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太陽の前を横切るISS・血も滴る100%合成肉にFDAがお墨付き・4万年前の虫が生き返った?: #egjp 週末版127

ハンバーガーうまそう

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年7月29日, 午前10:00 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをいくつかピックアップしてお届けします。今回は「太陽の前を横切るISS」「血も滴る100%合成肉にFDAがお墨付き」「4万年前の虫が生き返った?」といった話題を取り上げました。

灼熱の太陽を通過するISS

スペインの写真家Dani Caxete氏が、巨大な太陽の2つの黒点の前を通過する国際宇宙ステーション(ISS)を撮影最多写真がAstronomy Photographer of the Year 2018に選ばれました。

まるで灼熱の太陽のすぐ近くをISSが航行しているかのように見える写真ですが、もちろん実際のISSは地球の上空約400kmにあり、太陽は地球から約1億5000万kmも離れています。

このような写真を撮影するには、太陽とISSの位置関係を把握し、適切な時刻に適切な場所にいなければなりません。Caxete氏はCalSkyというアプリを利用し、2017年9月5日午前11時34分45秒にスペイン・マドリードのとある通り付近のとある場所に行けば、ISSが太陽の前を通過するのが見えることを知りました。そして周到な準備を整えて現地へとおもむき、見事に写真と動画での撮影に成功しました。

この写真は現在、世界90か国以上の天体フォトグラファーから4000枚を超える作品が寄せられたAstronomy Photographer of the Year 2018のファイナリスト10作品のひとつとして選ばれています。最終的な受賞結果は10月23日に発表される予定です。

血も滴る100%合成肉ハンバーガーにFDAがお墨付き

米国食品医薬品局(FDA)が、Impossible Foodsが開発したハンバーガー用100%植物性パティに承認を出しました。2014年にこの100%合成肉が発表された際、FDAはその成分のひとつである大豆レグヘモグロビンが通常は食用に供しない大豆の部位を使用していたことから、アレルギーやその他の有害な作用を引き起こす可能性があると指摘し、承認を留保していました。

その後Impossible Foodsはラットにこの100%合成肉を通常よりもはるかに多く摂取させる実験を行い、健康上の悪影響が無いことを確認、さらに別の試験でアレルゲン性のリスクも非常に低いという結果を得ました。

実は、この100%合成肉にとってこの大豆レグヘモグロビンは非常に重要な要素となっています。というのも、このタンパク質成分には鉄分が多く含まれており、これが動物肉の血の成分のように肉に赤みと風味を加え、さらに血の混じった肉汁を再現します。

2017年の時点でImpossible FoodsにはGoogleの投資部門やビル・ゲイツなどが投資しており、今後世界的に血も滴る100%合成肉が出回ることになるかもしれません。なお、Impossible FoodsはImpossible Burgerを全米3000か所で販売しています。

火星の南極地下に液体の湖?

科学誌Scienceが、火星の南極の地下約1.5kmに液体の水をたたえた湖があるかもしれないとの研究結果を掲載しました。太古の火星には地球と同じように液体の水が豊富にあったと考えられています。しかし、火星の核が冷えてしまったために太陽風から大気を保護する磁場が消滅し、大気が宇宙へと吹き飛ばされることで火星の地表から液体の水が干上がっていったと考えられています。

今回の発表も、地表に液体または氷の湖があることを示しているわけではありません。研究者らはESAの火星探査機Mars Expressが搭載する地下探査レーダー高度計(MARSIS)を使い、2012年5月から2015年12月にかけて火星の南極にある氷冠の最も分厚い部分を確認しました。そしてそのデータは地球の南極大陸やグリーンランドの氷床の下にある融解水が溜まっている状態と非常に似ているという結果を得ました。

もし、この地下湖が本当に存在するならば、この誘拐水にはマグネシウムやカルシウム、そしてナトリウムが多く溶け込んだ塩水、つまり地球の海と同じような液体と考えられます。

ただ、この結果はたったひとつの計測器からのデータだけで得られたものであるため、まだまだたくさんの確認作業が必要です。それでも、地球の海とよく似た液体の水が火星にあるのなら、そこになにが "いる" のかという想像も膨らまざるを得ません。

Uberが自動運転車の公道試験を再開

San Francisco, California, USA - May 16, 2017: An Uber self-driving Volvo XC90 SUV on 7th street and Market part of Uber's testing program within San Francisco that resumed in March.
自動運転車の公道試験中に歩行者を死亡させる事故を起こし、すべての公道走行試験を中止していたUberが、ピッツバーグで公道での走行試験を再開しました。ただし、まだオペレーターがクルマを運転するマニュアルモードのみでの走行で、Uberは現在のテストを「第1ステップ」と呼んでいます。

Uberの新しい公道試験では、運転席にはかならず特別な訓練を受けた "ミッションスペシャリスト" が乗り込みます。また助手席にはもうひとりのスペシャリストが同乗し、テスト中のあらゆる出来事を記録するとのこと。

これらの変更が自動運転ソフトウェアに何を提供するのかはわかりませんが、自動車が走行中に遭遇する出来事を視覚化することが可能となります。そして、取得されたデータはバーチャルもしくはテストトラック上で再現され、自動運転システムのパフォーマンス改善に役立てられます。

ほかにもUberは数多くの変更を事故からこれまでに加えました。なかでもリアルタイムのドライバー監視システムはミッションスペシャリストが周囲にきちんと注意を払得ていないと判断すれば音声警告やリモートから車両停止といった措置をとることが可能になっています。

なお、オペレーターに交差点での進行方向を示すなどに使われていたタブレット端末もそのUIに変更が加えられ、より周囲への注意を散漫にしないよう工夫されているとのこと。

Uberは今後いつ、自動運転モードでの公道走行を再開するかについては明らかにしていません。ただ、まだ死亡事故からは4か月しか経過しておらず、再開時期をいつにするかについては慎重に決定すべきかもしれません

4万2000年前の永久凍土に埋もれていた線虫が復活?

ロシアの科学者グループが、3万~4万2000年前に凍結された線虫を復活させたと主張しています。この線虫は約30mの地下にあるジリスの巣穴で採取された土壌サンプルから発見され、放射性炭素測定法で確認したところ約3万から4万2000年前のものと見積もられました。

一方、もう一つの標本は約4万1700年前の永久凍土の約3mほど地下で収集されました。

このサンプルはマイナス20℃で保管されたのち、餌となるものとともに20℃まで暖められました。すると、数週間がたったころに線虫が動き出し、餌を食べ始めたとのこと。Doklady Biological Sciences誌に掲載された研究によれば「これは自然凍結保存条件下での多細胞生物の長期(数万年)低温生存能力」を示すものだとされます。

他の研究では線虫のいくつかの種が非常に寒い環境下なら長期間生きながらえられたと示されています。ただそれは氷点下で25年半、乾燥状態で39年というものでした。今回の研究結果は非常に長期間、線虫が生存できることを示す最初の例かもしれません。

フロリダ大学のRobin Giblin-Davis氏は「理論的には凍結されている最中の物理的損傷がないならば、長期の凍結から解凍されたときに復活できる」と語ります。しかし「最大の問題は古代の土壌サンプルに現代の生物が混入した可能性が排除しきれないことだ」と付け加えました。

研究者らは、試料の採取および輸送中に、適切な滅菌処理を実施し、季節ごとに発生する凍土の解凍もこれらの線虫が採取された深さに届いていないとしており、結果が正当なものであること、そして、この研究結果が正しければ、特定の線虫がどうやって進化したかを理解する役に立つかもしれないと語っています。


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