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HP「生産性50倍」うたう Metal Jet 技術で産業用金属3Dプリンターに参入。VWなどに納入へ

次に買う自動車にも使われているかも

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年9月11日, 午後12:45 in Gadgetry
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米HPが、産業向けの新しい3Dプリンター「Metal Jet」で金属3Dプリントの市場に乗り出します。一時期ブームとも言える状況だった3Dプリンター分野はすっかり沈静化したようにも見えるものの、産業の現場ではしっかりと根を張りつつあり、特に大規模な製造の現場、それも金属パーツの製造においてはすばやく安価に試作品を作れる3Dプリンターが活躍しています。

HPは、Metal Jetが「ボクセルレベルのバインダー噴射技術」により既存の3Dプリント技術の50倍の生産性を実現」すると説明、そのため噴射ノズル数は4倍、一度にプリント可能な幅は2倍に増やして印刷時間短縮とコスト削減をはかっています。ボクセルとは、インクジェットで言うピクセルの立体版と考えればわかりやすいでしょう。

Meal Jetの仕組みは、まず最初に薄い金属粉の層を形成し、プリントヘッドからその上に実質的に結合剤となる液体を噴出します。これで1つの層が出来上がり、あとは再び金属粉をその上に配置して結合...を延々と繰り返してゆきます。その大きさにもよるものの、一つのモデルを印刷するにはだいたい4~5時間ほどを要するとのこと。

できあがるモデルの精度はプリンターの解像度に依存します。Metal Jetで扱うボクセルは単体で20x20x50ミクロンとされます。比較のために例を出せば、髪の毛がだいたい17~181ミクロンとされるため、だいたいそれぐらいの精度でモデリングができるということです。

印刷が終わったら余分な金属粉を再利用に回し、モデルはオーブンのような機械で焼結処理を施し、粉末を溶融させます。HPは焼結処理に長けるParmatechおよびGKN Powder Metallurgyとパートナーシップ契約を締結しました。なお、焼結処理によってモデルは約15%ほどサイズが縮小します。

HPは、2019年よりMetal Jetシリーズの顧客が3Dモデルをアップロードすることで、HPの技術者がそのコンポーネント製作プロセスを指南するMetal Jet Production Serviceを開始するとのこと。またMetal Jetプリンターそのものは2020年より最初の顧客に出荷され、価格は40万ドルを下回る見込みです。

Metal Jetの予約顧客リストにはフォルクスワーゲンやポンプメーカーのWilo、医療機器のOkay Industriesなどが含まれています。たとえばフォルクスワーゲンの場合は、現在はまだ自動車のキーホルダーやネームプレートといったカスタマイズ向けパーツを金属3Dプリントで作るにとどまっているものの、将来的にはミラーのマウント部品やシフトノブなど、より重要なパーツにも適用していく予定、もちろんVWが今後発売する電気自動車にもMetal Jetプリンターを活用する計画とのことです。

Via: Cnet
Source: HP
関連キーワード: 3Dprinting, Gadgetry, gadgets, gear, hp, MetalJet, tomorrow
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