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ついに到来した「有機EL」時代 スマホは液晶が少数派

ヒトに最も身近なディスプレイは有機ELに

小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2018年11月2日, 午後12:43 in Display
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「ディスプレイ=液晶」の時代は、もはや過去になりました。

ドコモ・au・ソフトバンクが発表した2018年冬スマホは、有機EL(OLED)を搭載するモデルが多数派に。液晶を搭載するモデルは、廉価機やシニア向け端末に限られつつあります。

<有機EL>
iPhone XS
iPhone XS Max
Pixel 3
Pixel 3 XL
Galaxy Note 9
Galaxy Feel 2
AQUOS zero

<液晶>
iPhone XR
AQUOS sense2
・らくらくスマートフォン me
LG it


なぜスマホで有機ELシフトが進むのか

なぜ液晶から有機ELへのシフトが進むのか。その理由の1つに、有機ELの薄さと軽さがあります。液晶にはバックライトが必要ですが、自発光式の有機ELには不要。そのため、構造を簡素化できます。

▲有機ELを採用するソニー Xperia XZ3

それぞれのモジュールを見比べると、液晶はある程度の厚みのある「1枚板」なのに対し、有機ELはペラッペラの薄いシートという感じ。狭い筐体に部品を詰め込む必要があるスマホにおいて、有機EL化は必然というわけです。

engadget
▲液晶(手前)と有機EL(奥) 有機ELのほうがモジュールが圧倒的に薄い

画質のアドバンテージもあります。バックライトで画素を照らすのではなく、画素そのものが点灯する有機ELは、漆黒を表現することが可能。色域も広く鮮やかな表示が可能です。なお、液晶よりも画質のチューニングが難しいという特性があり、各社チューニングを工夫して表示品質の向上を図っています。

また、デザイン面でも利点があります。プラスチックを基盤に採用する有機ELは、ディスプレイ表面を湾曲させるなどの加工が容易です。Xperia XZ3など各モデルが採用する、ディスプレイのエッジが湾曲したデザインも、有機ELだからこそ実現できます。

▲有機ELの「曲げられる」という特性を活かしたスマホ「FlexPai

液晶の利点は

有機ELに弱点がないかというと、そうでもありません。 IGZOを推すシャープの担当者は「液晶のほうが色再現性が高い」といい、省電力性能でも液晶が有機ELを上回るといいます。また、焼付きという有機EL特有の課題もあります。


▲有機ELを採用するAQUOS zero

コスト面でも液晶に比べて不利です。中小型有機ELの製造はサムスン・LGの2社のほぼ独占で、ほかにはBOEやシャープが製造するのみ。有機ELを製造できるメーカーが限られているために、価格は高止まりが続いています。なお日本のJOLEDは低コストな印刷式の有機EL量産を2020年以降に予定しており、低コスト化が進めば、今以上に液晶からのシフトが進みそうです。

関連キーワード: display, lcd, oled
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