Sponsored Contents

Androidの最新記事

Image credit:
Save

透ける本体が美しいスマホ HTC U12+レビュー。おサイフ対応は◎だが他社ケース装着時の操作性は△

パフォーマンスも高いですが、それ以上に嬉しいのはSIMフリー+おサイフ対応

ジャイアン鈴木, @giansuzuki
2018年8月10日, 午後08:00 in Android
150シェア
13
58
0
79

連載

注目記事

消費者版Google+がサービス終了。「あまり使われなかったから」と最大50万人の個人情報流出の恐れあるバグのため

消費者版Google+がサービス終了。「あまり使われなかったから」と最大50万人の個人情報流出の恐れあるバグのため

View

HTC製Androidスマートフォン「HTC U12+」が7月28日に到着してから12日が経過しました(8月9日時点)。筆者にとっては「HTC J butterfly HTL21」を購入して以来、5年8ヵ月ぶりのHTC製端末となります。すでにミニレビューが掲載されていますが、この期間これまでメイン端末として使ってきたので、実機レビューをお届けします。

本製品最大の注目ポイントは、外装の「トランスルーセント」(半透明)仕上げでしょう。「ゲームボーイカラー」で「クリアパープル」を購入して以来、「スケルトンこそ至高」という偏ったデザイン嗜好を備えている筆者は、HTC U12+でも当然「トランスルーセントブルー」を購入しました。


▲「ゲームボーイカラー」で「クリアパープル」を購入して以来の筋金入りのスケルトンマニアです

ただし本機の場合、想像していたより透けていないなー、というのが正直な感想。トランスルーセントブルーは透ける場所を限定させたデザインとなっており、たとえば各種端子やSIMカード、microSDカードスロット部分は透けて見えません。

このあたりはデザイナーのこだわりかもしれませんが、もっと中身を魅せるデザインにしてほしかったところです。


▲透けて見えるのは中央部分。フレキシブルケーブルなども見たかったですね

デザインという点では、もうひとつ不満があります。それは上下ベゼルの太さ。インカメラがデュアル構成なので、いわゆるノッチ(切り欠き)ディスプレイは採用できなかったのはわかりますが、下側のベゼルはもっと細くデザインできたはずです。下側ベゼルに約8mmもの空きスペースがあるのなら、指紋認証センサー一体型ホームボタンを搭載してほしかったです。


▲左がHTC U12+、右が「HUAWEI P20 Pro」。インカメラがデュアル構成のHTC U12+で、ノッチ(切り欠き)ディスプレイを採用できなかったのは仕方がありません


▲左がHTC U12+、右がHUAWEI P20 Pro。下側のベゼルが約8mmも空いているのなら、P20 Proのように、指紋認証センサー一体型ホームボタンを搭載してほしかったです

感圧操作はユニークなれどケース装着時に操作性が低下



▲エッジセンス2を利用すれば、一度目の「短く握る」でカメラ起動、二度目の「短く握る」で撮影といった操作も可能。側面を「ギュッ、ギュッ」と2回握れば撮影できるわけです。不意なシャッターチャンスも逃しません。なお圧力を感知すると、上の写真のようにアニメーションでそれを表示します

感圧ボタンとタッチフィードバックによる「エッジセンス2」は、HTCスマホだけのユニークな機能です。側面ダブルタップで片手モード(画面を小さく左右に寄せる機能)、端末を握るとカメラ起動、端末を長く握ればボイスアシスタント起動......といった機能がが実装されており、またユーザー設定で他の機能やアプリの起動も割り当てられます。


▲エッジセンス2はアプリごとに、「短く握る」、「ずっと握り続けて」などの操作に画面の任意位置のタップを割り当てられます。利用できるアプリに制限はありません

またエッジセンス2はアプリケーションごとに、「短く握る」、「ずっと握り続けて」という操作に対し、画面の任意位置のタップを登録できます。アプリ側からは指定した位置のタップとして認識されるため、Google Playストアのほぼすべてのアプリで利用可能となるわけです。

