Sponsored Contents

MobileBatteryの最新記事

Image credit:
Save

超柔軟な給電・充電機能と安全性。究極のモバイル電源「Omni Ultimate」への期待(本田雅一)

コレさえあればどこでも生きていける?

本田雅一, @rokuzouhonda
2018年10月22日, 午前08:30 in MobileBattery
362シェア
149
79
0
134

連載

注目記事

Hue対抗スマート電球がアイリスオーヤマから。無線LAN搭載で3000円台、スマホ接続にハブも不要

Hue対抗スマート電球がアイリスオーヤマから。無線LAN搭載で3000円台、スマホ接続にハブも不要

View
ROG Phone日本上陸か!? ASUSが11月16日にゲーミングスマホの発表会を開催

ROG Phone日本上陸か!? ASUSが11月16日にゲーミングスマホの発表会を開催

View
かつてIndiegogoであっという間に4億円を集め、デリバリー後も圧倒的な完成度の高さで"ハイエンドモバイルバッテリー"という、新ジャンルとも言える領域を確立したOmniCharge。実は筆者も、「Omni20 USB-C」というUSB Type-C端子から80ワット(他の端子も含めると総合100ワット)出力ができる製品を利用している。

彼らの製品は類似する製品があるようでいて実は存在しない。

接続機器や製品自信を保護する11種類にのぼる仕掛けが施されていることもそうだが、同時出力可能な電力の大きさの違いや、内蔵するOLEDディスプレイには動作モードや残容量、出力中、入力中の電力が表示され、接続する機器に合わせた細かな電圧設定、強烈とも言える急速充電ができる。それに"出力しながら同時に充電も受け入れる"、パススルー充電機能が、ほとんど制約なしに行えるなど、端子数やバッテリー容量などの表面的なスペックだけでは比較できない優れた要素があるからだ。

OmniUltimate

そんなOmniChargeが、自ら"究極"を名乗る製品「Omni Ultimate」を披露した。すでにIndiegogoでプレオーダーが始まっており、日本でも「Makuake」を通じて先行注文が募集されている。 そして、その仕様は、これまでの製品以上に強烈なものとなっている。


OmniUltimate

"品質面で最高のパナソニックのみしか使わない"という18650型内蔵セルはOmni20の2倍(12セル、147ワット時)を搭載し、同時出力はAC出力で120ワット、DC出力では150ワットまでをサポートする。また、バッテリーモジュールが別体式となっており、交換可能な点も従来機との違いだ。

AC出力は、Omni20が正弦波を真似た階段状の疑似正弦波出力だったのに対して、完全な正弦波出力を実現した。これにより、電源品質にセンシティブな交流機器でも問題なく動作するようになるという。

DC出力端子の機能性も向上している。多様な変換ケーブルにより、世の中にあるほとんどの機器に対して給電可能だったHVDC(高電圧DC)出力端子は、従来どおり0.1ボルト単位で出力電圧を設定できるだけでなく、上限の出力電流をも0.1アンペア単位設定可能となった。

たとえば、最大2アンペアまでしか流せない機器に対しては、たとえ流れる余地があったとしても上限を超えては出力しない。設定可能範囲は電圧が5ボルトから60ボルト、電流が0.1アンペアから8アンペアまで。ただし前述したようにトータルの出力は150ワットが上限となる。

OmniUltimate

2ポートを備えるUSB Type-A端子はQuickCharge 3.0に対応。ポートあたりの出力上限は5ボルト/3アンペアの15ワットとなる。ちなみにQuickChargeには対応していないと思われるiPhoneだが、バッテリーが空に近かったiPhone XS Maxをつないでみると14.8ワットで出力していた(これはOmni 20やOmni 20 USB-Cでも同様)。

OmniUltimate

さらに、このUSB Type-A端子は動作モードを切り替えることでUSBハブとしても利用できる。USB Type-C端子に接続したパソコンなどのUSBハブとして使うためのモードだ。もちろんUSB Type-Cへの給電も可能。USB PDに対応し、最大出力は60ワットとなっている。

ちなみに出力だけでなく充電も極めてフレキシブル。DC入力端子からの充電は最大90ワットで、専用充電器を使った急速充電なら、空の状態から2.5時間で満充電させることが可能だ。

OmniUltimate

それだけでなく、入力電圧が5ボルトから32ボルト、入力電流が最大4.5アンペアまで対応し、温度を含めて自動的にステータスを監視しながら充電させられる。つまり、専用充電器だけでなく、ソーラーパネルや車のDC出力などのあらゆる電源から充電できるというわけ。もちろん端子形状は合わせる必要はあるが、たいていのDC電源をソースに充電できるのだ。

加えて、別途USB PDに対応した充電器を持っているのであれば、USB Type-C端子から最大60ワットのチャージも可能。この場合、DC入力との合計は最大90ワットに制限される点は注意が必要だが、全体の荷物を最小限に抑えつつ、複数の電力源から最大限の速度で充電できるようになっている。

"そこまでは必要ない"と思うかもしれないが、本機がパススルー充電をサポートしていることを忘れてはならない。たとえばUSB Type-C端子にパソコンを接続し、USBハブモードでType A端子にUSBデバイスを接続している場合、最大で90ワット近くを出力するケースも考えられる。そんなときでも、USB Type-C端子を併用すれば(充電は90ワットに制約されるが)余剰電力でOmni Ultimateを充電できるため、持ちだすときには常に満充電の状態が保たれるのだ。

