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脳 to 脳ネットワーク実験で3人が相互の意思疎通に成功。2人が1人にデータを送り、嘘発見ゲームも

テレパシーではなく

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月1日, 午後05:30 in Medicine
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SFやアニメなどでは、ある人が言葉を介さずに他の人と意思疎通を交わす、いわゆるテレパシーのような概念が数多く描かれてきました。しかしそれはあくまでも空想の話と、思うのが普通です。しかし、科学の進歩はいまや、3人の脳を相互接続して互いに考えを送り合うネットワークを構築しています。

物理学者や神経学者は、特定の種類の思考を感知し、それを情報として他者の脳に伝達する道具を開発しました。BrainNetと呼ばれる脳ネットワークを構築するこのツールには脳波図(EEG)と経頭蓋磁気刺激法(TMS)が組み合わされます。

ワシントン大学のアンドレア・ストッコとその同僚は、2015年にこの装置を使っていくつかの質問タイプのゲームを試し、ある人から別の人への意識の伝達を試しました。

今回実験に成功したあきらかな新しいステップは、3人が相互に脳を接続して、2人の会話に加われるかを確認しました。このBrainNetは、送信者となる2人が異なる周波数で点滅するLEDパネルに意識を集中させ、脳の信号を 通じて点滅パターンを変える仕掛けになっています。受診者はそれを検知するだけでなく、どちらがパターンを変え、どちらが変えたふりをしているかも知ることができたとのこと。

研究者らは「この結果は人間が互いに接続された脳の『ソーシャル・ネットワーク』を利用して、協調的に問題解決でき、将来の脳to脳インターフェースの可能性を高める」としました。

もちろんこれは冒頭に述べたテレパシーの類ではありません。少なくとも単純なオン/オフ程度の意思疎通をするだけにもかかわらず、道具を使った脳への介入が必要です。とはいえ、この技術の開発を進めていけば、将来的にはさらに多くの人に多くの物事を伝達できるようになる可能性はゼロではありません。研究者らは、最終的にはグループ全体にかなり複雑な考えを伝えられるようになるとの見通しを示しています。

もしこれが実現するというのであれば、良い面としては新たなコミュニケーション方法としての活用や、科学者が脳の内部の謎を解明するのに役立つ可能性があるでしょう。とはいえ、使い方を誤れば、または故意に悪用すれば、簡単に誰かのプライバシーを知り得たり、洗脳目的で使うといったことも起こるかもしれません。

21世紀になって18年目の現在も、まだまだわれわれの脳の仕組みの詳細は解明されていません。この技術が脳の働きの科学的な解明に役立つかもという言葉を信じて、その発展に期待したいところです。




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