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足腰強化型ロボット外骨格・経産省が空飛ぶクルマ実現に官民協議会・平面駆動無線イヤホン : #egjp 週末版131

10年もすれば、普通にフライングタクシーに乗る時代が来る?

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年8月26日, 午後06:00 in Weekend
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1週間のあいだに拾いきれなかったニュースをいくつかピックアップしてお届けします。今回は「足腰強化型ロボット外骨格」「日本政府が空飛ぶクルマ実現に官民協議会設置」「平面駆動でワイヤレスなイヤホン」といった話題を取り上げました。

平面駆動ワイヤレスイヤホン「RHA CL2 Planar」

英国のオーディオ機器メーカーRHAが、平面駆動式ドライバーを搭載し、ワイヤレスユニットも付属するイヤホン、「CL2 Planar」を発表しました。

通常のコーン型振動板を使うドライバーは、振動板の中心から外側へ向かって伝達されるためにひずみ成分や定位の僅かな誤差が生じるのに対し、平面駆動方式のメリットは、振動板全体がコイルの振動とともに動くため、非常にダイレクトかつ正確な応答性が得られるところ。

CL2 Planarの場合も、10mm径のトランスデューサーで駆動する10μm平面振動板が高い応答性を発揮するとアピールしています。左右ユニットは着脱式となっており、3.5mmステレオミニ端子を使用するアンバランス接続ケーブルに加えて、2.5mm端子を使うバランスケーブルが付属しています。再生周波数帯域は16Hz~45kHzとなっています。

また、RHAのワイヤレスイヤホンMA650に付属するのと同じBluetoothネックバンドSecureFlexが付属しており、首かけ型のBluetoothイヤホンとしても利用可能。ワイヤレスで使用する場合の駆動時間は最大12時間。

ハウジングにはジルコニア(ニ酸化ジルコニウム)を採用。模造ダイヤモンドにも使われるこの素材は非常に高い剛性があるため、内部構造の工夫とあいまって、音の伝達を妨げないようになっているとのこと。

CL2 Planarは日本では代理店のナイコムが9月中旬に発売予定。予価は税別で11万3500円としているものの、正式な価格や発売日は後日発表としています。

ちなみに平面駆動イヤホンとしては、AUDEZE iSINEシリーズがすでに発売されていますが、こちらもなかなかのお値段になっています。

LG、労働者の足腰強化型ロボット外骨格を発表

工場や倉庫などではたらく人の職業病とも言えるのが、腰痛や膝の故障。だいたい20kg前後ぐらいまでの、フォークリフトで運ぶほどでもない重量物は、どうしても手で持ち上げて運ぶ機会が多くなりがちです。腰に負担がかからないよう背筋を伸ばしてかがみ、膝を使って持ち上げれば、ギックリ腰などを予防できると教育は受けているであろうものの、つい油断した瞬間にその痛みはやってきます。

LGは、労働者が重量物の作業を軽々とこなせるようにする下半身用ロボット外骨格「CLOi SuitBot」を、独ベルリンで8月31日~9月5日にかけて開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス・ショー(IFA 2018)で発表することを明らかにしました。

胴回りと膝、脛、そしてサンダル部の各部で身体に固定し、直立、歩行その他あらゆる動作の際に、各関節部が自動的に力を補助するしくみ。したがって重い資材の運搬などが楽になります。リリース文によると、CLOi SuitBotはLGが開発するホテルや空港向けサービスロボCLOiとネットワークを構築し、工場や倉庫、その他の職場において荷物の運搬や情報の伝達のために連動することもできるのだそう。

最近ではフォードが、吊り下げられた自動車フレームに下から部品を取り付ける作業のために、ベスト型のロボット外骨格を世界の工場に採用すると発表しています。2020年代には、かつて"きつい、汚い、危険"の頭文字をとって"3K"と呼ばれたような職場でも、少なくとも"きつい"に該当する"K"に関しては消えてゆくかもしれません。

アウディ、新EVスポーツカーコンセプト「PB18 e-tron」発表

アウディが、ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018でEVスポーツカーのコンセプトモデル「PB18 e-tron」を発表しました。特徴的なのはシート配置で、1人でスポーティに攻めたい場合はシート配置を中央にするコクピットモードを、2人でクーペとして乗りたい場合はシートを左側にスライドさせると、右側に助手席が現れるようになっています。なお、運転席は乗降の際も左側に自動的にスライドします。

可動式運転席は、基本的に運転に関する全ての操作をドライブ・バイ・ワイヤー、すなわち電子制御化しているからこそ実現できているといえます。メーターパネル類はOLEDディスプレイで透過式になっており、形ばかりのフロント側ボンネット下にある開口部を通じて路面を視認可能になっています。また、ディスプレイにはまるでTVゲームのように理想的な走行ラインを表示する機能も備えるとのこと。

