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アップル、月額課金の確認方法を動画で公開。「高額サブスクリプション詐欺」の問題を認識か

単なる天気予報アプリに月額20ドルって

Kiyoshi Tane
2018年10月18日, 午後04:00 in apple
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スマートフォン用アプリのサブスクリプション(定期購読)は、ユーザーにとっては限られた出費で必要な期間だけ利用でき、開発者にとっては定期収入をもたらす便利なしくみです。2017年にはApp Storeで106億ドル(約1兆2000億円)もの収益があり、2022年には757億ドル(約8兆5000億円)に成長するとの予測もあります。

しかし、このサブスクリプションを悪用して、ユーザーを騙す悪質アプリが多数登場。その結果、複数の海外サイトが代表的な詐欺アプリを例にとって警鐘を鳴らす事態に至っています。

そうした反応を受けてのことか、アップルも問題を認識しており、現状では悪質とされるアプリの多くはApp Storeから削除済みです。また、アップル公式サポートでも「iPhoneやiPad上でサブスクリプションを確認する方法」という案内動画を公開しています。

さて、サブスクリプションを利用した詐欺アプリの手口は、多くは無料試用アプリを入り口として、いつの間にか月額課金に誘導するというものです。

具体的には悪意あるダークパターン(ユーザーに料金が発生するしくみを分かりにくくするデザイン)や意図的に紛らわしく作られたユーザーインターフェース、その他の顧客を混乱させたり騙したりするアプリ設計が用いられています。

そうした悪質アプリは、場合によってはiOSの標準機能と被っているにもかかわらず、売上が多いためにアプリランキングの上位に載って目に付きやすくなる結果、より被害者が増えるという悪循環を引き起こしがちです。

例として米Forbesと米TechCrunchが挙げる、代表的な悪質アプリの1つが「QR Code Reader」。これはiPhoneのカメラでQRコードを読み取るという、iOS 11以降で標準搭載されている機能に過ぎないアプリに年額156ドルを課金し、年間収益530万ドルを獲得していたとされています。

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そのやり口は無料版アプリ内で、毎月の課金情報を小さな文字で表示した横に、有料版の無料トライアル(一定の期間が過ぎると自動更新=課金スタート)となる「開始」ボタンを大きく配置。それをタップすれば、わずか3日後に課金が始まるしくみです。

もう1つは気象警報アプリの「Weather Alarms」。何百ものレビューが投稿され、星4つ評価で便利そうに見えますが、実際はダークパターンを用いて無料トライアルに導き、単なる天気予報に月額20ドルを支払わせていました。


現在では上記のアプリ2つは米App Storeでは利用不可となり、Forbesが警告した悪質アプリ17本のうち11本がすでに消えています。

そもそも、AppStoreの開発者向けガイドライン(3.1.2(a))では、「虚偽の説明やおとり商法でユーザーをだましてサブスクリプションを購入させようとするAppは、App Storeから削除されます」と明記されており、サブスクリプション詐欺アプリも規約違反のはず。

それでもまれに、こうしたアプリがアップルの審査をすり抜けて売り上げランキング上位に載ってしまうことが、解決の難しさを物語っています。
アップル自ら「iPhoneとiPad上でサブスクリプションを確認する方法」の動画を公開したのも、そうした背景があってのことでしょう。



さて、具体的な確認方法は、まず「設定」内にある「iTunes StoreとAppStore」をタップ。そこからApple IDをタップして「Apple IDを表示」を選び、下部分にある「登録」をタップすると、現在利用中のサブスクリプションが表示されます。さらに該当するサービスをタップすることで、すぐに解約も可能です。

Face IDやTouch IDなど生体認証のおかげで決済が楽になった反面で「無意識に、うっかり高額サブスクリプションを契約」という落とし穴も増えています。

まずはひとまずこの方法で、契約中のサブスクリプションを再確認してみてはいかがでしょう。

Source: TechCrunch, Forbes
関連キーワード: apple, AppStore, ios, ipad, iphone, software, subscription
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