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iPhone XS Max先行レビュー。初秋のカリフォルニアを撮る(松村太郎)

ボケ具合があとから調節できると旅行のときに便利

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9月21日の発売に先駆け、iPhone XS Maxを試用する機会が得られましたので、先行レビューをお届けします。昨年10月はiPhone Xを持ち出して晩秋の長野を撮り歩きましたが、今年はカリフォルニア州バークレーで秋の風景を探してみました。


▲iPhone XS Max ゴールド 512GBモデル


Gallery: iPhone XS Max Photo at California | 7 Photos

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今回レビューに用いたのは、iPhone XS Max 512GBモデル。新たに設定されたゴールドはエレガントな印象です。ギラギラと派手な真夏というよりは、グッと落ち着いた秋の雰囲気を感じます。



しかし6.5インチの有機ELディスプレイや512GBという大容量ストレージオプションは、シックな印象とはかけ離れた、最上位モデルとしての風格を備えています。ただ、お値段は米国で1499ドル、日本では税込で17万円以上。この価格を「安い」「適度」と捉える人は、いくら給料も物価もガンガン上がる米国であっても、なかなか見つけることはできないでしょう。


▲iPhone 8 Plusとの比較


▲iPhone 8 Plusとの比較

ただ、この価格帯の電話を毎年買い換えて欲しい、とAppleは考えていないのかもしれません。発表イベントに登壇した環境・政策・社会イニシアティブ担当バイスプレジデントのLisa Jackson氏は、「長持ち」という価値をiPhoneに与えました。

1年や2年ではなく、場合によっては3年以上もの長期間使えるだけの陳腐化しない性能とデザインを与えたとしたら、「安く」はないけれど「納得」はできるかもしれない。......いや、それでも17万は17万。長く使えたとしても我に返らされる金額ではあります。

スマートHDRと新しいポートレートモード



iPhone XS Maxで写真を撮りはじめると、すぐに「何かが違う」と気づかされることになります。細かく見ていくと、色の鮮やかさ、明暗双方のテクスチャの再現、シャッターラグなど、様々な要素が改善され、撮影体験が進化していることに気づかされるのです。

しかし相変わらず、カメラアプリはモード切替と、フラッシュのON/OFF、HDRのON/OFFシャッターボタン、セルフタイマー、カラーフィルタ程度の設定項目しかなく、基本的にはシャッターボタンを押すだけの操作です。

つまり、進化の中身は全て、シャッターが押された瞬間、背後で起きていることになります。



新しく搭載されたスマートHDR機能では、異なる露出の写真からいいとこ取りした合成写真を瞬時に作り出してくれます。合成写真で犠牲になりがちだった瞬間を切り取る能力と、暗部の再現力の高さにより、非常に満足度が高い写真を撮ることができます。

また、ポートレートモードで撮影した写真があとから背景のボケ具合を調節できるようになり、旅行の際にも最適です。背景がボケていることで確かに人物などが印象的に撮影できるポートレートですが、その一方で観光地を訪れた際に背景がボケていると、どこに行ったのかがわからなくなってしまいます。

そのため、いままで筆者は、通常モードとポートレートモードとで別々に写真を撮影することが多々ありました。しかし、後からボケ具合を編集できるならば、1枚の写真で、背景がしっかり映り込んだ写真も、人物を印象的に見せる写真も取り出すことができます。



Appleは大型化・高速化したセンサー、画像処理プロセッサとソフトウェア、これらと連動するニューラルエンジンとアルゴリズムを用いて、カメラを進化させるアプローチに舵を取りました。

説明だけではさほど実感がないだろうと思っていましたが、今回ばかりは違います。撮影体験も、得られる写真も、予想を大きく上回る。そんな感想を持つことができました。

ビデオのスイートスポット

静止画だけでなく、ビデオ撮影機能もまた、撮影しながらにその違いが分かるほどの変化を遂げていました。



ちょっと人が歩いている様子を撮影しても、人の顔にはより明るく表現され、まるでレフ板やライトでも当てているような仕上がり。もちろん色の表現や暗部のディテールなどもHDR写真のように表現され、何より手ぶれ防止機能がさらに強化されていました。



iPhone XS / XS Maxのビデオ機能には、720p HD/30fpsから4K/60fpsまで6種類の解像度・フレームレートが用意されています。設定画面では特に紹介されていませんが、この設定によって、利用できる機能が異なっています。

まず、動画でHDR写真のように明暗双方のディテールと色を再現することができる拡張ダイナミックレンジが利用できるのは30fps以下のフレームレートを選択した場合。また、映画クオリティの手ぶれ補正は、720p HDと1080p HDの解像度で利用でき、光学手ぶれ補正をより強化したスムーズな映像を得ることができます。

つまり、拡張ダイナミックレンジと映画品質の手ぶれ補正の双方を実現できるのは「1080p HD/30fps」であり、このモードでの撮影がiPhone XS / XS Maxにおけるビデオ機能の実力を最大限に発揮してくれることになります。

というわけで、バークレーにある「ブレイクガーデン」という庭園をこの1080p HD/30fpsで撮影してみました。




ちなみに4K撮影では24fpsという映画スタイルのモードもあり、データ量を抑えながら4Kの品質と拡張ダイナミックレンジが両立されています。また1080p HD/60fpsでは、スムーズな動きと映画品質の手ぶれ補正を利用できます。

普段はいいとこ取りの1080p HD/30fpsがおすすめ設定ですが、ジンバルがあるときには4K/24fps、動きのある映像には1080p HD/60fpsで安定感ある映像を、といった具合に使い分けをすると良さそうです。

Gallery: iPhone XS Max Photo at California | 7 Photos

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総括:カメラの飛躍に驚く

これまでも、iPhoneのカメラはワンタッチで最適な写真が撮影できるよう配慮されてきました。しかしiPhone XS / XS Maxは、その想像の範囲を超えた進化を遂げた、と驚きを持って受け止めることになったわけです。逆光や暗所に強くなり、今までとは異なる、しかし撮りたかった写真やビデオが簡単に手に入るようになっています。



進化を遂げたカメラは、光学やソフトウェアとともに連携する機械学習を取り入れた結果でした。

これを実現するために設計されたA12 Bionicの搭載が、想像以上に重要だったということなのでしょう。1秒間に5兆回の機械学習処理、と聞いて「なるほど」と思う人はそうはいないはず。しかしAppleは、写真の非線形ともいえる飛躍的な進化によって、我々に現在のスマートフォンの機械学習によるポテンシャルを伝えてくれているのです。


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