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超音速カーBloodhound SSC、開発資金が底つき破産寸前。計画続行には要37億円

マシンはほぼ完成してます

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月16日, 午後07:00 in Transportation
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地上を走る最も速い自動車の座を目指して開発が続けられてきたBloodhound SSCですが、ここへ来てプロジェクトを進めるBloodhound Programme Ltd.の資金が底をつき、管財人となるFRPアドバイザリーの管理下に入ったことがわかりました。今後、プロジェクトを継続するには約2500万ポンド(約37億円)の資金をどこかから見つけ出してこなければなりません。

Bloodhoundの目標は現在の自動車最高速記録763mph(1227km/h)を超える1000mph(約1610km/h)を達成すること。そのためのマシンBloodhound SSCは、戦闘機ユーロファイターのジェットエンジンを初期加速に用い、次いでその燃焼ガスを推進剤とするハイブリッドロケットエンジンを点火して1000mphを突破する計算です。なお、燃料ポンプを駆動するのは当初はフォード・コスワース製のF1用V8エンジンを予定していたものの、後にジャガーがサプライヤーとして加わったことから、550bhpの出力を持つジャガー製スーパーチャージャー付きV8エンジンに変更されました。

数年間をかけたマシンの開発はすでに終了しており、200mph(321km/h)での低速走行テストも実施済みです。また記録達成を成功させるための走行用地も南アフリカの干上がった湖、ハクスキーン・パンに幅1500m、長さ18kmのトラックを整備してあり、記録達成のための準備はほとんど終わっている状況でした。

ただ、このプロジェクトは、資金をおもに寄付やスポンサーシップ、パートナーシップによって賄っていました。ただやはりそれだけでは十分ではなく、この2年ほどは英国のEU離脱決定も資金調達に影響したと考えられます。

資金が底をつき、管財人の管理下に入ったにもかかわらず、プロジェクトのチーフエンジニア、マーク・チャップマン氏は事態を打開できると考えているようです。チャップマン氏は「プロジェクトは地上最高速記録の歴史において最も成功したチームによって推進されており、10か月後には新たな記録を達成できることは間違いないでしょう」とリリースで述べています。

ちなみに、Bloodhoundが前回記録への挑戦の延期を発表したときは、その理由をスーパーキャパシターを利用した電気的な技術を追加するためとしていました。圧倒的な記録達成のためには貪欲さも、もちろん必要ではあるものの、資金が尽きるまで開発を続けてしまえば、挑戦の場にすら辿り着けなくなってしまうかもしれません。

ただ、FRPアドバイザリーは過去にはマノー・マルシャF1チーム、最近では2018年のフォース・インディアF1チームの経営が悪化した際にも管財人を受け持った経験があり、いずれのチームも運営を継続させる方向で対処した実績があります(マノー・マルシャF1はその後解散)。

せっかくここまで作り上げたマシンだけに、記録に挑戦するまでは倒れることなく、プロジェクトを走り続けさせてほしいところです。

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