当初はエッジセンス2を非常に気に入った筆者ですが、いまはほとんど使わなくなってしまいました。というのも、ケースを装着すると感度が大幅に落ちるんです。同梱のケースは両側面が露出しているので問題ありませんが、側面を覆ってしまうケースでは素材や厚みで操作感がまったく変わります。

エッジセンス2には感度を調整する機能も用意されていますが、「短く握る」、「ずっと握り続けて」といった操作はともかく、ダブルタップはケースを付けると、感度を一番高く調整してもうまく操作できませんでした。

ワタシはスマホを裸で使うのは論外、純正ケースもちょっと怖いという臆病者なので、エッジセンス2の利用はすっぱり諦めました。


▲左が純正のハードケース、中央と右がサードパーティー製のソフトケース。中央のケースはエッジセンス2に配慮して両サイドが薄手に作られていますが、それでもダブルタップはうまく動作しませんでした

カメラは実際の色に忠実、暗所ノイズはやや目立つ



▲アウトカメラで晴天の様子を撮影。シャッタースピード1/3064、F値1.8、ISO感度93

カメラ画質は、基本的には良好です。最近のスマホカメラの流行とは異なり抑えめの発色ですが、これは実際に忠実な色で撮影できるということでもあります。ホワイトバランスが極端に変わることもなかったです。

ただし夜間撮影時にISO感度が300を超えると、暗所ノイズがかなり目立ちました。他メーカーで搭載機種の多い、複数画像合成によるノイズ低減機能をぜひ実装してほしいところです。


▲アウトカメラで暗所を撮影。シャッタースピード1/24、F値1.8、ISO感度337


▲アウトカメラで撮影。シャッタースピード1/33、F値1.8、ISO感度152


▲アウトカメラで撮影。シャッタースピード1/25、F値1.8、ISO感度169

パフォーマンスは現行端末最高レベル


HTC U12+はSoCに「Qualcomm Snapdragon 845」(8コア、最大2.8GHz)を採用し、6GBのメモリー(RAM)、128GBのストレージ(ROM)を搭載しています。今回3本のベンチマークを実施してみましたが、「AnTuTu Benchmark」のスコアは256584、「Geekbench 4」のMulti-Core Scoreは8949、「3DMark Sling Shot Extreme - Open GL ES 3.1」のスコアは3611というスコアを記録しました。

3DMarkのスコアはなぜか低めでしたが、そこを外せば、AuTuTu Benchmark、Geekbench 4のスコアはほかのSnapdragon 845搭載端末と同等のスコアを記録しています。これはつまり、現行のスマートフォンでは最高レベルの性能、ということでもあります。


▲AnTuTu Benchmarkのスコアは256584



▲Geekbench 4のMulti-Core Scoreは8949


▲3DMark Sling Shot Extreme - Open GL ES 3.1のスコアは3611

性能以上に評価すべきはおサイフケータイ対応


パフォーマンス以上に評価すべきは、SIMフリースマートフォンとしては珍しくFeliCaチップを使った「おサイフケータイ」機能に対応していることです。

現在京セラ、シャープ、ソニーモバイルコミュニケーションズ、トリニティ、富士通などがSIMフリースマートフォンを日本向けに発売していますが、2018年に発売されたおサイフケータイ対応SIMフリースマートフォンはHTC U12+を含めてわずか4台と、非常に貴重な存在です。

いまや日本でメイン端末として使う際には、おサイフケータイは必須機能。ファーウェイやASUSなどほかの海外メーカーも搭載してほしいところです。


▲HTC U12+はFeliCaチップを使った「おサイフケータイ」機能に対応。もちろんSuicaも利用できます

本体価格は税込で10万円超えとちょっと高めですが、おサイフケータイに対応したSIMフリースマートフォンで、Snapdragon 845を搭載している機種はこのHTC U12+だけです。この価格も、唯一無二の端末と考えれば、妥当な金額と言えるでしょう。

150シェア
13
58
0
79

Sponsored Contents