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プロの漫画家はiPad Proだけで食べていけそうだ:鈴木みそのAppleイベントレポ

新しいiPad Proは素晴らしいが、漫画家にとっては致命的な欠点も…

鈴木みそ, @MisoSuzuki
2018年11月6日, 午前06:00 in IpadPro
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ナイストゥーミートユー。
英語の発音はきれいな漫画家、鈴木みそです。

今回Engadgetの編集長ACCN(矢崎)さんと共に、Appleのイベントに呼ばれてニューヨークへやってきましたー。

毎回夜中にやるThink Different.なアレです。

いつもはApple本社のある西海岸での開催ですが、今回初めて東海岸でやるんだそうですよ。

場所を言われても自分にはピンとこないんですが、アメリカには(ハワイ、アラスカを除けば)東西で3時間の時差がありまして、そのおかげで日本では真夜中ではなく23時に始まったので、「観れるー!」と嫁が喜んでおりました。

というわけで、あの場所の空気をお届けするため、さっそく「新しいiPad Pro」を使って、マンガでレポートしてみたいと思います。


発表会場に到着すると、あたりは右を向いても左を見てもリンゴマークの入ったマシンを持つ人ばかり。寒いブルックリンの早朝なのに、なんだこの集団は!

何か怪しげな宗教行事のように微笑みを浮かべながらハイタッチし、建物へと入って行きます。

うおおおおお!

日本からやってきたジャーナリストたちとともに人をかき分け、いい席を確保するためにオペラハウス内を進んでいきます。

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ティム・クックCEOが現れて、イベントスタート!

隣のおっさん、めっちゃ盛り上がってヒューヒュー言いながら頭の上で両手をバンバン叩いてます。サングラスしてて見えるんかい? うわ、発表会場のモニターめっちゃでかくてきれい!

Engadget

発表された内容については、全世界に同時配信されているので、現地にいても変わりありません。ジャーナリストの方曰く、むしろ現地にいないほうが複数のマシンで検索をかけながら情報を集められるので、鋭い分析ができるんだそうです。

なるほどー。

CPUやGPUが何世代前のとものとはどう違うのか、みたいなことは現地の狭い椅子の上だと限界があるわけですね。

では現場のメリットとは?

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▲発表会のすぐ隣、Apple Storeの近くにある特設会場の用紙。人混みで見えませんが、矢印のところに発表された製品が展示されています。

触ってます、触ってます!

Engadget
▲おそらく、日本人の漫画家で一番最初に新しいiPad Proで自画像を描いたはず。

そう、このエクスペリエンス! 実体験こそが現地取材の最大のメリットですよ。

「このペンはマグネットでくっついて充電できるんだぜ! 超クールだろ!」とAppleのジーニアスが高速英語で話しかけてきます。「ペンのサイドを2回タッチすると、ほら消しゴムに変わるんだぜ。アメージング!」

知ってるよ。イベント見てたからオレも。

と思ったけど大人なのでニコニコしながら「イエー!」などと返します。

そんなやり取りをしていると日本の漫画家友達からFacebookメッセージが届きました。

「オレ、ペンにグリップつけてるんだけど、新しいやつって、つけたまま充電できるの?」

あ、全然考えてなかった。

Apple PencilとiPad Proの組み合わせが登場してから、漫画家でも使う人が突然増えたんですよ。「CLIP STUDIO PAINT」がiPadに対応したことが大きな要因ですが、ネームはおろかペン入れまでどこでもできるので、それまでは自宅の液晶タブレット(いわゆる液タブ)で描いていた人が、外でも使える端末としてiPad Proを使い始めたわけです。

寺田克也なんて、2枚のiPad Proを持ち歩いているからね。――「それはアホじゃない?」って聞いたら、「こっちで描くだろ、そのデータをAirDropでもうひとつに送ると、飛行機の中でもバックアップできるんだよ」って。なんと、そうか!――そんな使い方をしている画伯のペンにもそういやゴムのグリップがはまってたっけ。

そして羽生生純が、自分のTwitterに投稿していたペンがこちら。
つくねかよっ!

でもね、40時間とか描き続ける漫画家にとって、そのままのApple Pencilだと、指がもたないんですよ。皆それぞれが工夫してグリップを取り付けているわけです。ペンの充電端子の近くには、なくさないようにバンドが付けられていますね。iPad Pro本体に紐で結びつけているんです。

本体にくっつけて充電する新しいApple Pencil、一般の人にとっては利便性が上がったんでしょうけれど、漫画家には......。

「格好なんて気にしていられっか! 指痛かったら仕事にならんだろ! 紐? 落とさなくていいんだよ!」

そうそれが仕事人ですよ、うんうん。

果たして、このつくね状態で充電できるのか? 一応、説明員に聞いてみました。笑われるかと思いきや、驚いている......。

「ノー」

だよねー。ほかに充電する方法はないかと聞いてみると。

「ない」

残念。「おしりの端子だけは残してほしかったー」ティムにそう伝えてと言い残し、素の状態のApple Pencilで描いてみることに。とりあえず手に持ってみると......

うおおお!軽い!

これまでのものより画面は大きく、それでいて薄くなったと自慢していた通り。iPadとは思えない軽さ!

「Procreate」で作画してみました。

このアプリ、ちょっとしか使ったことなかったのですが、めっちゃいけます。イラストだったらA1サイズのポスターでも大丈夫......って寺田画伯が言ってたんだけど、なるほど、もうパソコンなくてもいいかー。

描いているうちに直線の引き方、選択範囲の指定など、いろいろと使い方がわかってきました。
バケツ塗りはパレットをドラッグするのか、フムフム、なるほどなるほど。

これはすげええ!

そんなわけで、Twitterで公開した4コマはProcreateで描いています。

動画になるのもおもしろいなー。今回、「動画で読む4コマ」という試みをしてみたんです。途中で描き直したりするところを含めて全部ネタ。なので、動くほうも見てねー(下のほうです)。



CLIP STUDIOを試す

いろいろ試してみたくなったので、漫画作成アプリの定番、CLIP STUDIO PAINTを入れて起動してみます。毎月金払えと出てきますが、とりあえず半年は試用できるらしいので。

うわ! うわ!! これはっ!!!

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みんな高い高いと文句を言いながら使い続けるわけだわー、液晶タブレットと変わらないじゃん。iPad Proだけで十分、漫画描けちゃうわー。

「アイビスペイントX」というアプリとiPhoneで20ページ以上の漫画を指で描いて、ジャンプで賞を取った猛者がいるくらいですから、実はやる気さえあれば、何を使っても漫画って描けるんですけどね。

でも、すげえいいですよ。iPad Pro。

漫画を描くだけなら、以前のiPad Proでも性能的には十分かなと思います。Apple Pencilの中身(チップ)は前のモデルと変わらないって説明員も言ってたし(だったら新旧ペンに互換性を持たせてくれればいいのに)。

でもまだiPad Proを持ってない漫画家の人は、絶対「買い」ですよ新しいiPad Pro!
画面がデッカイほう(12.9インチ)をオススメします。Procreateだと気にならないけど、CLIP STUDIO PAINTはメニューがやたら多いので、画面が大きいほうが楽です。

パソコンで迷ったら小さい方を。絵を書くタブレットは大きな方を。これは自分の中の鉄則です。

しばらく、この新しいiPad Pro(12.9インチ)を使って、いろいろ遊んでみたいと思います。
さあ! あとは描くだけだ!(でもなかなか手を付けないんだよね、すいませんすいませんもうできます)

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