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iPad用ペン、クレヨンを徹底レビュー。CrayonとApple Pencil、描き心地の差はいかに?

iPadならCrayonで充分満足できそう

井上晃(AKIRA INOUE)
2018年9月27日, 午後12:50 in ipad
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ロジクールの第6世代iPad専用のデジタルペンシル「Crayon(クレヨン)」が、ついに日本でも発売されました。その一般販売価格は7880円(税別、以下同)となっており、Apple Pencil(1万800円)よりも3000円ほど割安となっています。

児童向けにデザインされた製品ではありますが、果たしてApple Pencilと使い比べてどのくらい差があるのでしょうか。今回は早速、普段Apple Pencil×iPad Proの組み合わせを愛用している筆者が試してみました。

Gallery: Crayonを使ってみた | 12 Photos

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筆の運びはApple Pencilよりも軽やか


「Logicool Crayon for iPad(第6世代)」(以下、Crayon)を手に持ってまず思ったのは、「非常に軽い」ということ。Apple Pencilは、実は長時間の描画になると人差し指の周りが結構疲れてくるので、この軽さだけでCrayonも良いなぁと......。



しかし改めて、仕様として記載されている重量を比べてみると、Crayonが20gであるのに対し、Apple Pencilは20.7gで、実は大差ありません。 どうやらペンの重心と、形状によってホールドする位置が変わるために、Crayonの方が軽いと感じたようです。



具体的には、Crayon(上記写真:中央)とApple Pencil(下)を並べてみると、それぞれの長さは16.3cm、17.57cmとなり、Crayonの方が1.4cmほど短くなっています。それでも、手持ちのボールペン(上:パイロット『フリクションボール』)より、一回り長いのです。



また、Crayonは均一な円筒形ではなく、転がりにくさを重視した、平べったい形状を採用しています。その厚みは0.8cmで、幅は1.2cmです。

先端部はペン先から軸にかけて急激に幅が広がるため、どうしてもペン先から少し離れた場所でホールドせざるを得ません。まさにクレヨンを手にして絵を描くような感覚になります。これら条件が手にしたときの「重さ」というか「ペン先の軽さ」に影響しているのでしょう。

ディテールには細やかな配慮がみられる


細部にフォーカスしてみると、白いペン先部分の質感はApple Pencilによく似ていました。ただし、Apple Pencilではこの部分がネジ式になっていて、クルクルと回すと外れたのですが、Crayonではオレンジ色の樹脂にしっかりカバーされていて簡単には外れません。



筆者の経験上、Apple Pencilで長時間描画していると、いつのまにかペン先が画面に触れても反応しなくなるときがありました。実はこれ、ペン先のネジが緩んでしまっていたのです。

また、児童に使わせることを考えると、手いたずらでペン先をクルクルっと外して、そのまま紛失させてしまうことも想定できます。Crayonでは、こうしたトラブルが起こり得ないような仕組みになっているのでしょう。

なお、ペン先が摩耗した場合には、カバーを外して別売のスペアパーツと取り替えられるらしいので、その点はご心配なく。



一方、充電端子を覆うキャップにも違いがあります。Apple Pencilではマグネット式のキャップが採用されていたのに対し、Crayonではシリコンラバー製のキャップが使われています。

このキャップは、軸の周りを一周する固定用の部分と一体化しています。固定部にある小さな穴が本体部の出っ張りに引っかかるような構造になっているため、わざと外そうとしない限り、カバーを落として紛失することはないでしょう。

Apple Pencilでは、いつのまにかキャップが外れてしまい、カバンの中を捜索した経験が多々......。こうした懸念がないのは嬉しいポイントです。

なお、こちらのキャップもスペアパーツが別途購入できる、とロジクールの製品サイトに記載があります。



端子そのものにも違いがあります。Apple Pencilには、Lightning端子が付いているので、直接iPadにグサッと挿して充電できました。Crayonはキャップを外すと穴が開いているので、ここにLightning端子を挿して充電する仕様になります。要はiPhoneやiPadと同じように、ケーブルを介して充電が可能というわけです。

Apple Pencilでは、ケーブルで充電する際に、アダプターを使ったり、充電スタンドを用意したりする必要があったので、この点はCrayonに分がありそうです。

