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ハッブル宇宙望遠鏡がセーフモードに。姿勢制御ジャイロ全6基中4基目の故障

ジェイムズ・ウェッブが来るまでなんとか...

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月9日, 午後01:30 in Space
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1990年に軌道に投入されたハッブル宇宙望遠鏡が、ジャイロの不具合によって姿勢の制御が難しくなり、現在セーフモードに入ったとNASAのハッブル公式アカウントがツイートしました。

ハッブルは6基のジャイロを備えており、これらを動かして機体を正しい方向へ向ける事が可能です。また、6基のうち1~2基が故障したとしても、運用が可能なように作られています。

しかし、老朽化著しいハッブル宇宙望遠鏡ではすでに3基のジャイロが故障した状態で運用されていました。そして今回、また1基が動かなくなったとなると、もう生きているジャイロは2基しかなく、これではもはや姿勢制御は困難を極めるとのこと。

ハッブル宇宙望遠鏡ミッション長代理を務めるレイチェル・オステン博士は、今回ではなく以前に故障したジャイロを復活させるべく試みようとしているものの、それには数週間がかかるとの見通しを示しています。つまり、少なくともその間はハッブル宇宙望遠鏡はセーフモードのままになるということです。

また、復活の試みがうまくいかない場合は、残る2基のジャイロのうち1基を停止させ、1基のみの運用に切り替える考えであると語りました。これは、現状ではジャイロが1機でも2基でも運用のしやすさに大差ないため、1基を温存しておいて、少しでも稼働期間を長く取りたいという考えから。

ハッブル宇宙望遠鏡は2009年に最後の修復作業を受けており、ジャイロはこのときに6基すべてを新品に交換しました。しかしそれでも想定される寿命はとうの2014年に過ぎており、ここまで生き残った2基で運用を続けられてきたことのほうがすごいこととも言えます。

ただ、これまでにも数々の眼を見張るような宇宙の姿を捉え続けてきたハッブルだけに、少しでも長く観測を継続できることを願わずにはいられません。

なお、ハッブル宇宙望遠鏡の後継となるべく開発されたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、計画通りならすでに宇宙空間に配備されているところですが、開発~組み立てで幾度か予定の延期を繰り返しており、この6月には2020年だった最新の打ち上げ予定をさらに1年延期、2021年にすると発表しています。


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