Sponsored Contents

a12bionicの最新記事

Image credit:
Save

iPhone XS搭載のA12チップがMate 20 ProのKirin 980を圧倒するベンチマーク結果が発表

1年前のiPhone Xが高性能なのにも驚き

Kiyoshi Tane
2018年10月20日, 午前11:25 in A12Bionic
452シェア
137
198
0
117

連載

注目記事


ファーウェイの最新スマートフォンMate 20/20 Pro/20Xに搭載されたKirin 980プロセッサ。iPhone XS/XS MaxのA12 Bionicチップと同じくTSMCの7nmプロセスで製造されたことから、両者の性能比較に注目が集まっています。

スマートフォン情報サイトのPhoneArenaは、Mate 20 Proなど各社デバイスを対象としたベンチマーク結果を発表しました。これによると、Mate 20 ProはあらゆるテストでiPhone XS Maxを下回り、CPUパフォーマンスは1年前のiPhone X(A11 Bionic)に及ばない数値が出ています。

Mate 20シリーズに採用されたKirin 980は、ファーウェイと傘下のHisiliconが自信を持って送り出した最新プロセッサです。前年のKiri 970比で処理性能が75%向上したとされ、クアルコムのSnapdragon 845と比較してもCPU性能で37%高いとアピール。アップルのA12 Bionicよりも優れているとの自負も語られていました。

そこでPhonearenaは、Kirin 980のライバルとされたA12 BionicとSnapdragon 845、 それにA11チップを搭載したデバイスを対象として各種ベンチマークを実施しています。

まずCPUパフォーマンスを測定する定番であるGeekBench 4。最初のテストはKirin 980内の高性能コアであるCortex A76の性能に焦点を当てるGeekbench 4シングルコアです。

phonearena

さらに、Geekbench 4マルチコアでは、搭載された8つのコアを並行して駆動させ、より負荷の高いタスクのパフォーマンスを測定しています。

phonearena

そしてAnTuTuベンチマークは、CPUやGPUなどデバイスの総合的な性能を計測する定番のベンチマークです。

phonearena

最後にGFXBenchは、Mate 20 ProのGPUであるMail-G76のパワーに焦点を当てたテスト。ここで興味深いのは、Galaxy Note 9がグラフィック処理能力においてはMate 20 Proを一貫して上回っていることでしょう。

phonearena

以上をまとめると、Kirin 980のCPUパフォーマンスはSnapdragon 845搭載デバイスは上回っている(公称37%ほどではないにせよ)ものの、アップルのA12 Bionicはもちろん、1年前のA11にも及ばないようです。

ほか、先日発表されたばかりのGoogle Pixel 3 XLが、同じSnapdragon 845搭載のGalaxy Note 9と比べて全般的に大差が付けられているのも気になるところです。

米AppleinsiderはPixel 3 XLのメモリ容量の小ささ(4GB)を指摘し、「AndroidにはたくさんのRAMが必要です」としつつ「アップルのiPhoneはRAMが少なくても(iPhone XS Maxは4GB)高速です」とコメントしています。

PhoneArenaの結論は「Kirin 980を搭載したMate 20 Proは、ファーウェイにとって大きな前進です。ほとんどの分野でAndroidデバイスで最も速いチップだが、アップルのA12 Bionicには敵わない」とのこと。それでも、Androidデバイスに絶対的なパワーを望むなら、Mate 20 Proはおそらく最良の選択肢だとしています。

有名アナリストMing-Chi Kuo氏は「Kirin 980はA12 Bionicに迫るユーザー体験を実現する」と予測していましたが、まだまだアップルのアドバンテージは大きいようです。

とはいえ、前年のKirin 970から大きく飛躍し、クアルコムのSnapdragon 845を(GPU以外は)上回る結果を出したのは確かなこと。来年以降のCPUパフォーマンス競争が、より熾烈になるかもしれません。


452シェア
137
198
0
117

Sponsored Contents