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「街」と共存する 生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」に期待するコト:世永玲生の電網マイノリティ

意識高すぎてビックリですね

世永玲生(Reo Yonaga)
2018年9月20日, 午前11:30 in cookpad
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2018夏リリースと発表されていた、クックパッド株式会社の生鮮食品ネットスーパー 「クックパッドマート」が遂にスタートした。

レシピサービスで知られる、Cookpadのサービスなので、当然ただのネットスーパーではない。

いつになったらレシピ付きディナー食材宅配サービス「Blue Apron(ブルーエプロン)」的な展開をCookpadは始めるのだろうか、と以前より気になっていたのだが、どうやら今回のこのサービスはそれにあたるようだ。

今回、たまたま中の人に料理クラスタの友人がいたので、チャット取材を依頼してみた。

僕も「料理」をする層なので、主にその目線で書いてみたい。

現在は学芸大学限定

まず、アプリをダウンロードして立ち上げてみる、立ち上げた瞬間に「地域密着サービス」香が凄い。



スタート時にチョイスされたエリアは「学芸大学」駅周辺。ロケテ的な要素も含まれているのだろうか。

ラーメン屋「モンゴメリー」や「麺LABOひろ」、麦とろ定食で有名な「大黒屋」、全席喫煙可能、ペット可、子供不可のハードコアなガレット店「ポポット」など、学芸大学は美味しくて個性的な店が揃っていることでも知られている街だ。

自分が幼少期に過ごした街である、という思い入れとも無関係ではないだろうが、最初の展開が「学芸大学」というそのチョイスに、僕はこだわりを感じた。



「街の販売店や地域の生産業者の食材を出荷当日にお届け」

基本的に僕は古い商店街が大好きで、大型スーパーによって引き起こされるシャッター街の増産にはずっと胸を痛めていた。

一方、鳥取県の「わったいな」のような地場産プラザや、各地の「道の駅」での成功事例には非常に可能性を感じている。

「便利で安い」を消費者が求めるのはごもっともなのだが、「便利さ」と引き換えに「質」だったり「文化」だったりを一度失ってしまったら、そのマイナスは地域に対して半永久に取り返せなくなる、僕はそう考えている。

「流れる水は腐らず」、昔からの良い部分を維持したまま、新しい水も入れている横浜市の六角橋商店街のような所にはいい店が集まるし、潰れない。

古くからある、わざわざ遠出をしてでも買いたくなるような食材を売っている店や、知る人ぞ知る名店、新しくできたお店とが共存し、お互いの存在高め合い、更にクオリティの高い持続可能な商店街を作り上げる。
そんな未来の実現に「IT」が寄与する瞬間を目撃するような気がしている。

食は「生産者」「販売者」「消費者」の関係のうち、どれか1つが崩れるだけでもバランスが崩れるものなので、地域のお店の「競合」になるのではなく、「協業」するという姿勢は持続可能なビジネスとして非常に素晴らしい姿勢だ。

地域の店の先にいる「生産者」もこれまで以上の売上が見込め、販売者との関係も今まで以上に強固になる。いい事だらけじゃないか。



更に「クックパッドマート」は顧客の家まで宅配をしない。受け取り場所は、Cookpadと提携した各種企業の店舗。この点もすごく良い。

送料無料も「置き配」スタイルをとることでコストダウンをはかり実現しているのだろうし、このスタイルが浸透していけば、地域の渋滞問題も多少は緩和するだろう。

受取店舗側もIngressのポータルやポケモンGOのポケストップの提携のように、クックパッドマート」顧客の導線も獲得できる目論見だと思われる。つまりこの提携でお店自体の売上にも間接的に寄与するわけだ。

学芸大学では「カラオケの鉄人」と提携していることから朝6時まで受け取り可能となっている。



ちなみに送料は無料。

ざっくりいうと、この「クックパッドマート」、こだわり食材が様々な提携店舗で受け取れるネットスーパーといったところか。



トップページには様々な料理や食材が並んでいる。
料理単位の場合はレシピへのリンクが貼られており、セット販売も行われている。
例えばペペロンチーノだとこんな感じだ。



これを見て「あっ」と思った人もいるかと思う。

基本的には、「料理を日常する人」にターゲットを向けているようで、ペペロンチーノを作る顧客は、新鮮な唐辛子とにんにくを渡せばOK的なノリを感じる。

ここは基本的には全部入りの「Blue Apron」と大きく異なる点だ。

当然それぞれの料理にはレシピのリンクがついてくるが、こちらはまだまだ発展の余地がある気がした。



ところで、「クックパッドマート」では地域に根付いた、厳選した食材を扱える店舗とパートナーシップを結んでいるという。

野菜はその日の朝に採った朝採れ野菜、肉はその日に枝肉から切ったもの、そういった新鮮な食材を届けることを全国で行うことを目標にしているそうだ。

パートナー店舗の負担の少なさも大きな特徴で、顧客から注文が入ると「クックパッドマート」から店舗に連絡が入り、その後「クックパッドマート」が専用車で回収に行く。

配達は週2回なので、まとまった注文が「クックパッドマート」から週2回入る。
お店は週2回買い物に来る大口のお客さんが増えた程度の負担でEC参入ができる。

この話を聞いた時に、「実にスケールしなさそうで、スケールしやすい素晴らしい戦略」とピピッと来たのだが、価値のある店舗、流行っている店舗が「負担が増えるのは嫌だから」という理由でEC参入を断っている話は過去何度も聞いたことがある。

流行ってる店ほど、必要なかったり、人的リソース的に不可能なことがこのビジネスモデルなら実現する。

将来的には毎日配送を目指しているそうだから、店舗からの回収を行うことで、店舗側の参入障壁を「クックパッドマート」側が負担するのは、コンペティターにとっては「参入障壁」となり、パートナー店舗の獲得面でも非常に大きなアドバンテージになる。



しかし、こんな新鮮そうな鶏もつ。こんな食材でモツ煮を作ったら、1日の仕事により身が入りそうってもんだ。

地域と共に歩き、交通渋滞にも好影響。地域に点在するこだわりのお店を渡り歩かずとも、1店舗で引取可能。

なんて素晴らしいサービスなんだろうか。早く横浜にも作ってくれ。

学芸大学以外の皆さんは、まずはアプリだけでもダウンロードしてこのいい感じの「意識の高さ」を感じてほしい。


関連キーワード: app, cookpad, delivery, food
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