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「火星の地下には生命に十分な量の酸素が存在しうる」との研究結果が発表

ただし、地下塩水湖の存在はまだ確定されていません

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月23日, 午後01:00 in Space
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火星に生物が存在するかと聞かれれば、多くの人が存在しないと答えるでしょう。火星の大気は地球に比べて希薄で、主成分は二酸化炭素です。しかし、最近Nature Geoscienceに掲載された論文には、火星の地下に十分な量の酸素が埋まっている可能性があると報告されています。

火星の地下には塩水湖ががあると考えられています。そしてそれは特に火星の極地域にある氷冠の下にありそうだということです。一方で、2016年に火星を探査するローバーCuriosityは、火星には地球と同じように酸素が豊富な大気があったことを示す酸化した地層を発見しました。火星は磁場を失い、大気とともに火星の酸素も大部分が宇宙へ放出されてしまったものの、この発見はまだ地下には酸素が存在する可能性があることを示しています。

NASAジェット推進研究所(JPL)の研究チームは、これら2つの状況証拠から、極冠付近に埋まるとされる地下塩水湖にどれぐらいの酸素が残っているかを検討しました。そして、特に極地では生命の存在が可能な量の酸素があるとの結論に達したとのこと。特に気温が低い極地域では大気中の酸素量は多くなるはずであり、塩水湖にそれが溶け込んでいる可能性が高いとしています。

もし地球の海のように塩水に程よい酸素が溶け込んでいれば、たとえばそこに微生物が存在できる可能性はかなり高まるはずです。

ただし、この研究では多くの注意点と不明な点が残されています。なにより地下塩水湖そのものがまだ"存在の可能性がある"という状況で、確認されていません。とはいえこうした研究は「どうやって火星に生命が存在しうるか」を示す重要な手がかりとなります。またその情報は、光合成を伴わなくともそこに生命が存在しうる可能性も示しています。




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