OmniUltimate

......と、説明が長くなり、筆者自身、書き漏れがないか何度もチェックしないとわけがわからないほどだが、要は「大抵のDCソースから充電が可能」で「DC入力とUSB Type-C端子からの並列充電をサポート」、147ワット時のバッテリー容量を持ち、最大150ワット(AC出力の場合は120ワット)までの機器を動作させることができ、USB Type-Cでも、USB Type-Aでも電源出力可能で、世の中にあるほとんどの機器をサポートするDC端子変換アダプタが付属するということになる。

こうした、やや"やり過ぎ"とも言える仕様は、納入している米軍からの要求仕様に対応するためという側面もあるようだが、それだけにラバーでガードされた外装、IP54をクリアする防水性も備えており、まさに"究極"のモバイル電源と言えるだろう。単に容量だけが大きな電源は他にもあるが、フレキシビリティという点で他に代替するものはない。

OmniUltimate

トレードオフは当然ながら"重さ"となるだろう。本体の重さは1.415キロとアナウンスされている。(ただし、ライバル製品に比べると軽量ではある)

価格は599ドルだが、Indiegogoでのクラウドファンディング価格は299ドル。追加バッテリーは199ドルの正価に対して99ドルと設定されている。出荷は来年の1月だが、すでにデモ機は問題なく動いていた。日本ではMakuakeへの登録がまだ行われていないが、正価が6万8000円のところ、クラウドファンディング価格で3万4000円を切る予定とのことだ。

OmniUltimate

モバイル電源としてはほぼ完璧に要求を満たす本機だが、個人的には2つほど要望をここで書いておきたい。

ひとつは自動車のセルを一時的に回すための、いわゆる"ブースターケーブル"をオプションで構わないので入れて欲しい。能力としては自動車のスターターを回す充分なスペックはあるため、あとはケーブルさえあれば可能だ。

もうひとつは6セルバッテリーのOmni 20にMark IIを用意して欲しいこと。筆者はOmni 20 USB-Cを使っているが、このモデルはUSB Type-C/Type-A端子に特化してるため、AC出力やフレキシブルなDC出力、あるいは柔軟性のある充電ソリューションを実現するDC入力がない。

Omni Ultimateは他に例がない製品だが、毎日持ち歩く電源としては過剰な側面もあるだろう。試しに本機の仕様について、友人で北極点や南極点に散歩に行くのが好きな冒険家に感想を尋ねてみたが「是非、北極に持って行きたい!」と喜んでいた。が、通常のビジネスパースンには半分の容量がフィットするはずだ。

なお、すでにキャンペーン開始済みのIndiegogoでは、Omni Ultimateと予備バッテリー1個のセットから売れていったという。なぜなら、Ultimateのバッテリーパックは最大2個まで航空機に手荷物で持ち込めるからだ。

航空機の預け荷物に大容量バッテリーを入れることができないことはご存知の方が多いだろうが、手に持つの場合も100ワット時を超える容量のバッテリーパックは2個までとういう制限がある(言い換えれば、本体に加えて予備バッテリー2個は手荷物に入れることはできない)。

高出力の軽量ソーラー給電パネルも

さらに、8月末に発売された世界最軽量、かつガラス保護面を持たない(透明なファブリック)20ワット出力ソーラー給電パネル「Omnicharge 20W ソーラーパネル」の"究極版"も発売される。

「Omnicharge 20W ソーラーパネル」は、USB Type-A端子への5ボルト2.4アンペア出力が可能なほか、Omni 20などDC入力を持つ同社製バッテリーパックに対し、より高効率の充電が行えるよう設計されていた。2万2800円(税別)と高価だが、超薄膜の太陽電池セルとファブリックカバーにより534グラムという軽さと、何よりガラスを使わないフレキシブルな設計(故に割れることがない)は「いざ」という時に頼りになるはず。ちなみにOmnichargeモバイルバッテリーとソーラーパネルとがセットになって、通常より5000円割り引かれる「Omnicharge ソーラー防災パッケージ」の販売も開始されている。

OmniUltimate

この軽量ソーラーパネルの究極版となる「Omni Ultimate 70W Solar Panel」は、同じくファブリックカバー付きの薄膜セルを用いつつ、セル面積を大幅に増やし、74.8ワットまでの出力を可能にしたバージョンだ。Omni Ultimatemを4〜7時間で充電完了させる22ボルト3.5アンペアのDC出力を可能にすると共に、QuickCharge 3.0対応のUSB Type-A端子も装備。5ボルト3アンペア、9ボルト2アンペア、12ボルト1.5アンペア(最大18ワット)の供給ができる。重さは1.3キロ、価格は399ドルで、クラウドファンディングでの価格は199ドルだ。

Omni UltimateとOmni Ultimate 70W Solar Panelを組み合わせれば、電源供給を受けられない環境における、まさに究極の電子機器サバイバル電源となるであろう。

こちらも"やり過ぎ?"という声が出てきそうだが、Goal Zero製ソーラーパネルを愛用しながら極地を散歩する友人は、前述のUltimateと共に軽量かつ割れない大電力ソーラーパネルに歓喜していたことを報告しておきたい。

362シェア
149
79
0
134

Sponsored Contents