の特徴は、スマートフォンカメラの光軸と接眼レンズの光軸を取り付け前に合わせることができる構造で、取り付け中に光軸がずれてしまった、というトラブルが少ないということです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

三脚穴も設けられており、三脚架のない双眼鏡に取り付けた際には三脚などへの固定も容易です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コンサートや観劇などで双眼鏡をお持ちの方はより手軽に撮影ができるので試してみてほしいということでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて、今回の火星大接近、もっとも接近するのは7月31日ですが、7月31日を起点に前後1ヶ月くらいは十分に大きく、明るく見えるので、すでに見頃なのだそうです。万一天候や他のスケジュールで見逃してしまっても、8月いっぱいくらいまでは楽しめます。

また、7月いっぱいは土星が大接近している時期で、ちょうど今が4大惑星(火星、木星、金星、土星)が見頃の時期。9月になると金星以外の惑星が見えなくなり、10月になると惑星が見えなくなるので今が惑星観測のチャンスというわけです。

ちなみに、2018年7月28日未明には今年二回目の皆既月食が見られます。夜明け前の西空で、皆既月食が終わる前に月が沈んでしまうため、全ては見ることができないそうです。

夏の夜の一大スペクタクル天体ショーを、楽しんでみましょう

Gallery: 火星大接近 | 85 Photos

85

関連キーワード: camera, mars, smartphone
114シェア
20
52
0
42

Sponsored Contents