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パナソニック、くらしの統合プラットフォーム「HomeX」発表。自動で快適な空間を作る行動分析型サービス

センシングとAIでこれまでとは違うアプローチを目指す

Hirotaka Totsu
2018年11月4日, 午前11:45 in life
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パナソニックは、東京・有楽町の東京国際フォーラムにてCROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018を開催し、これからの100年、社会や人々のくらしについての提案や、未来のビジョンを展示しました。本稿ではその模様をお伝えします。

Gallery: HomeX | 84 Photos

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CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

入場して最初に紹介されているのが家電などのホームオートメーションの中心となる統合プラットフォーム「HomeX」です。電子レンジや冷蔵庫、TVなどの家電から、お風呂や空調などの機器まで統合し、同じUI、UXで操作が可能なタッチポイント機器「HomeX Display」にて操作を行うというコンセプトが紹介されていました。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

従来のIoT家電にみられる、なんでもスマホでコントロールする、統合コンソールで操作するというところから脱却し、例えば電子レンジでいえばドアを開けて調理したいものを入れる、という操作をすることで「HomeX Display」が起動、統合コンソールで操作する方が便利な(ふさわしい)操作をタッチパネルで行うというものです。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

「HomeX Display」の開発に協力をしたShiftallの岩佐 琢磨氏は、HomeXの開発アプローチについて「従来のスマートスピーカー、AIコンシュルジュのようなサービスは能動的すぎたのではないかと考え、自動で快適な空間を作る行動分析型のサービスを目指した」と説明しました。

つまり、Hey Siriや、OK Google、などと呼びかけ、〇〇をして! というコマンドを送るのではなく、ソファでまどろんでいたらその様子を検知して、エアコンの温度を少し上げて風邪をひかないようにし、照明を落として睡眠に誘導、TVを消すなどの操作を行ってくれたほうがより自然なホームオートメーションになるのではないか? ということです。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

すぐ隣のコーナーでは、実際にHomeXが導入されたスマートハウスで実現する生活事例が紹介されました。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

展示コーナーは幾つかのコーナーに分かれており、スポーツ演出のコーナーでは、ハイスピードプロジェクションマッピングの展示が。ボルダリング競技を例に、ルートの表示や選手の心拍数などのコンディション表示などがリアルタイムに投影される様子なども見ることができました。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

物流などの現場プロセスイノベーションコーナーでは、ロボットアームによる生産ラインの自動化や、AGV(自動搬送車)などのハードウェアから、検品検知や需要予測などのソリューションまでを紹介。パナソニックとしては20年ぶりのAGV機器の市場投入ということで、主に店舗のバックヤードなど煩雑な在庫管理、商品補充のニーズがある現場の省力化を目指す内容でした。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

「100年先の世界を豊かにするための実験区」をコンセプトとした創造スペース、渋谷100BANCHでの成果を展示するNEXT100コーナーでは、2017年7月のオープン以来進められてきたプロジェクトの成果が発表されました。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

RGBの三色の光源を照らすシンプルなライト「RGB Light」は、影がプリズムを通した後のようにカラフルな影を作るものです。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

美味しい昆虫食をめざすFIEでは、コオロギのクラッカーを販売し、タガメのエキスを抽出したお酒の試飲コーナーも。アフリカやアジアの国々では伝統的に昆虫食があり、日本でもイナゴや蜂の子などが有名です。近年では、食糧問題の解決策としての昆虫食にも注目されており、例えばコオロギがら得られるたんぱく質の量は同質量の牛の7倍以上と、栄養価の高さ、低コストなどと合わせて期待されています。

現在では、魚の養殖用の餌としてコオロギの養殖が行われているということです。アニメ「PSYCHO-PASS」で描かれていた未来の食事では、炭水化物とたんぱく質のブロックにフレーバーをかけて提供されるものがありましたが、その原材料の一つがコオロギだったのかもしれません。(劇中では大麦が大量栽培されている様子が描かれていました)

タガメは、昆虫食のイメージを印象的に変えるためのツールということで、グロテスクなタガメのイメージから爽やかなお酒が作られることを提示することで、昆虫食の対するイメージを変えてもらう効果を狙います。現時点では必ずしもコストパフォーマンスは重視していないということですが、養殖用の飼料など一部はビジネスとしても動き始めているといいます。

CROSS-VALUE INNOVATION FORUM 2018

パナソニック自体が推し進める「BREWALK」は、クラフトビールの流通を手助けするものです。品質管理や流通に課題があるクラフトビールビジネスをBREWALKが仲介することで、品質を維持した状態で輸送、提供できるとのこと。パナソニックでは、今までの家電、電化製品などのジャンルを超えて新しいビジネス展開の試みをしていくとしています。

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