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新MacBook Air登場で揺れるPC選び、Surface Laptop 2とどちらにすべきか真剣に考えてみた(本田雅一)

新型iPad Proを視野に入れるも、意外なダークホースが浮上

本田雅一, @rokuzouhonda
2018年11月7日, 午前06:45 in apple
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ニューヨークでの発表会から続くApple祭で、心はともかく身体的には疲れ果ててるワタクシですが、そんなことは言っていられないほど物欲の季節を迎えております。

なにしろ、仕事で使っていたノートパソコンが相次いでトラブル。ひとつなんかは、朝まで元気に動いていたのに、徐々に元気がなくなり、あれれ? と思っていたら、バッテリーが半分に。充電不能のまま緩やかな眠りに就いていくという状況に。

修理をすることも考えましたが、かなり高価になりそうなうえ、今年は"アレ(ずっと噂になっていたMacBook Airの後継モデル)"が登場すると言われていましたから、ここは我慢で2015年発売初期モデルのMacBookを引っ張り出し、かなりパフォーマンス的に"キビシー!"と思いながらも、意外に使えるじゃんとも感じつつ、ニューヨークへと向かったのです。




しかも、マイクロソフトからお借りしたSurface Laptop 2を持って! 取材道具としてはMacBookを使いつつも、現地で触ったMacBook AirとSurface Laptop 2とを比べつつ、そのどちらかを次の数年共に生きる相棒にしようと思ったわけです。


待ちに待ったこのときだからこそ慎重に新調

今ではすっかりMac使いなイメージのワタクシですが、元々はWindowsパソコン派。特にノートパソコンは複数の選択肢から選べるWindows PC以外、考えられないとまで思っていました。だって、昔のMacったら、大きくて重くて、しかも壊れやすくて。友人のPowerBookなんて、両面テープで貼り付けた部材が自然に剥がれ落ちたり、すぐにバッテリーが膨らんだり......っと、まぁ、どちらが好きというよりも、どちらが道具として妥当かで毎回選んでいます。

ここ数年、ずっとMacを選んでいた理由は、Retinaディスプレイを搭載した初代MacBook Proの品質がよく、MacBookへの印象が大きく改善したこともありますが、Macへと移行していた時期にWindowsのユーザーインターフェイスが混迷を極めていたことも理由のひとつでした。しかし、それも昨年のCreative Updateで大きく使い勝手も改善し、今年のOctober Updateも良さそうだし(問題が出て配付が中断しちゃいましたが)、ということで今回はWindows機も視野に入れようと思ったわけです。

ということで、いきなり前振りが長いのですが、今回のコラムは思い切り"自分視点"で、自分用のお仕事ノートパソコン選びのお話しをしていきます。

Surface Laptop 2を候補にした理由



"なんでSurface Laptop 2なの?もっと軽いのあるじゃん?"と思う方もいるでしょう。確かに僕も若い頃は、100グラムどころか数10グラムの違いに"こっちの方が軽い"なんて興奮してしまいましたが、最近はそのあたり達観しております。

"少しでも軽い"よりも、"少しでも長持ち"、"購入時の満足感が持続する"あたりが、キーワードでしょうか。

昔ならば毎年どころか、使っているパソコンを1年に2回も取っ替えていましたが、今では買い換え2年、長ければそれ以上、買い替え時も家族用の端末へ回して4~5年なんて感じのサイクルになってきたため、モノを選ぶ基準が変わってきたのです。



Windows機の候補としてSurface Laptop 2を選んだのは、ディスプレイ品質や解像度といったスペックだけでなく、カバーガラスやタッチパネルのラミネーション、3:2とバグツンに使いやすい縦横比、ガッシリした剛性の高いアルミシャシー、サイズが大きく操作性が良いトラックパッド、汚れにくくへたりにくく、当たりも柔らかいアルカンターラ(東レのウルトラスエードと同じものですが、イタリア生産のものだけこういう名前になってます)のパームレストなどを評価しての選抜です。

元ThinkPad派としてはX1シリーズに3:2か16:10液晶採用機があれば、そちらを是非検討したいところなのですが......。

......と、それはともかく、たっぶりとSurface Laptop 2を試用しながら、MacBook Airの登場を待ち構えていたわけです。

Surface Laptop 2の"期待通り"は、そのパフォーマンス。今の時代、シングルコアの速度はさほど求めませんが、今後のことも考えればコアの数が多いことに越したことはありません。自分が使う用途は変わっていなくとも、世の中、パソコンを取り巻くデータはどんどん増えてますし、ウェブのコンテンツも通信容量の増加と共に重くなり続けていますからね。

お借りしたSurface Laptop 2は、第8世代Intel Core i7 8650U(Kabylake-Reflesh、クアッドコア、動作クロック2.1GHz、TurboBoost時4.2GHz)搭載機。このスペックが必要かどうかはわかりませんが、たとえCore i5-8250U(クアッドコア、動作クロック1.6GHz、TurboBoost時3.4GHz)でも、おそらく問題はないでしょう。



