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期待薄だった iPhone XSのカメラ、暗所撮影で驚愕。ニューラルエンジンとスマートHDRでXを圧倒

夜の街を歩きながら試しました

Ittousai, @Ittousai_ej
2018年9月21日, 午後01:20 in iphone xs
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9月21日発売の iPhone XS / XS Max、今年もカメラが大きな売りです。

アップルはニューラルエンジンでポートレートモードがさらに美しく! ボケを後から深度コントロール!と宣伝するものの、カタログスペックを見れば望遠・広角デュアル12MP、レンズF値 f1.8・f2.4は去年のiPhone Xから変りません。

もちろんiPhoneの絵作りには定評があり、新型も人物の輪郭検出精度などは確かにすごいものの、カメラロールを見返せばそうそうポートレートばかり撮るわけでもなし、売りの「後からボケ調節」だって他社が大昔からやってた後追いでしょ? と、カメラに関しては真っ先に試すほどの期待もしていなかったのが正直なところでした。

しかし実機で何の気なしに夜間撮影を試したところ、特に明暗差が激しい場所では、iPhone X比でも目を疑うような差。iPhone XSすごいと感嘆するよりも、このXのほう壊れたまま一年使ってたんじゃないか?? と困惑するような差になりました。

とはいえ横に並べて縮小された画像では分かりにくいので、大まかに同じ部分を切り出した画像がこちらです。

撮影はどちらもHDR自動設定のまま、構えてカメラを起動してシャッターポン押しのみ。画面タップでフォーカスや露出補正もしていない、完全お任せ撮影です。



こちらはiPhone X。看板はどう加工しても読めません。



iPhone XSではこう。Xでまったく分からなかった下の小さな字まで読めます。

何かの拍子で露出の自動設定が食い違っただけか? とも思えましたが、Xで完全に飛んでいた明るい部分がXSでは読めるだけでなく、暗部の鉄骨も、XSのほうがやや明るく立体感があります。

同じ一枚から、ごちゃごちゃした看板の部分。



iPhone X。うん仕方ないよね、夜の明るい看板なんてちゃんとしたカメラか三脚か特に暗所強いスマホの領分だよね。曲芸性能みたいなものだし。



iPhone XS。右下の白丸がバーガーキングだったことが分かりました。白飛びした看板が読めるだけでなく、暗部もややXSのほうが明るくディテールが残っています。明るさを持ち上げると、Xでは塗り潰しに近い木の葉もXSでは立体感が残っています。

もう一枚だけ。



分かりにくくて恐縮ですが、中央はプレート? ピザ? を模した看板が光っています。これはいくら何でも、夜なのでどこに露出を合わせるかの意地悪問題だろう、と思い、中央の看板を一回タップすると、



食べ物らしいことがちゃんと分かるようになりました。

一方、XSで同じように中央1タップすると、



この二枚は切出さずに縮小。(iPhone XSはXよりも広角なので範囲が多少違います。)

中央の看板はまあ同じ、XSのほうがディテールが残っているくらい。暗部は同じようなものですが、後ろの看板は大違い。



Shot on iPhone X (迫真)



iPhone XS。香港屋台G1さんでした。

特に夜中の看板を撮る趣味がなくても、屋内で人や食べ物を撮るときにもこの差は歴然。白飛びを抑えつつ全体にディテールを残す傾向は、日中でもライトや反射した日光、空など明るいものが入りダイナミックレンジが広い場合によく分かります。

具体的に何が変わってこんなに違うんだろう? と改めて新機能を見直すと、iPhone XSでは光を電気信号に変える撮像素子(イメージセンサ)の各ピクセルが大きく、深くなり、50%多くの光を取り込めるようになったとのこと。またアップルはなぜか具体的な数字をアピールしませんが、センササイズ自体も約30%大きくなっています。

こうした分かりやすい高性能化に加えて、むしろそれ以上に強いのが「合わせ技」。アップルはiPhone XSからの新機能「スマートHDR」について、「より高速なセンサー、強化されたISP、高度なアルゴリズムといった複数のテクノロジーを活用し、あなたの写真の明部と暗部により精細なディテールをもたらします」と解説しています。

従来の「自動HDR」と似たような名前ですが、スマートHDRが使えるのはiPhone XS / XS Max / XRだけ。共通するA12 Bionicプロセッサや、速くなったISPやニューラルエンジンなどハードウェアに依存する新機能のようです。

「レンズが明るいので!」に比べればすっきりしない説明ですが、センサからの情報を処理するISPを含めたプロセッサとローレベルなカメラアルゴリズム、OS、カメラアプリの全てを自社で設計するアップルにとって、「複数のテクノロジーを活用し」こそ必殺技ではあります。

iPhone XS / XS Max の新プロセッサ A12 Bionicは、昨年のA11比でCPUが最大15%高速、GPUが最大50%高速とされています。しかしもっとも大きな進歩は、ローカル・リアルタイム機械学習用のニューラルエンジンが最大9倍早くなった点(Core ML実行速度でA11と比較)。

アップルによれば、ニューラルエンジンはカメラの顔検出・体検出・顔やシーンの奥行き推定、そしてARなど、多数の場所で使われているとのこと。

アップルがスペシャルイベントのステージ上でニューラルエンジンの劇的進化をドヤった時は、確かにすごいけれど、逆に従来モデルと大きな差がついてしまうと、開発者はアプリやサービスを最新モデル限定にしたがらないため結局はフル活用されず、一部のギミック的ARアプリ以外で活躍するのはまだまだ先なのでは?と思っていましたが,iPhone XSでは日々の写真という形で、買った日からフルに恩恵が受けられることになります。


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