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米国発売目前!Galaxy Note9先行レビュー。高スペック誇るも細かい機能に粗さ残る:週刊モバイル通信 石野純也

それでも完成度は高め。

石野純也 (Junya Ishino)
2018年8月22日, 午後05:50 in Mobile
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Ittousai, 8月13日
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8月9日(現地時間)に米ニューヨークで発表されたGalaxy Note9の発売が、間近に迫ってきました。日本での予定や取り扱いキャリアなどは未定ですが、例年通りであれば発売されないことはないでしょう。すでに日本語版のWebサイトができている点を考えても、可能性は非常に高そうです。そんなGalaxy Note9の海外版を借りることができたので、発売前の先行レビューをお届けします。


まずは見た目ですが、パッと見た印象では、先代のGalaxy Note8と大きな違いはありません。側面のフレーム部分が斜めにカットされているためか、角度をつけて見たときのシャープさは増していますが、わずかな違いといえそうです。ディスプレイも0.1インチサイズアップしていますが、言われないと気づかないと思います。

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▲フレームの端がカットされており、シャープさが増した

ただし、Galaxy Note9は、カラーリングでその特徴を出しています。特にレビューに利用したオーシャンブルーは、本体色が深い青色なのに対し、Sペンは鮮やかなイエローと強いコントラストがついています。これまで、Sペンは本体と同色でしたが、どこか地味だった印象も否めません。ペンに特徴のある端末だけに、挿し色的にビビッドなカラーを使うのは悪くないと思います。

残念ながら、ペンの色が本体と異なるのは、オーシャンブルーのみ。手元にないその他のカラーは、従来同様本体と同系色。日本ではどの色が発売されるのかはまだ分かりませんが、せっかく手に入れるのであれば、オーシャンブルー一択になりそうです。逆に、ほかのカラーのインパクトが薄くなってしまったのは残念。全色本体とペンの色を変えてもよかったのではと感じました。
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▲オーシャンブルーのみ、Sペンが本体色と異なるイエロー

サムスンが発表会で大プッシュしていたのは、スペックの高さ。中でも、バッテリーは4000mAhと大容量で、1日中使えることをアピールしていました。実際使ってみると、確かにバッテリーの減りが遅い印象。

単にバッテリー容量が増したぶん、電池の持ちがよくなっているだけでなく、待機時のコントロールもうまくなっているのか、充電せずに丸2日以上放っておいても、半分以上バッテリーが残っていました。Galaxyシリーズは、どちらかというとパワー優先で電池の持ちは二の次というイメージを持っていましたが、いい意味でそれが裏切られました。
▲大容量バッテリー搭載で、電池の持ちは抜群

スペックの高さでいえば、チップセットもメモリもスマホの中ではトップクラス。使用したバージョンはExynos 9810を内蔵し、RAMが6GBのバージョンでしたが、AnTuTu Benchmarkのスコアは24万3226点と、高い数値をたたき出していました。上位モデルのRAMは8GBとてんこ盛りですが、6GB版でも十分サクサク動きます。ディスプレイサイズが大きく、画面を分割して使うことも多いGalaxy Noteなだけに、このスペックには納得なところがあります。
▲AnTuTu Benchmarkのスコアは24万点オーバー

とはいえ、個人的に注目しているのはやはりSペンの新機能。文字や絵を書くという基本でいえばGalaxy Note8と同じですが、Galaxy Note9には新たにSペンリモコンの機能が搭載されています。SペンにBluetoothが内蔵されたことで、ギャラリーで次の写真、前の写真を表示したり、カメラのシャッターを切ったりといった操作が可能になりました。本体を立てかけておき、写真を複数人で見たり、集合写真を撮ったりするときに便利だと感じました。
▲SペンにBluetoothが搭載され、リモコン的な利用が可能になった

一方で、これらの機能は出番が限定的。どちらかというと、日常的に使うのは、Sペンのボタンを長押ししたときに特定のアプリを起動できる機能です。デフォルトではボタンの長押しにカメラが割り当てられていますが、利用シーンを考えると、Samsung Notesの新規作成に変更しておいた方が便利そう。Noteというペットネームを持つだけに、デフォルトの設定もカメラではなく、ノートにしておいてほしかったところです。
▲Sペンボタンの長押しで起動できるアプリは、変更できる

続いて、セキュリティ機能。Galaxy Note9では、Galaxy S9、S9+と同じ、インテリジェントスキャンに対応しています。また、指紋センサーの位置も、カメラの横からカメラの下に変更され、手に取ったときに自然と人差し指が当たりやすくなっています。

インテリジェントスキャンは、シーンに応じて虹彩認証と顔認証を使い分ける機能。暗い場所では精度を優先して虹彩認証を、逆に明るい場所ではスピードを重視して顔認証をというように、両方を使うことで認識精度とスピードを両立させることができます。ざっと使った限りでは、確かに顔認証単体を使っていたGalaxy Note8のときより、画面のロックをしっかり解除できる印象を受けました。
▲Galaxy S9、S9+に続き、インテリジェントスキャンに対応
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▲指紋センサーもカメラの下に移動し、触れやすくなった

ただ、スピードに関してはどうしても他の端末と比べ、遅いと感じます。特に最近では、ファーウェイやOPPOなどの中国メーカーがこの機能に力を入れており、そのスピードはまさに一瞬。これに対してGalaxy Note9は、どうしてもロック解除まで間が空いてしまいます。認識に成功するためには、端末を正面にきっちり向けなければならず、この点もシビア。認証機能に関しては、まだまだ改善の余地はありそうです。

Galaxy S9、S9+の最新機能を取り入れたのは、カメラも同じです。Galaxy Note9のカメラにも、機械式の絞り可変機構が組み込まれており、F値1.5とF値2.4が自動で選択されます。プロモードで撮影したときは、手動で選ぶこともできます。また、Galaxy S9、S9+から進化した部分として、AIで被写体を判別する機能が追加されています。たとえば、以下のように食べ物を撮ったとき、自動で色味が暖かめになるなど、ソフトウェア面での改善はしっかり見て取ることができます。
▲カメラはF1.5とF2.4を切り替えることができる
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▲被写体が食べ物と認識され、より暖色が強くなり、おいしそうに見えるようになった

AIを活かしたもう1つの機能として、撮影の失敗をサムネールで教えてくれるというものがあります。ただし、これには過度な期待は禁物。子どもの動画を流しながら、あえて手ブレさせたり、カメラに指をかけたりして計数百枚写真を撮ってみましたが、実際に通知があったのは数枚。通知がなくても、失敗している写真は多々ありました。もう少し閾値を低くして、ブレがあったら教えてくれる方がよかったかもしれません。このスクショ取るの、大変でした......。
▲AIが撮影の失敗を教えてくれるが......

と、このように細かい部分で改善してほしいところはいくつかありますが、そこはやはりGalaxyシリーズ。完成度の高さは従来通りで、Sペンというほかの端末にはない個性も備えています。

一方で、大画面スマホや、ペン入力といった新機軸をいち早く切り開いてきたGalaxy Noteには、新たな利用シーンを作り出すような何かがほしかったというのも、筆者の偽らざる感想です。Sシリーズ、特に"+"のつくモデルとのすみ分けをしっかりするという点も、今後の課題といえるかもしれません。




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