反面、「出先でちょっとだけ充電したい」なんてときに、iPadに直接接続して充電することができません。
Crayonのバッテリー持ちは7時間とのことですが、iPadから充電できないことを考えると、モバイルワーク向けではないかもしれませんね(CrayonをiPadとセットで携帯するためのアクセサリーも、現時点ではまだ見かけていませんし......)。

ちなみに、電池残量は後述するインジケーターが光る色で判別できます。10%以上なら緑、10%を下回ると赤、5%を下回ると赤で点滅です。


面倒なペアリングは要らない


さて、Crayonを実際にiPadで使ってみました。筆者は一般的な周辺機器の感覚で、Bluetooth経由でのペアリングをしようと作業したのですが、なかなか上手くいかず......。しかし、よくよくロジクールの公式サイトを調べてみたら、「ペアリングは不要」と書いてあるではありませんか! 初期設定も要らないとは驚きました。

といっても、実際には認識手順がありますが、とてもシンプル。Crayonの側面にある電源ボタンを1秒押すと電源ボタンのすぐ近くにあるインジケーターが一瞬光りますので、その後iPadにタッチするだけです。これだけで認識が完了し、すぐにiPad側が反応します。

Apple PencilもLightning端子をiPadに挿すだけでペアリングが行えて便利だなぁ、と思っていたのですが、簡単さに関してはCrayonの方がさらに上ですね。



なお、Crayonは、30分使用しないと電源が自動的にオフになります。逆に言えば、一度オンにすれば、30分間は再度電源を入れる操作が不要ということ。ちょっとiPadから手を放してiPhoneでSNSをチェックしたり、お手洗いに立って戻ってきたり。そのくらいの間があっても、再接続の手間なしで利用できます。

ただし書き心地はApple Pencilの方が上


Crayonを使って実際にiPadを操作してみたところ、タッチ操作やメモの記入、濃淡の無いイラストの描画などは問題なくこなせました。指でタッチするよりも、ペンを使った方が細かい作業が行いやすくなるのは、皆さんご存知の通り。


▲「Adobe Photoshop Sketch」(無料)でお絵描き


▲「Tetra」(無料)では3D作品に挑戦

また、同機はApple Pencilと同様に、ペン先の傾斜を感知できるため、横に倒せば太い線を描くことも可能。暇つぶしのお絵描き程度なら、さほど困ることはないでしょう。


▲「コンセプト」(無料)で傾斜感知を検証

しかし、筆圧検知には対応していないので、硬筆画のような表現には向きません。具体的には、濃淡を表現するのには、アプリの機能に頼ることになります。つまり、インクを薄めて薄く描き、インクを濃くして濃いところを描き、と果てしなく面倒な作業が発生してしまいます。太い線を描くときも同様です。ふんわりと薄く描くことについては圧倒的にApple Pencilの方が優れています。

試しに「Adobe Photoshop Sketch」でリンゴを描き比べてみました。



どちらも同じアプリを使って1~2分でサクッと済ませたのですが、Crayonで描いた方は、濃淡の無い均一なタッチになってしまっているのがわかるでしょうか(どちらの仕上がりが好みかという問題はさておき)。

もちろん、Apple Pencilを使う際も、アプリ側で筆圧感知をオフにすればCrayonのような仕上がりにもできます。

これらを鑑みると、「リアルなペンのような書き心地」を求めている場合には、3000円ほど高いですがApple Pencilを選んだ方が満足度は高くなるに違いありません。



一方で、「自分は絵を描かない」と断言できる人にとっては、Apple PencilとCrayonの差はほぼありません。敢えて挙げれば、iPadに直接挿して充電できないことくらい。

3000円節約できるという意味では、第6世代のiPadと組み合わせるのは、充分メリットがあります。PDFに注釈を入れたり、手書きのメモを取るくらいならCrayonでも大丈夫。

そもそも、Crayonは第6世代の9.7インチiPadでしか使用できません(念のため筆者も自前のiPad ProでCrayonを試してみましたが、反応しませんでした)。

画面リフレッシュレートの高いiPad Proを選ばずに、9.7インチiPadを選んでいる時点で、大部分の人は本格的なイラスト製作を目的にしてはいないはず。ポップなデザインと携帯用のアクセサリーの少なさが気にならなければ、Crayonを選んでも支障なく使えると思いますよ。





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