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auのバーチャルキャラ「レナ」が飯田市職員に、ARで街を案内

auショップ店員からの転職です

石井徹(TORU ISHII)
2018年8月11日, 午前08:40 in ar
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KDDIのバーチャルキャラクター「レナ」が、長野県飯田市の"非常勤特別職員"に任命されました。

レナの職務は飯田市の文化を紹介すること。AR(仮想現実)でiPadの中に現れ、飯田市の観光ガイドを務めます。

飯田市は開催中のイベント「いいだ人形劇フェスタ2018」において、レナによる観光ガイドを一般向けに公開。8月11日13時~14時半の間に飯田信用金庫を訪れた人が無料で体験できます。

ARによる観光案内は、iPadをかざすと画面内にキャラクターが現れ、展示の内容を解説していくれるというもの。ガイドに沿ってコースを歩いて回ると、その場所に貼られた写真の内容を声で案内します。


↑街の紹介する写真の前に立つと、レナが解説


↑飯田市は「日本一の焼き肉の街」。人口当たりの焼肉店が日本一だという


キャラクターと共生するまち

10日、飯田市はレナの任命式を開催。飯田市長の牧野光朗氏からレナに任命書が手渡されました。

レナによる観光案内は、KDDIが開発している「ミク☆さんぽ」のシステムを活用したもの。「ミク☆さんぽ」では過去に、初音ミクと写真を撮ったり、ランチデートできるイベントが開催されてきました。

KDDIは「ミク☆さんぽ」を拡張し、AIキャラクターとして展開。法人向けの提供を開始しています。今回の飯田市との取り組みは、AIキャラクターでは初となる自治体との連携。その成果が、他の自治体への展開する際のモデルケースとなります。


↑飯田市長の牧野光朗氏による任命式の様子


↑バーチャル空間に書類を手渡すシュールな光景


↑レナは、対話型サポートサービス「おはなしアシスタント」のキャラクターとして登場したauショップの"研修生"。古巣は2018年7月31日でサービス終了となっている

AIキャラクターに当初から携わるKDDIの水田修氏は、初のパートナーに飯田市を選んだ理由に「町おこしを主体的に行う意欲があった」ことを挙げます。

飯田市はこの取り組みで「キャラクターとまちの共生」を掲げて推進。そもそもこの町は昔から「人形劇の街」として知られているほか、毎年11月の「飯田 丘のまちフェスティバル」では大規模なコスプレイベントも開催するなど、キャラクターに親しむ下地があったといいます。

そして、2027年にはリニア中央新幹線の駅が開業されることで、東京からのアクセスが劇的に向上する見込みです。


↑リニア駅の開業が町おこしのモチベーションに

急速な変化を遂げるこの市の課題の1つとなるのが、外国観光客への対応。そのため今回は、AIキャラクターのシステムに字幕表示を加えて、6カ国語対応を果たしています。

なお、「ミク☆さんぽ」は当初、ARプラットフォームとしてグーグルの「Tango」を採用していましたが、Tangoが開発終了となったため、今回はiPadの「ARKit」を活用して同等のサービスを実現しています。

↑6カ国語の字幕表示でインバウンド需要にも対応。ただし話せるのは日本語のみ

自治体発のコンテンツも発案

「いいだ人形劇フェスタ2018」の中では、観光案内のほかにも、飯田市とKDDIが共同で開発したコンテンツがお披露目されています。その1つが市のキャラクター「ナミキちゃん」や「ぽぉ」と一緒に写真を撮影できるコーナー。

こちらも「ミク☆さんぽ」と同じ、AIキャラクターのシステムを利用していますが、キャラクターの差し替えや作りこみの部分は、飯田市の地元企業が担っているそうです。

↑飯田市とKDDIが共同開発した3つのコンテンツ
auのバーチャルアシスタント「レナ」が飯田市職員に
↑ご当地キャラと写真が撮れるアプリ。印刷して持ち帰れるほか、ダウンロード用のQRコードも発行

さらに、10日の就任式にあわせて展示された「VR足湯」も飯田市とKDDIの共同企画となっています。こちらは市販のVRヘッドセット「Oculas Go」と足湯を組み合わせて、観光地の足湯に入っている状況を疑似体験できるコンテンツ。

VR足湯は技術的には、VRゴーグルで動画を撮影しているだけなので、市販の360度撮影カメラがあれば作成できるコンテンツです。実際に今回紹介された動画の撮影も自治体の職員だけで行われたものだといいます。


↑VR足湯

↑VR足湯で見える景色。ナミキちゃんの"中の人"(声優の高木美佑さん)と一緒に入っている気分を味わえる

AR/VRというと未来の技術に思えたのはかつての話。今回の取材を通して、アイデアさえあればコンテンツを作れる時代になったという実感を得ました。今は観光の目玉になるようなARキャラクターですが、当たり前に見かけるようになる日も近いのかもしれません。

関連キーワード: anime, ar, arkit, au, kddi, vr, vtuber
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