Sponsored Contents

reportの最新記事

Image credit:
Save

深センで超大型台風に遭遇、一気に変わる天気に驚き。現地の警告シグナルはこう見よう

台風の通過が多い地帯だけに、この時期は怖いのです

ShimoKen, @ShimoKen
2018年9月17日, 午後12:15 in report
194シェア
59
78
0
57

連載

注目記事

Hue対抗スマート電球がアイリスオーヤマから。無線LAN搭載で3000円台、スマホ接続にハブも不要

Hue対抗スマート電球がアイリスオーヤマから。無線LAN搭載で3000円台、スマホ接続にハブも不要

View
ROG Phone日本上陸か!? ASUSが11月16日にゲーミングスマホの発表会を開催

ROG Phone日本上陸か!? ASUSが11月16日にゲーミングスマホの発表会を開催

View

香港・深センエリアに居ると、実はよく遭遇するのが台風。特に8月から10月のシーズンでは、連続で遭遇することも珍しくありません。

あまり遭遇したくないのは仕事の貨物の出荷時や移動時で、香港での飛行機の離発着時だと影響が大きくて大変です。筆者はこの時期、仕事柄貨物出荷が多いため、荷物が遅れるのは死活問題なのです。

さて、今年は関西地方へ甚大な肥大を与えた台風21号の影響を出張中の四国で受けたりと、超大型クラスとの遭遇があったところに、さらに大きな22号にもやられてしまいました。数日前には23号にも当たっています。


▲15日(土曜日)の時点では、空は綺麗な夕焼けでした

今回の台風22号(マンクット:中国名称「山竹」)ですが、たっぷりと時間を掛けて成長しながら接近してきたので、数日前から報道などで警戒態勢が敷かれてきました。

そのため、15日は午後から会社や工場、学校の一部は休業・休校となり、自分も強制的に滞在先の深センへ戻ってきました。中国気象局では黄色のシグナルを、香港天文台では夕方過ぎからシグナル3を発令して警戒告知をしています。
これらのシグナルについては本稿末尾にまとめましたので、ご参照ください。

ですが、台風の移動は想定よりも遅く、土曜日は天気も良くて風も穏やかでした。ただ、台風接近の影響か、気温が37度くらいもあって大変暑い日に。当日仕事で会っていた某社社長は、香港で点心を堪能して無事に帰国できたそうです。直前までは台風を超警戒していましたが、なんとラッキーな。


▲こちらは15日夜の様子。陽が落ちても天候は良く、皆いつも通りの週末を楽しんでいました


深センでは日付が変わって明け方少し前から雨が降り出してましたが、まだ風はそれほどでもなく、香港の海側に済んでいる知人から「風が強くなってきた」という連絡を受けました。その頃に中国気象局では橙色、香港天文台ではシグナル8が発令され、いよいよ、という状態に。

明るくなってくると風も強くなってきて、10時を過ぎた頃にはとうとう警報は最高レベルのシグナル10に。台風の多い香港ではありますが、10は久々に見ました。
香港はかなりの風だったそうですが、この頃はまだ深センでは強風程度。ネットでは香港からの動画がポロポロとアップロードされ始めます。



▲16日の10時ごろには、とうとうシグナル10の警告が(香港天文台サイトより)



▲ホテルには警戒すると共に外出を控えるよう貼紙がありました


ところが、11時を過ぎると様子が一変します。急に風雨が強烈になり、地鳴りの様な音を立てる風と、雨が窓を叩き付けるようになりました。外からは何かが倒れる音や飛ばされる音、時折ガラスが割れるような音が聞こえるようになります。
こちらの台風は、静かな状態からの変化が速くかつ激しいので、油断大敵なのです。


筆者はこのときの様子を室内から撮影していましたが、最初はしばらく静かだったところ、途中から急に風雨が強くなります。地鳴りの様な音に合わせて建物が揺れて、結構怖い体験でした。

12時を過ぎると台風は香港に最接近して、辺りもかなり暗くなってきました。滞在先のホテルも強風で揺れ出し、気持ち悪くなります。瞬間的な停電も断続的に発生しました。情報収集をしていると、周辺の街でも停電や水道が止まったり、一部は冠水しているとのこと。


▲強風で根っこから倒された街路樹

ここで突然大きな音が聞こえたので外を見ると、ホテル前の街路樹が根っこから折れていました。幸いなことに周囲には人も車もいなかったので、被害はなかったようです。


▲道路には無数の折れた街路樹の枝と、あちこちから飛んできたゴミが散乱しています


その後、16日の日没近くまでは轟音が響き渡り、18時頃になってやっと少し落ち着きました。ホテルのロビーにまで降りてみましたが、ホテルの前の道路は折れた街路樹の枝や周辺から落下してきた色々な物にまみれて大変な事に。何よりも目の前には大きな街路樹が3本倒れて横たわっているという状況でした。


▲香港天文台のページ。いつの間にか大雨のせいで土砂崩れの警報まで出ていました


▲こちらは中国気象局のページ。今回の台風はギリギリ香港や深センを逸れたことがわかります


原稿執筆時は通過はしたものの、まだシグナル10が発令中という状態。晩は外出自粛をします。現状では翌日から通常業務の予定ですが、この様子ですと道路には色々と影響がありそうです。

このように香港での台風22号は、かなり大きな被害となりました。日本でもまだまだ台風には油断のできない季節なので、避難用具を揃えるなど事前にできる防災準備をしておくことをお薦めします。

香港天文台のシグナルについて




本文で紹介した香港天文台の台風シグナルは、10段階での警告となります。おおよその警告度は以下のように定められています。
  • シグナル1:台風が800km圏内に接近しているときの警報です
  • シグナル3:台風がさらに接近した状態。日本で言う幼稚園は休園になります。またフェリーも欠航になります
  • シグナル8:台風が接近している状態。暴風警告です。学校や会社も休校、休業になります。バスや電車は間引き運転もしくは休業。飛行機もほぼ欠航になります。通常は8になる前に告知がでます。今回、この告知が土曜日に出ました
  • シグナル10:台風が直撃、もしくはほぼ直撃の危険な状態の警報です。一般的な台風ではここまでのシグナルにならず、8か9で終わります。10になると生命の危機があるレベルとなりますので、滅多に発令されません。こうなると、基本的には外出自粛か避難所へ避難となります

雨量レベル
  • 黄色:1時間に30mmの雨が降ります
  • 赤色:1時間に50mmの雨が降ります
  • 黒色:1時間に70mm以上の雨が降ります

中国気象局のシグナルについて


香港の場合は、中国気象局の側でも台風のシグナルを発信しています。こちらは4種類の色によって分けられており、赤が最大級となります。おおよその意味は以下のようなところです。

  • 青色:24時間以内に台風の影響を受ける可能性がある。突風8級クラス(風速17.2〜20.7m/s)以上
  • 黄色:24時間以内に台風の影響を受ける可能性がある。突風10級クラス(風速24.5〜28.4m/s)以上
  • 橙色:12時間以内に台風の影響を受ける可能性がある。突風12級クラス(風速32.7〜36.9m/s)以上
  • 赤色:6時間以内に台風の影響を受ける可能性がある。突風14級クラス(風速41.5〜46.1m/s)以上

関連キーワード: column, columns, HongKong, report, typhoon, weather
194シェア
59
78
0
57

Sponsored Contents