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Google Chrome、URL欄のサブドメイン省略表示をいったん無効化。しかしChrome 70で再び導入の意向

インターネットは誰のもの

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年9月18日, 午前07:30 in Chrome
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GoogleはウェブブラウザーのChrome 69に、URLバーのサブドメインのうち、いくつかの表記を省略表示する変更を加えました。

サブドメインとは、ドメイン名の先頭に記されるオプション的な文字列で区別されるURLのことで、たとえばドメイン名が"example.com"だとすれば"www.example.com"はサブドメインで、厳密にはこれら2つは同一ドメインの別アドレスとして扱われます。


Googleはこうしたサブドメインに用いられる先頭の文字列のうちいくつかをTrivial Subdomains(取るに足らないサブドメイン)としてリストアップし、該当するサブドメインを省略表示する変更をChrome 69に加えたわけです。

実例を挙げれば、もっともポピュラーに用いられる"www"やモバイルサイト向けに用いられる"m"がTrivial Subdomainsに該当し、これまでwww.example.comでURL欄に表示されていたドメイン名を、example.comと省略表示してしまうようになってしまったわけです。

ところが、この変更をすんなりと受け入れるユーザーはほとんどいなかった模様。というのも、www.example.comとexample.comを区別して利用していたり、PC用サイトをwww.example.comで構築し、モバイルサイトは別にm.example.comで用意しているようなサイトの場合であっても、そのどれもがまったく同じexample.comとURL欄に表示されてしまうことになってしまうため。

また、本来のURLをきちんと表示しなくなるこの変更が「フィッシング詐欺を助長する」という意見は、かつてAppleがSafariで同様のことをしようとしたときも出ていました。

そもそもサブドメインはドメインを取得した人が自身の意図に応じて自由に使えるはずのものであり、その中の"www"や"m"をGoogleが「取るに足らない」と考えているから表示しなくしてしまうのは強引に過ぎる気もします。

Googleはユーザーからの否定的な反応をみて、いったんTrivial Subdomainsの省略表示を取り消し、以前と同じURL表示にもどしたChrome 69.0.3497.92をリリースしました。ただ、GoogleはこれでURLの省略表記を諦めたわけではない様子。今後は標準化こそしないものの、標準化団体との公開ディスカッションを実施して、Chrome 70ではすくなくとも"www"は省略する仕様にしたいとの意向です。

ちなみに、なぜここまで強硬にURLの省略をしたがるのかについてですが、一部では(少々穿った見方かもしれないものの)、Googleがモバイルサイト表示高速化をうたってウェブサイトに導入を求めているAMP(Accelerated Mobile Pages)サブドメインで取り込める領域の増大を狙った施策ではないかという意見も出ています。

また、標準でサブドメイン省略表示が導入されていたリリース当初のChrome 69でも、設定で完全なURL表示に戻すことは可能でした。Chrome 70でもこの設定があれば、今までどおりの表示で使い続けることができるはずです。


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Source: Chromium
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