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ボンバルディア、バッテリー式電気機関車の試験運行開始。ドイツ鉄道の40%占める未電化線でディーゼル代替

課題は走行距離

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年9月18日, 午後04:00 in Transportation
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欧州の排ガス不正問題もあり、ディーゼルエンジンを搭載する自動車のオーナーはこのところ肩身の狭い思いをされているかもしれません。しかし、世の中にはいまだ電化されていない鉄道路線が数多くあり、そこではディーゼル機関車が日夜、乗客や貨物を運んでいます。

カナダ・ボンバルディアは、鉄道路線の40%が未だ電化されていないとされるドイツにて、バッテリー式電気機関車「Bombardier Talent 3」の試験運行を開始すると発表しました。Talent 3は「排気ガスが出ず、最大90%の効率性およびリサイクル性を持つ、スマートモビリティの基準を打ち立てている」とされます。

Bombardier Talent 3は、ドイツ政府から400万ドル相当の支援を得て開発されています。パワートレインにはBombardierのMITRACシリーズが使われ、電化路線/未電化路線のいずれでも走行することが可能。バッテリーで走行可能な距離は約40kmで、将来的には100kmの走行を達成するべく開発を進めるとのことです。

ドイツは現在、ディーゼル列車への依存を解消しようとしており、今年はじめには仏Alstomが水素を使用してで約1000km走行可能な水素動力列車を発表していました。ドイツの交通省副大臣Enak Ferlemann氏は「ディーゼルから離れて、より環境に優しいモビリティへ移行する」と語ります。

オランダでは、すでに列車運行に必要な電力を100%風力発電でまかなえるようになっています。ドイツも再生可能エネルギー100%での列車運行を目指しオランダに追いつくために、まずは2019年より、ドイツ鉄道でプロトタイプのバッテリー式電気機関車を用いて12か月の試験運行を実施するとしています。


ちなみに今回の機関車はフルサイズの客車向けに新開発されるものですが、バッテリー式電気機関車といえば、昔は引火性ガスが発生する可能性のある鉱山や化学工場内の貨物牽引車などによく用いられていました。またディーゼル機関車などに比べると騒音が小さいことから観光用の小型遊覧列車などにも使われていたりします。


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