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『DOOM』生みの親ジョン・カーマックがZeniMax社との訴訟を終了宣言。「買収金支払い義務は果たされた」

こじれにこじれていた問題がやっと解決

Kiyoshi Tane
2018年10月14日, 午後01:00 in gaming
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『DOOM』や『Quake』などを手がけた「FPSゲームの生みの親」であり、現在はOculusのCTO(最高技術責任者)に就任しているジョン・カーマック氏が、米ゲーム開発会社ZeniMax(FalloutシリーズのBethesdaの親会社)との訴訟を終了したことをTwitterにて公表しました。

2017年3月、カーマック氏は自身が共同創業したid Softwareの買収金が、買収したZeniMax社から支払われていないとして、2250万ドルの支払いを求める訴訟を提起。これに先立って、カーマック氏が移籍したOculus(および親会社のFacebook)とZeniMaxの間には知的財産権の盗用をめぐる争いがありました。

今回のツイートでは「我々の互いに対する請求は取り下げた」とあり、少なくともカーマック氏個人とZeniMaxとの訴訟は終わりを告げたようです。


カーマック氏は1972年生まれで、わずか20歳の若さでid Softwareを共同創業して1993年にはPC用ゲーム『DOOM』を発売。それを皮切りに『Wolfenstein』や『Quake』シリーズなど初期3Dゲームの技術面を主導し、FPS(First Person Shooting、一人称視点シューティング)というジャンルの基礎を作り上げた伝説級のプログラマーです。

カーマック氏は早くからVRヘッドセットにも熱心な興味を抱き、Oculus RiftがクラウドファンディングサイトKicstarterで開発費を募集する前のプロトタイプ段階からプロジェクトに協力。まだSDKがない状態で自身の『DOOM3』をRiftに対応させて、業界関係者へのRiftの紹介や普及に貢献したいきさつもあります。

そしてカーマック氏がOculusのCTOに就任後の2014年、ZeniMaxは自社のVRの技術が盗用されたとしてOculusと親会社のFacebookに対して損害賠償請求を起こし、2017年には被告に総額5億ドルの支払いが命じられました。もっとも翌年の6月には、2億5000万ドルに半減させる裁判所の判断が下されています。

原告ZeniMaxの主張は、要はカーマック氏がid Softwareに在籍時に手がけていたVR開発ツールの技術を、Oculus移籍後も不当に使用していたということ。カーマック氏はOculusのCTO就任後もしばらくはid Softwareでテクニカルディレクターを務めており、両社間でのVR開発ツールの権利関係をクリアにしていなかったわけです。

カーマック氏のツイートによれば、「私の個人的な法的紛争は終わった−−ZeniMaxはid Softwareの買収金支払いの義務を果たしてくれたし、我々は互いに訴えを取り下げる」とのこと。支払われた金額は不明ですが、和解に達したようです。

ただし「Oculusの訴えはまだ続く」との含みを持たせています。上記の通り、ZeniMaxとOculusおよびFacebookの訴訟は一応の決着を見ているはずですが、まだ水面下では何かがあるのかもしれません。




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Source: Twitter
関連キーワード: doom, fps, game, gaming, oculus rift, vr, VrHeadset, zenimax
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