iOS向けの軽量版アプリFacebook Liteがトルコでリリース
iPhoneが購入できる層には不要かも
FacebookがiOS向けの軽量版アプリFacebook Liteをリリースしました。ただし、執筆時点(10/7 15:30)では、トルコでのみダウンロードが可能です。
Facebook Liteはアプリのインストールサイズが5MB以下と小さいのが特徴。使用するデータ量も少なく、2G接続など、速度が遅い環境でも快適に使用できるとされています。なお、Android向けには2015年にリリースされており、日本でも昨年から利用可能になりました。
もちろん、軽量版アプリはFacebookが初めてではなく、TwitterやYoutube、SkypeなどもLite版をリリース済み。Googleの各アプリにも軽量版のGoバージョンが提供されています。
Android版のFacebook Liteでは、インターフェースがやや簡略化されているものの、基本機能はほぼそのまま。画像の圧縮などが行われている可能性はありますが、見た目には気づかない範囲です。なお、モバイル通信環境では、動画の自動再生も抑止されます(Wi-Fi環境では通常通り、自動再生されます)。
Lite版アプリは通信が遅く不安定だったり、通信費が高価な新興国向けのイメージかもしれませんが、iOS版がなぜトルコでのみ提供されているのかは不明です。もっとも、一部の地域でテストを行い、徐々に対象国を増やすのは一般的に行われていること。今後、米国や日本などでも利用可能になるものと考えられます。
ただ、iPhoneを購入できるユーザー層であれば、軽量版アプリの必要性は低いとも考えられます。この辺りがiOS版が後回しになっている理由なのかもしれません。