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Surface Goどうする問題。Surface Proユーザーが試して悩むミニレビュー

ドック使えてべんり?

Ittousai, @Ittousai_ej
2018年8月22日, 午前06:05 in Microsoft
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マイクロソフトの歴代最小サーフェスこと Surface Go を、Surface Proユーザーの目で見た & 試したファーストインプレッションをお伝えします。

最安モデルが税別399ドル、日本の個人向けではOffice同梱で6万5000円前後という価格差が話題になるSurface Goですが、別売りでさらに1万円以上のSurfaceペンや、独自コネクタSurface Connect用アクセサリなど、既存Surfaceと共有できるものもあります。

写真はデスク据え置きの Surface Dock を使い、ケーブル1本で充電しつつ4Kモニタ x2枚・USBキーボードに接続したところ。

Surface Pro同様ではもちろんありませんが、広いモニタの恩恵は画面が小さいポータブル機で活きてきます。性能よりも「いざとなればこんなことも」な多芸が売りの製品らしい使い方です。





Gallery: Surface Go 実機ギャラリー | 19 Photos

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Surface Go の基本仕様は、10インチ1800 x 1200 PixelSenseディスプレイ、Surface Pen手書き対応、インテル Pentium Gold 4415Yプロセッサ、4GB RAM / 64GB eMMC または 8GB RAM / 128GB SSDストレージ。

別売りで4096段階感圧のSurfaceペン、キーボードと大きめのタッチパッドを搭載したタイプカバーに対応します。

ポート類は充電や外部ディスプレイ出力にも対応するUSB-C x1、従来モデルと共通の充電+拡張端子Surface Connect、おなじみのキックスタンド裏に microSDXCスロット。3.5mmヘッドホン端子もあります。

汎用性の高い充電端子でもあるUSB-Cの追加は歴代 Surface Proユーザーの悲願でしたが、逆にSurface Proの良いところとして宣伝されてきたフルサイズのUSBポート(Aポート)は廃止。

持ち歩くことを優先したモデルなのだから拡張性は二の次、一本で拡張できるUSB-Cがあれば充分という見切りは他社の軽量ノートにもありますが、あれもこれもが売りの Surfaceとしては、USB-Cひとつだけではなく反対側にUSB-Aも欲しかったところです。厚み的にも、フルサイズUSB端子搭載のProとほとんど変わりません。

バッテリー駆動は公称9時間。

そのほか基本的な点と総論は、動画レビューのおまけにまとめています。

Surface Go 動画レビュー。理想の低価格Windowsタブレットにあと一歩 (※海外版)

薄くはないが軽い本体・キーボード込みでさらに差



「歴代最薄」は嘘ではないものの、Surface Go が厚さ8.3mm、Proが8.45mmと僅かな差。持ってもほぼ分からず、むしろ小さいGoのほうが比率的には厚く、側面が膨らんだこともあってころんとした印象です。



フットプリントの差はこれくらい。Goは画面が小さいぶんベゼルが相対的にやや太く、画面サイズ12インチと10インチの比率より若干大きめです。

重量は522gは画面サイズ同クラスのiPadより40-50gほど重いものの、Surface Proの770-780g前後からは歴然と軽量。小さいので当たり前ですが。

タイプカバーとセット運用する場合、Surface Proは計 約1.1kgに対して、Surface Goは本体522g + タイプカバー243gで合計約765g。本体だけより差は広がります。

普段は iPadのように手軽なタブレットとして、必要な時はタイプカバーやサードパーティのキーボードでWindows 10ノートとして、が想定された使い方ですが、少なくともサイズからの手軽さ扱いやすさは、厚さ6mm台・重さ470 〜 480g前後の9.7インチ/10.5インチ iPadのほうがやはり一段上の印象です。

筐体・スタンドの高品質は歴代Surfaceと同等



一方、Surface Goはサーフェスの象徴的な一体型キックスタンドが大きな武器。厚みや重さを比べるなら、無段階で角度調整でき、しっかり立てられるカバーなりスタンドと合わせた状態でという考え方もあります。

このキックスタンドの品質と便利さは、Surfaceをタブレットとしても使うユーザーならばご存知のとおり。動画視聴時などはもちろん、Surface Goではかなり深く倒せる(画面を浅い角度で立てられる)ので、タッチやペンがメインの作業も楽になりました。

