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メールやカレンダー情報を自宅保管「Helm Personal Server」発表。侵入リスク低減し個人情報を保護

プライバシーの確保には相応のコストが

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月18日, 午後03:00 in Gadgetry
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インターネットを利用しているとき、われわれは自らの個人情報がどこに保管されているかをさほど意識することはありません。たとえば重要な情報が書かれたメールはどこに保管されているのでしょう。それはおそらくいまモニターを眺めているPCの中...いやスマートフォンの中?タブレット...?では、カレンダーのデータはどこに?

もちろん、手元のデバイスに保管されるかもしれないものの、その大半は実はインターネット上のサーバー(クラウド)にあるのではないでしょうか。特に電子メールは、人々がインターネットを利用し始めるときに最初に与えられる連絡手段であり、ほぼすべてのオンラインサービスを利用するにはメールアドレスがID(ユーザー名)としても機能する、重要な情報源です。

Helmは、そのような個人情報やインターネット上の行動履歴を、企業のサーバーではなく手元に保管しておく「Helm Personal Server」を発表しました。この機器は、メール、カレンダー、連絡先をユーザーが自分の手元に保管できるようにする個人用サーバーです。

Helm Personal Serverは、メール、カレンダー、連絡先といった情報を内蔵の120GBストレージに保管します。セットアップは簡単で、予め用意されたドメイン名の中から好きなものを選び(自前のドメインも使えます)、スマートフォンとBluetoothで接続して、アプリ経由で必要な設定を施します。最後に、これまで使用してきたメールアカウントからデータを引き継げば、設定と移行作業は完了です(メールアドレスは設定したドメインのものに変わります)。

自前でインターネットサーバーを立てるとはいえ、アプリ上で項目を埋めるだけで良いため、これらの作業は5分以内に完了するとHelmは説明しています。なお、移行が完了すれば、ユーザーのデータはHelm内に保管されます。また、自前サーバーであるため、自ドメインのメールアドレスは好きなだけ作れます。

もしかすると、大量に写真や添付ファイルなどをやり取りする人の場合、120GBではちょっと心もとないと思うかもしれません。Helmは最大5TBまでのストレージ拡張が可能となっているうえ、将来的には、拡張用ユニットを積み重ねれば処理性能とストレージ容量の強化も可能になっています。ちなみに、Gmailの無料アカウントのストレージ容量は15GBです。

データのバックアップ機能を有効にすると、毎晩Helmのバックアップサーバーに暗号化したバックアップデータを送信、保管します。暗号化キーは手元のサーバー内に保管され、ストレージがクラッシュした後の復旧などの際に必要となります。

なおHelmには、ブラウザーから利用するウェブインターフェースは用意されません。したがってGmailやGoogleカレンダーのようにブラウザー上でメールや予定のチェックはできない仕組みです。しかし、IMAPやCalDAV、CardDAVといったインターネット標準プロトコルを備えるため、メールアプリやカレンダーアプリのほとんどから利用できます。

また今後は、VPNアクセスやファイル共有機能、パスワード管理機能、家庭内チャット/メッセージングツールといった機能を追加する計画です。

Helm

このサーバーはHelmのクラウドを通じてクライアントとアクセスし、安全性を確保します。

GmailやGoogleカレンダーといったサービスは、ハッカー視点で言えば大量のユーザー情報を保管する宝の山。ひとたび侵入に成功すれば、それらの情報をごっそりと持ち出せてしまいます。しかし、Helmのようなサーバーが個々の家に置かれている場合は、苦労して侵入したところでその家族分のデータしか得られません。したがって、データを各個人の自宅に持つことで、セキュリティリスクが大幅に軽減されるとHelmは説明します。

さて、いいことばかりのようにも思える個人用サーバーですが、その利用には先立つものが必要となります。まず、Helm Personal Serverを購入するのには499ドル(約5万6000円)が必要。機器には1年間の無料サブスクリプションが付属しますが、1年を経過すると、以降は年間99ドル(約1万1000円)のサービス料が発生します。

多少セキュリティは犠牲にしても無料のほうが良いと思う人は、今までどおりのメール環境で十分満足できるでしょう。しかし、外に漏らしたくない情報を多く扱っていたり、万が一に備えたいなら、Helmのようなデバイスは検討に値するかもしれません。



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Via: The Verge
Source: Helm
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