Sponsored Contents

最新記事

Image credit:
Save

ポケモンGO、デオキシスEXレイドのドタキャンで「詫びパス」追加配布。案内なし、問い合わせた相手のみ

ナイアンティックの「さかなで」!こうかは ばつぐんだ!

Ittousai, @Ittousai_ej
2018年10月7日, 午後06:57 in Deoxys
276シェア
30
206
0
40

連載

注目記事

消費者版Google+がサービス終了。「あまり使われなかったから」と最大50万人の個人情報流出の恐れあるバグのため

消費者版Google+がサービス終了。「あまり使われなかったから」と最大50万人の個人情報流出の恐れあるバグのため

View


ポケモンGOで、特別な招待状が必要なイベント『EXレイド』の一部が直前に中止になり、幻のポケモン『デオキシス』を真っ先に手に入れるつもりだったプレーヤーを落胆させた件について。ほとぼりを冷ますどころか再燃させる続報がありました。

スケジュール調整が必要なピンポイント時間指定・場所指定なのに理由不告知の直前キャンセルだけでも不興を買うには十分ですが、今度は「運営に自分から訴えたプレーヤーは多くの追加補償を与えられるが、そうと知らないプレーヤーには案内もせずそのまま」という、どう考えても印象が良くない事後対応が判明し火に油を注いでいます。



ポケモンGOの『EXレイド』は、普段からゲーム内のレイドバトルに参加するアクティブなプレーヤーだけが特別に招待されるイベント。

招待の正確な条件は非公開のため、多くのプレーヤーにとってはEXレイドの招待状が届くだけで心躍る特別な体験です。

ドタキャン多発で騒ぎになった10月2日開催分は、幻のポケモン『デオキシス』を国内一番乗りで手に入れる一回きりのチャンス、かつフレンドを誘って参加できる新システムが実装されたばかりとあって、平日ながら多くのプレーヤーが期待するイベントでした。

ところが当日、招待状を手に入れていたプレーヤーの一部から、直前になってなぜかキャンセルされてしまったという悲鳴溜息怒声入り混じった報告があがりはじめます。


ポケモンGO公式から状況の把握と謝罪ツイートがあったのは当日の昼。キャンセルされた側にはゲーム内で理由の告知がなく、無事参加できたプレーヤーとそうでないプレーヤーがいる理由も説明はありませんが、天候や安全などの止むを得ない理由での中止ではなく、「不具合」であったことはこのツイートで確認できます。

実は海外では数日前から、デオキシスのEXレイドのはずが別のポケモンの通常レイドとかぶってキャンセルされてしまった!との報告がSNSなどで上がっていました。

数日前にも発生して把握していたならば、またプレーヤーの期待も負担も段違いに高いEXレイドであればなおさら、改修が難しい不具合だったとしても事前に警告くらいはできそうなものです。

実際に舞台裏でナイアンティックがどのような判断をしたのかはさておき、結果としては日本国内でも、おそらくは通常レイドバトルの開催とぶつかったEXレイドがキャンセルされる現象が多発しました。



とはいえポケモンGOでも、最近のオンラインゲームの例に漏れず、プレーヤーの機会損失にはゲーム内のお詫びアイテムを用意しています。それがこちら。

原則的には有料アイテムのプレミアムレイドパスが含まれてはいるものの、EXレイドに挑むようなプレーヤーからすれば冗談のように少ない、逆効果になりかねない内容です。


キャンセルになってしまったエラー自体はともかく、そもそもプレーヤーを選別して招待状を送るシステムならば、影響を受けたプレーヤーを特定して別の日時のEXレイドパスを送り直すのが当然では?と思えますが、国内での騒ぎに数日先だつ公式サポートのツイートによればそちらも「エラーで不可能」「心からお詫び」とのこと。

ここまでが、国内で10月2日に起きたポケモンGO「不具合」騒ぎの背景と概要です。

(当日リポートは「有給取っていたのに・・・」ポケモンGO、デオキシスEXレイドキャンセル不具合の報告相次ぐ(世永玲生)。掲載後に寄稿者自身もドタキャンされたとのことです。)


熱心なプレーヤーであればあるだけ、ゲーム内だけでなく物理的なスケジュールや移動時間のかたちでダメージを受ける不具合でしたが、ポケモンGOは他の多くのゲームやネットサービスと同様、何ら保証しない「as is」提供、免責の規約に合意を押させています。

雀の涙のようなゲーム内補償も、最初から無保証なのだからこんなものか......とプレーヤーを失望させつつ鎮静化するとも思われましたが、その後「個別にサポート窓口に訴えたプレーヤーのみ、追加でプレミアムレイドパス5枚を受け取れた」という報告があがりはじめます。


