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IBMがRedHat買収合意を発表。買収額約3.8兆円、クラウド分野でアマゾン・マイクロソフト追撃

IBM過去最大の買収

Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年10月29日, 午前07:35 in Business
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コンピューター界の巨人IBMが、Liniuxディストリビューターそしてクラウドソフトウェア企業として知られるRedHatを買収することで合意したと発表しました。買収規模は約340億ドル(約3兆8000億円、1株あたり190ドル)で、IBMによる過去最大の買収案件になるとのこと。法的ハードルがすべて解消されるならば、買収は2019年後半には完了する見込みです。

RedHatは今から25年まえに創業し、Linuxディストリビューターとして早くから成功を収めてきた企業。1990年代後半のLinuxブームの頃には手元のPCにインストールして試してみた人も多いはず。RedHatはその後デスクトップLinux事業をFedoraプロジェクトに移し、エンタプープライズ向けに絞り込む戦略へ。さらに2006年にはJBossの買収でミドルウェア事業を2010年以降はクラウドソフトウェア事業を立ち上げるなど、時代の流れを的確につかんだ経営で成長を続けてきました。

IBMによる買収はクラウド事業の取得を目的としたもので、RedHatはIBMによるローカル/インターネットにまたがるハイブリッドクラウドサービスの一翼を担いつつも、個別の部門として機能し、いままでどおりオープンソースのアドバンテージを活かしたサービスを提供することになる見通しです。



買収合意はLinux、オープンソース界隈をざわつかせることになりそうですが、両社はこれまで20年にわたってエンタープライズLimuxの分野で協力してきたことを強調し、コミュニティへの貢献といったオープンソースへのコミットメントを維持することを約束しています。

IBMは直近の業績見通しで収益が予想を下回る結果を出しており、それは過去5年にわたって徐々に進行しています。流れを変え、クラウドビジネスでアマゾンやマイクロソフトをキャッチアップするために、IBMはRedHatに白羽の矢を立てた格好と言えそうです。またRed HatはIBMのハイブリッドクラウドやエンタープライズ部門からのリソースを活用して、オープンソース技術を世界の企業に広めていくことが可能となります。



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