Surfaceタブレットは側面が斜めに断たれた台形の本体が伝統でしたが、Surface Go は側面が丸みを帯びた形状に。軽さもあり、ビューアとして片手持ちのしやすさは向上しました。画面の縁を持ち続けるのが不安なら、開いたキックスタンドをガシッと掴んで持つこともできなくはありません(Surface Proでよく取っ手にして使っても壊れたことはありませんが、たぶん非推奨です)。

キックスタンドも含め、このマグネシウム合金製ボディの完成度や精度は歴代のSurface譲り。安価になっても安っぽさはなく、同価格帯タブレットPCのなかでも群を抜いています。(※400ドルでお考えください)。


Sモードは無償で解除可能、ただし一方通行


ソフトウェアの使い勝手について言えば、Windows 10はタブレットモードに切り替えても、いまだにアプリのタスクスイッチなど基本操作は モバイルOSの軽快さ、シンプルさに及ばず、デスクトップ用Windowsのボタンが大きくなった+限定的なジェスチャが加わったような状態です。

タブレットとして指で操作しやすいストアアプリも増えては来たものの、まだ十分とは言えません。

従来のWindowsアプリがそのまま使えることが魅力でSurface Goを選ぶ場合、タブレットモードのために別アプリを揃えて、ワークフローを複雑にするのもやや本末転倒の感があります。

キーボードなしの片手持ちで使いやすいアプリが運良く見つかれば最善ですが、むしろタブレットモード切り替えを使わずデスクトップモードのまま、ペンを小さなUIの操作用、デスクなしで使えるマウスのようなものと割り切って使うのもひとつのやり方です。

初期状態の Surface Go は、ストアアプリしか動かないかわりに比較的セキュアで起動も早く、システムが経年劣化しにくい「Sモード」で動作します。たとえばChromeブラウザは使えず、ウェブはEdgeで使うことになります。Sモードでは規定のブラウザ変更自体ができません。

iPadではなくSurfaceを検討するユーザーは、おそらくストアアプリだけでなく従来のWindowsアプリやゲームやユーティリティ等を使いたいことが大きな理由と思われますが、その場合は無償でSモードから通常のWindows 10に切り替えが可能です。ただし一度Sモードを抜けた場合、もう一度Sモードに戻ることはできません。

これはSモードがiOSのように、システムとアプリを隔離するモデルで作られているため。従来のフリーダムなWindowsアプリでシステムに変更を加えたまま、Sモードに戻って良いとこどりはできないという理屈です。


(Gears of War 4は要件を満たさず。残念。)



デスクではマルチモニタ運用も(なんとか)


Gallery: Surface Go と Surface Pro、Surface Dock | 7 Photos

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可搬性が肝の非力な小型モデルをデスクトップ運用するのは本末転倒ですが、「いざとなれば」に対応できるのは、多芸を売りにする2 in 1 Surfaceの真骨頂でもあります。

外部モニタに出力した状態でも、うっかり重いマルチタスクをせず、資料やウェブページを置いて参照したり、SNSやメッセージングサービスの窓を開いて更新を流し見するような使い方ならば十分実用的です。

(ただし、高速でメモリも潤沢なPCでは忘れがちなウェブページの重さの感覚を多少は取り戻す必要があります)。

複数の重いアプリを並行で使うためのマルチモニタではなく、広さと一覧性を活かすため、狭い本体ディスプレイでウィンドウを行ったり来たりする手間を省くためと割り切れば、意外なほどストレスなく使えました。

この例では8GB RAM+128GB SSDモデルで、デフォルトのSモードのままテスト。ブラウザはChromeではなくEdgeです。

限界を試すつもりで接続した4K x2枚では、作業内容とアプリにもよるものの、CPUよりもRAMよりも先にGPUが表示だけでカツカツになります。

たとえばここにNetflixのHD再生+ウェブページ埋め込み動画の同時再生などを加えると、破綻して動画は飛び飛びに。もちろんここまで負荷をかけなければ、フルHD動画程度は余裕で再生できます。

マルチモニタ運用を含む拡張性はWindowsノートを選ぶ理由になるだけに、たまたま何故かSurfaceドックがあった、安く手に入った、作業する場所に設置済みだったといった場合、使わない手はありません。




Surfaceドックはそれなりにいかついお値段(税込2万7000円前後)のうえに、他の周辺機器の組み合わせでも代替が効くことから、Surfaceユーザーの誰もが持っているわけではありません。しかし USB-C端子ひとつでも充電・拡張に対応するのがSurface Go の良いところ。