海外での事例も調べてみると、サポートに訴えたが聞く耳持たれなかったという訴えもあれば、5枚手に入った報告も、「一回限り、補償ではなくあくまで厚意として」と念押しされたうえで1枚だけという報告も見つかります。

(こうした報告自体が自己申告であり個別に確認できないことは前提として、国によってサポートの窓口や経路も違うことで対応に差が出たのかもしれません。

特に最後の1枚だった報告は、仮に真実だとして、EXレイドキャンセルであることが伝わらずに「一般的なクレーマー鎮静剤」として与えられた可能性もあります。)


日本国内でも同様にサポートサイトのフォームから訴えて、追加のプレミアムレイドパス5枚を手に入れたという報告が多数あります。

しかしナイアンティックはこの対応について公式に案内や声明を出しておらず、公式サポートでも触れていません。

SNSでなんでも拡散してしまう今の時代、特に不満なプレーヤーだけ数倍の有料アイテムを与えて宥めておき、そうとは知らないほかの被害者は補償を望んでも得られないままにする対応は、むしろ一律にわずかな補償を与えて事足れりとしたほうがまだ印象が良いのではないかと不思議にも思えます。

なによりプレーヤー心理にネガティブな印象を与えるのは、「欲しい人は申告すれば受け取れる、欲しくない人は申告しないの選択肢を与える」のではなく、告知も窓口の案内もせずに、知らないプレーヤーだけが一方的に損する状況にしていること。

もっと多くの補償を受けたプレーヤーの存在を知らなければ不公平とも思わないはず、知って不公平と思うならば自分もフォームで訴えれば良いのだから問題ない、のかもしれませんが、敢えて訴えるのはネガティブなクレーマーのようで気が引ける、という奥ゆかしいプレーヤーの存在はもちろん、傍目にみても、また今後の前例としても、ゲームへの信頼を育てるようには思えません。

(被害を受けたプレーヤーにだけ)EXレイドの再配布かできないとの発言から、一律対応もできないのか、そうしたほうがさらに逆なでするとの判断なのか、単に声の大きいプレーヤーだけ黙らせることで社内的・社外的になかったことにしたいのかetcも不明。ナイアンティックはこの件についてノーコメントのままです。


部外者からすれば、あるいはプレーヤーであっても、たかがポケモンw、たかがゲームに何をそんなに、との反応があるかもしれません。

ゲームに限らず、何に価値を認めるかは当人の問題であって他人がとやかく言うことでないのはもちろんですが、EXレイドについて言えばゲームでありながら現実の特定の場所に、特定の時間に移動することが含まれるため、当人からすれば他のリアルワールドイベント、例えば「たかがコンサート」「たかがスポーツ観戦」のキャンセルと同じような重みがあることは確かです。

ゲーム内の「詫びアイテム」や、規約で免責云々は別にしても、ポケモンGOやイングレスを開発運営するナイアンティックは、同社のリアルワールドゲームは「ただの」ゲームではありません、実際に足を動かして現実の場所に出向き、人と会って「本物の」体験をするゲームです、と全社を挙げて訴えビジョンを語ってきました。

たかがゲームとはいえ、一度きりの特別なイベントに、ポケモンGOを通じて知り合ったリアルな仲間と連れ立って挑むつもりだったトレーナーたちに、本物の失望を与えたことも理解してくれていると信じたいものです。


蛇足。国内でのデオキシスEXレイドキャンセル騒ぎの前日、ポケモンGOのサービス規約がさりげなく更新され、イベントについて如何なる状況でも、内容の保証も補償もしないとの節が加わったのは事実です。

ただそちらはポケモンGOのサービス規約から、統一したナイアンティックのサービス規約への書き換えによるもので、特に今回の騒ぎを予見して、狙い撃ちで免責させる条項だけを急遽足したというわけでもありません。

問題の「イベント」条項も、2016年に不具合多発で「詫びルギア」を爆誕させた第一回ポケモンGO Festのように、チケットを販売したり申込が必要なリアルイベントについての内容。

なによりポケモンGOは他の多くのゲームやアプリ、オンラインサービスと同様に、当初から提供コンテンツについて「as is」で内容保証なしとする規約に同意しない限り遊べないようになっており、無保証は今回に始まった話ではありません。今回の対応でプレーヤーが改めてどう感じるか、規約だからで納得するかはまた別の話ですが。


関連キーワード: deoxys, niantic, pokemon, pokemon go, pokemongo
276シェア
30
206
0
40

Sponsored Contents