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Google製スマホ「Pixel 3」を使った率直な感想(石川温)

来年こそはeSIMとFeliCaに両対応を

石川温
2018年10月16日, 午前01:00 in mobile
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グーグルが11月1日に発売するPixel 3とPixel 3 XLを数日間ながらレビューすることができた。今回、グーグルは「打倒iPhone」を狙っているのか、かなり本気な様子があちこちから伺える。ただ、Pixelは3世代目、一方のiPhoneは10年以上の歴史があるため、グーグルがまだまだやらなくてはいけないことは山積みだと感じた。

まず、デバイスの第一印象だが、流行りの有機ELディスプレイに、Pixel 3 XLは画面上部にノッチありというように、他のAndroidスマホと比べても代わり映えはしない。モデルによっては10万円を超える高価格なスマホの割には、もうちょっと高級感があってもいいようにも感じた。



楽しいだけじゃない、便利な道具になるカメラ

ここ最近、ハイエンドスマホは背面カメラがデュアルというのが一般的だが、Pixel 3とPixel 3 XLは一つのみ。ただ、これはグーグルが得意とするAIで、2つなくても充分だということが証明されつつあるので、このあたりはあとで解説してみたい。

アップル・iPhoneは、自社でOSだけでなく、ISPやGPU、ニューラルエンジンをデザインするという垂直統合モデルで、カメラの画質を良くしようという開発思想としている。

iPhoneは昔から「ユーザーは何も考えず、ボタンを押すだけできれいな写真が撮れる」という使い勝手を実現してきた。

一方、Pixel 3とPixel 3 XLは、グーグルのAIを最大限に活かし、「写真を撮るのが楽しい。カメラが便利な道具になる」という世界観を目指しているように思う。

例えば、グーグルレンズにより、カメラで写した花や動物などの名前を調べることが可能だ。植物だけでなく、家具などもカメラで写すことで、どのメーカーのどんな製品名かも調べることができた。そもそも、アプリでも提供されていたが、カメラアプリのサブメニューで呼び出せたり、グーグルアシスタントから呼び出せるのが、意外と便利で、ついつい使いたくなってくるようになってくる。

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また、キャラクターと自撮りできる「Playground」を実際に試してみたが、被写体をきっちりととらえ、キャラクターがまるで背後に立っているかのように、切り抜く形で表示される様子に驚いてしまった。このあたりはグーグルが持つARの技術が遺憾なく発揮されており、ちょっとした未来を感じられる写真が撮れるのが面白い。

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また、太陽のキャラクターとも一緒に撮影できるのだが、被写体の表情を読み取り、子どもが泣いていると一緒につらそうな表情になる演出も楽しい感じがした。空間や表情を認識し、それを画面上に出て来るキャラクターの動きに活かすというアプローチは、意外と幅広いユーザーに受け入れられそうだ。

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デュアルカメラは必要ない?

背面のメインカメラは一つしかないが、昨今、様々なメーカーが取り組む、背景をボカすポートレート撮影は大した実力を持っている。AIによって被写体と背景を別々に捉えているようだが、実際に撮影してみると、しっかりと背景だけをボカしている。風になびく髪の毛がボケてない処理になっているのには驚いた。

これほどしっかりボケるのであれば「カメラは2つも必要ないじゃないか」という気にもなってくる。ただ、店頭では「カメラが2つもあって綺麗に撮れる」と店員さんが言ったほうが売れやすいということもあるため、他のメーカーは「なんとなく2つ載せてみた」というところも多いのだろう。

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iPhoneに出遅れている感は否めない

Pixel 3とPixel 3 XLでは、日本向けはFeliCaに対応し、モバイルSuicaなどが使えるようになっている。グローバル向けではFeliCa非対応でeSIMに対応しているところをみると、グーグルがいかに日本市場を重視しているかがわかる。

単にスペックだけでなく、SIMフリーに加えてNTTドコモとソフトバンクが扱うというあたりも、「日本で本気でシェアを獲っていく」という気持ちの現れだろう(KDDIとは話がまとまらなかったようだが)。

日本のユーザーにとってみればFeliCa対応は大歓迎だが、iPhoneはすでに2年前にFeliCaに対応し、2017年からはグローバル版でもFeliCaに対応している。今年のモデルはFeliCaに加えて、eSIMも載せている。

そう考えると、Pixel 3とPixel 3 XLは2年前のiPhoneと同じ状況であり、やや出遅れている感は否めない。
仮にeSIMが使えないとしても、2018年に新製品を出すのであれば、eSIMとFeliCaに対応してほしかった。

来年こそはeSIM・FeliCa両対応を

ただ、初めての日本投入となるPixelで、あれもこれも求めるのは酷かもしれない。今年は無理だったかもしれないが、来年こそはeSIMとFeliCa、両方に対応して欲しい。さらに、日本では3キャリアや格安スマホのSIMカードを使いつつ、海外ではグーグルがアメリカで提供するMVNOサービス「Project Fi」が使えるようになると、かなり面白い存在になるのではないか。

アップルにはApple SIMがあり、さらにeSIMにも対応してきただけに、グーグルが本気でiPhoneに戦いを挑みたいなら、このあたりの機能強化は避けて通れないはずだ。グーグルには、日本市場においても継続的にPixelシリーズを出し続けてもらいたいものだ。



関連キーワード: googlepixel3, mobile, pixel, pixel3
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