たとえばこれは MacBook用のアップル純正 USB-C Digital AV Multiport アダプタ。ぶら下がった外見はアレですが、一本で充電・HDMI出力・Surface GoにはないフルサイズUSB端子(A端子)の拡張ができます。

付属ACアダプタはSurface Connect端子用




従来のSurfaceユーザーだけがほんのり嬉しいポイント。付属のACアダプタは Surface Proと共通の電源・拡張端子Surface Connect端子用です。

Surface Go は先の例のようにUSB Type-C端子で給電できるため、長時間運用でも付属ACアダプタの持ち歩きは必須ではありません。

一方、このアダプタを Surface Proに接続すると「電源に接続しています - 充電していません」表示になりますが、スリープ状態など負荷が低ければ充電も可能です。

Surface Proの65W ACアダプタは300g近くあり、電源タップからACアダプタへ、ACアダプタから本体への二種類のケーブルが伸びるタイプ。持ち歩けば邪魔になり、持たなければバッテリーが不安になる、もはや忘れたい旧世代のジレンマがあります。

Surface Go付属のACアダプタならば比較的小さく持ち歩きやすいため、カバンに忍ばせておいてSurface Go / Pro どちらを持ち歩いても使えるといった運用もできそうです。

(Proを高負荷で一日使うような状況では無理ですが、夜間や使っていないタイミングに充電するなど)。



いちおうツメも畳めます。出力は15V 1.6A。Surface Connect はケーブルに足を引っ掛けても勝手に外れるMagSafeっぽい機構です。

タイプカバー(キーボード)は互換性なし

Surface Connect 端子は共通する一方、タイプカバー接続端子は互換性なし。写真は上がSurface Go、敷かれているのがSurface Pro。手前はSurface Go用キーボードカバー。端子の数も左右の突起の幅も、マグネットで密着する部分全体の幅も違います。

ただでさえ内外価格差あるいは商品構成差が議論される Surface Go ですが、なければ魅力半減のタイプカバーは別売り、最安でも1万2744円。

もしキーボードに互換性があれば、Surface ProユーザーはカバンにProのキーボードだけ入れておき、Goはカバーなしタブレットとして運用、必要な時だけ合体ができたのに残念です。

税込6万9984円(Office同梱)


海外版ならば軽率に買ってしまいそうな価格のSurface Goですが、国内版はOfficeのライセンス付きで税込約7万円。絶対値としては大した差額ではないものの、元が安いだけに割合としては大きく、特にOfficeのライセンスを被らせがちな層にとっては、またPCを処理性能/価格第一で測る観点からは魅力が半減します。

何より、「環境が違う他の市場ではずっと安いのに、日本では割高で買わざるを得ない」「4万円台だったら買おうかなと思っていたところに7万円でがっくり」という事実が、消費者心理としては言わば「ケチがついた」状態になってしまい、お買い得を選ぶことが正義であり誇りであるという「賢い消費者」として訓練されてきた人間にとっては、買えない価格差ではないけれどちょっとなあ、と若干の心理的な抵抗があることは否定できません。元の値段のことは忘れるとしても、この価格帯では他社の安価な2-in-1が一気に競合になってきます。

一方で、従来から販売されてきた大きいほうの Surface Proも、思えば国内版の最安モデルは「11万円も払ってCore m3に4GBか......」でありつつも、筐体の品質やペン対応、インターフェース類は20万30万円クラスの上位モデルとまったく同じであることが、高い処理性能は不要な特定の使い方でピンポイントに選ばれる理由になってきました。

Surface Goも、少なくとも国内では、狭義の価格性能比に現れない点や、Windows 10であることを含めて、特定の使い方に合うかどうかの観点で選ぶことになります。

すでにWindowsの 2 in 1としてSurfaceを検討していて、Proよりは手軽かなという方向で検討する場合、性能差と画面の差に加えて、重さ300gちょいの差、フットプリントの差、USB-C充電対応をどう評価するかあたりが材料になりそうです。

上記を踏まえて、Surface Pro を必ずしも理想ではないものの替えが効きにくいベターな妥協案として愛用してきた立場のバイアスを自覚した上で正直に言えば、「モノとしては意外なほどいい。Officeライセンスあまりまくってるけど」。

Surface Go 動画レビュー。理想の低価格Windowsタブレットにあと一歩 (※海外版)


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