PB18 e-tronには"レベル0"の自動運転機能が搭載されるとのこと。レベル0という自動運転レベルは実際には決められていませんが、アウディは「レベル0ではドライバーがステアリングを操作し、アクセルペダルやブレーキペダルを踏み込まなければならない」と定義しました。つまり自動運転システムなんてものは搭載せず、その分はまるっとマシンの軽量化にまわし、ドライバーにはその分ドライビングを楽しんでほしい、ということです。

マシンのスペックとしては、フロント1基、リアに2基のモーターを搭載してアウディ伝統のAWDを構成、合計出力は500kW、約680PSとなっています。ただし、ブーストモードを使用すれば最大出力は一時的に最大570kWに達するとのこと。最大トルク830Nm(約855kgf・m)で、0-100km/h加速は2秒未満。このあたりはもうコンセプトカーだから言ったもん勝ちなんじゃないかとも思える話です。

バッテリーは水冷式の全固体電池を採用、フル充電に要する時間はたったの15分で、航続距離は最大で約500kmとされます。アウディが開発する非接触式充電Audi Wireless Charging(AWC)にも対応します。

ちなみにPB18 e-tronは、世界耐久選手権(WEC)参戦マシンだったアウディR18 e-tronの技術的なDNAを受け継ぐことを意味するとされます。ただ、似ているのは(良い意味で)名前だけという気もしないでもありません。

米ダレス空港、顔認識技術導入3日めで最初の身元詐称者を発見

ワシントン・ダレス国際空港で、顔認識技術を導入したところ、たったの3日で最初の犯罪者を発見し、逮捕する出来事がありました。米国境警備局(CBP)によると、ブラジル・サンパウロ出身の26歳の男性は、通関の際、係員からは一切不審に思われることがなかったものの、顔認識システムだけがパスポートと本人の顔が一致しないと判定したとのこと。そして調査したところ、靴の中にコンゴ共和国のIDカードを隠し持っていたことが判明。これがあきらかに身元を偽ろうとしている証拠となりました。

空港への顔認識システムの導入を巡っては、もし、コンピューターが誤検出をした場合、誤って検出された人の人生が大きく変わってしまう可能性があるとしてプライバシー保護を訴える団体が反対する一方、CBPは顔認識システムが空港のセキュリティを大幅に引き上げるとともに、渡航者の通関手続きにかかる時間を短縮できると考えています。

CBPの現場責任者Casey Durst氏は「CBPにとって顔認識技術は、米国を様々な脅威から保護するための重要な進歩です。例えばテロリストや犯罪者は、米国へ入国する際に盗品のパスポートを使うなど、あの手この手で職員を欺こうとします。しかし、今日の顔認識技術の進歩は、盗難パスポートや盗難免許証の悪用を実質的に不可能にします」と、コメントしています。

日本政府が"空飛ぶクルマ"実用化向け官民協議

The flying taxi is seen in Dubai, United Arab Emirates September 25, 2017. REUTERS/Satish Kumar
日本の経済産業省が、乗客を乗せて自動的に目的地へ飛行する"空飛ぶクルマ"の実用化に向け官民合同の協議会を設置、8月29日にも第1回目の会合を開催します。協議会に参加するのはNEC、日本航空、ANAホールディングス、ヤマトホールディングスといった国内企業に加えて、エアバス、ボーイングといった欧米航空機メーカー、さらにはUberやトヨタとパナソニックが後押しするCartivatorといったフライングタクシー開発企業が含まれる見込み。

経産省の発表によると「日本における新しいサービスとして発展させていくためには、『民』の将来構想や技術開発の見通しをベースに、『官』が、民間の取組みを適時適切に支援し、社会に受容されるルール作りなどを整合的に進めていくことが重要」とのこと。実用化の目標時期は2020年代とし、今後約10年ほどをかけて、日本国内だけでなく国際的な法規制やルール作りにリーダーシップをとりたい構えです。

フライングタクシーやドローンタクシーと呼ばれる新しい乗り物に関しては、現在では多くの企業が開発に取り組んでいます。たとえばダイムラーが支援するVolocopterや、EHangといった企業はすでに有人または無人でのテスト飛行の段階に入っており、エアバスのVahanaも、今年1月に初飛行を実施しています。つい先月には、自動車だけでなく航空機エンジンも開発するロールスロイスがElectric Vertical Take and Landingコンセプトを発表し、ポルシェもまた、フライングタクシー参入の機会をうかがっているとされます。

ほかにもUberがフライングタクシー開発において航空企業5社と提携したり、ボルボの親会社の吉利自動車はTerrafugiaを傘下に収めて積極的に関わってゆく姿勢を見せています。元Googleのラリー・ペイジ氏のスタートアップ企業Kitty Hawkも、今年はじめにエアタクシー事業への参入を明らかにしました。

これまで、この分野には日本企業の名前を見ることはあまりありませんでした。しかしボーイングが開催している一人乗りVTOL開発コンペGoFlyでは日本のteTraがトップ10チームに選出されるなど、いくつかの開発プロジェクトが立ち上がっています。今後はこうしたプロジェクトの開発が実を結んで行くことにも期待したいところです。


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