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ファーウェイ最新CPU「Kirin 980」を解説 Mate 20に搭載

搭載予定のMate 20シリーズがどんな端末になるか今から楽しみです

中山智 (Satoru Nakayama), @yenma
2018年9月4日, 午前10:05 in Huawei
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ドイツ・ベルリンで開催中のコンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2018」の基調講演にファーウェイのRichard Yu氏(CEO, Huawei Consumer Business Group)が登壇。同社のスマートフォンに搭載される次世代プロセッサー「Kirin 980」について解説しました。

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▲ファーウェイのRichard Yu氏(CEO, Huawei Consumer Business Group)

「Kirin 980」はファーウェイ傘下のハイシリコンが開発したプロセッサー。前モデルの「Kirin 970」では機械学習の処理を行なう「NPU((Neural Network Processing Unit))」を搭載したAI対応プロセッサーが特徴でしたが、今回のKirin 980もその路線を踏襲し、プロセスルールは世界初の7nmとなっています。

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▲7nmのプロセスルールなど、6つの世界初を搭載した「Kirin 980」

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▲壇上からチラ見せされた「Kirin 980」

強化ポイントは大きく5つ。ひとつめは機械学習機能の強化で、NPUを2つ搭載したデュアル仕様になっています。この強化により、静止画だけでなく動画もリアルタイムでイメージ処理が行なえるようになります。プレゼンではランニングをしている人だけを切り抜いて、ほかの背景とリアルタイムで合成するデモが披露されました。

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▲NPUもデュアル化でリアルタイム処理性能が大幅にアップ

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▲動画もリアルタイムで切り抜きや合成といった作業ができるように

また画像認識の時間も大幅に短縮。500枚の写真を認識する実験では、Snapdragon 845が12秒、AppleのA11が25秒かかったのに対し、Kirin 980は6秒と大きな差をつけています。

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▲画像認識テストでは他社のプロセッサーを圧倒

強化ポイントの2つ目はCPU。Kirin 980はKirin 970と同じくオクタコアですが、構成が変わっています。Kirin 970では高速(ビッグ)×4と低速(リトル)×4の組み合わせなのに対して、Kirin 980は高速(ビッグ)×2と中速(ミドル)×2、低速(リトル)×4の組み合わせとなっています。

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▲高速側と中速側のCPU自体はArmの「Cortex-A76」をベースにしているのは同じで、クロック周波数を高速側は2.6GHz、中速側は1.92GHzに設定しています

一見すると高速が多いほうが処理能力は高そうですが、スマートフォンの場合、意外と高速側をフルで使って処理するケースは多くありません。そこで中速で処理をするCPUを加えることで、作業内容にあわせてより柔軟な組み合わせでの使用が可能となり、37%のパフォーマンス向上を実現。さらに高速側の処理を減らすことで電力効率も32%アップしており、結果バッテリーの持ちも良くなるわけです。

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▲作業内容に合わせて使用するCPUを柔軟に組み合わせられる

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▲高速側で処理する作業は意外と多くない

強化ポイントの3つ目はGPU。Kirin 970で搭載されていたMali-G71からMali-76へと変わっており、パフォーマンスでは46%、電力効率では178%も性能アップしているとのこと。プレゼンでは、60fps近くまでフレームレートを上げてゲームをプレイするデモが披露されました。

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▲GPUはMali-G71からMali-76にかわり、電力効率などが大幅に向上

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▲3Dゲームの「PUBG」も60fpsでプレイ可能

さらにHUAWEIは「GPU Turbo」というゲームなどのプレイ時にグラフィック機能を強化するモードがあり、Kirin 980も「GPU Turbo」に対応しています。

強化ポイントの4つ目は通信機能。Kirin 980はCat.21に対応し最大で1.4Gbpsでの通信が可能となります。またWi-Fiも最大1.73GbpsのIEEE 802.11acに対応し、GPSはL1とL5ふたつの周波数が利用できるようになり、より正確な位置が把握できるようになります。

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▲とはいえCat.21でサービスをフルに提供できる通信キャリアが世界でいくつあるかという問題はありますが......

5Gでの通信機能は内蔵していませんが、すでにファーウェイが開発済みの5Gモデム「Balong 5000」との組み合わせは可能で、Kirin 980とBalong 5000を搭載した5G対応スマートフォンの開発も理論上は可能です。

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▲Balong 5000と組み合わせることで5G端末も作れます

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▲GPSでの通信もふたつの周波数が使えるようになる

強化ポイントの5つ目はカメラ機能。画像処理エンジンとなるISP(Image Signal Processor)こそ2つとKirin 970と同じですが、内部のアーキテクチャを改善。その結果画像処理速度は46%、動画録画時の電力効率は23%、録画時のレイテンシーは33%も向上してます。特に夜景など暗い環境での撮影で今回の性能アップが効果を発揮するとのこと。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA▲Kirin 980とSnapdragon 845での撮影比較

以上の5つが「Kirin 980」のパワーアップポイント。このプロセッサーを搭載したスマートフォン「HUAWEI Mate 20シリーズ」も10月16日発表すると予告されています。進化したプロセッサーの性能をどのように活かした端末になるのか期待したいところです。

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▲Kirin 980を搭載したMate 20シリーズは、10月16日にロンドンで発表予定



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関連キーワード: huawei, ifa2018, kirin980, mate20pro
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