瞬発力はイマドキどんなパソコンでもそこそこありますから、コンスタントに応答してくれることと、たまに行う重い処理で頑張ってほしいことなので、コア数重視と思っていたのでした。

マイナーチェンジ機ですから、ややフカフカして取り付け部の剛性が甘めなキーボードも、まぁ許容範囲。Windows Halo対応の顔認証機能の動きは完璧で、ディスプレイも期待通り。手元にあったSurface用のペンもそのまま動作してくれました。

いやぁ、なかなかの好感触じゃないか! 思ったのですが、仕事上、資料や写真が山のように必要になったりするため、ストレージは512GB以上の容量が欲しい。ところが、512GBのSSDを選ぶにはCore i7とメインメモリ16GBの搭載が必須なのです。

"なんで??"

Officeのライセンスが付いてくるとはいえ、もともとOffice 365を毎年更新しているワタクシとしては、そこには価値を感じません。が、税込み28万円を超える見積もりに少々クラクラ来ました。Core i5/8GB/256GBにまでスペックを落とせば16万円を切ってくるのですが、クラウド時代とはいえストレージ容量256GBでは心もとなすぎます......。



ワタクシ、Surface Dockも所有していないため、諸々、周辺デバイスの接続性を考えるとUSB Type-A端子が1個だけというのはちょっと不便ということもあり、少々悶々としていたわけです。

えっ?Yシリーズ?と思ったのは僕だけじゃないでしょう

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一方のMacBook Airはほぼ予想した通りのフォルムで登場しました。12インチMacBookに13インチMacBook Proと同様のキーボードと画面サイズだろうと踏んでいましたが、1ミリ単位までMacBook Proと同じ底面積にくさび形フォルム。USB Type-C端子2個で、MacBookで使っていたUSB-Cポートリプリケータも使い回せます。

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キーボードは第3世代のバタフライ構造で、キーの取り付け感も剛性が高く、キートラベルこそ最低限ですが、タッチが大きく改善されています。液晶はsRGB対応ながらDisplay P3ではありませんが、それを言うならSurface Laptop 2だって同じです。厳密に比べると、暗部階調はMacBook Airの方が整っているので、黒側が潰れて見えるSurface Laptop 2より好ましい。



TouchBarなしでTouch ID搭載というのも、実はこの製品が初めてですし、トラックパッドの操作性はいつも通り。Surface Laptop 2のドライバもかなりチューニングされてますが、トータルではまだアップルの方が上の印象です。

概ね予想通りではあるのですが、ひとつだけ予想外なことがありました。それは搭載するプロセッサが第8世代Intel Core i5 8210Yだったことです。え? Y? ファンレス機のMacBookに使われているあのシリーズ? 発表会時点ではそこまでわからなかったのですが、その後、インテルの製品ページに同等品が掲載され、そのスペックが見えてきました。

タブレット用の5ワットではなく、7ワットへとTDPが上げられた1.6GHz定格、Turbo Boost時に3.4GHzへ動作クロックが上昇するというもの。ちょうどSurface Laptop 2が採用しているCore i5をデュアルコアにしたイメージですね。



いやぁ、Surface Laptop 2のところで「シングルの性能はそこそこでいいよ~」なんて書いてしまいましたが、デュアルコアで大丈夫かなぁ~とか、将来を考えるとヘッドルーム(性能の余裕)をどこまで見るべきかなぁと逡巡したものです。

ところが、帰国してテスト用の実機を手にしてみると、これが思いのほか速いのです。期待していなかっただけに「あれっ? こんなに快適? なんで?」と不思議、不思議。



で、さまざまなプラットフォームで動くベンチマークソフト、「Geekbench 4」を動かしてみました。するとSurface Laptop 2がシングルコア4002、マルチコア13081というスコアだったのに対して、MacBook Airはシングルコアで4091とSurface Laptop 2のシングルコアのスコアを上回ったのです。

もちろん、マルチコアはMacBook Airの約7500程度に対してSurface Laptop 2が1万3000なので、クアッドコアの良さが顕れるんですけどね。ちなみにGPUに関してもSurface Laptop 2の約3万3000に対して、MacBook Airは約2万と落ちるのですが、まぁ、それは許容範囲でしょうか。

実際にEOS RのRAWファイルを現像してみると、Surface Laptop 2は2倍近い速度で現像を終えてくれます。バッテリーでの駆動時間は、普段使いならばMacBook Airの方が長そうな印象ですが、重い処理を速く終わらせてくれることを勘案すると、実際の運用時にあまり差を感じないでしょう。

ということで、重い処理は明らかにクアッドコアの良さが活きるものの、普段使いでの応答性がこれだけ良ければ、別にいいんじゃない? という気もしてきました。

しかも、なるべく長く使いたいからと、メモリ16GB、SSDを512GBにしても約20万円。ストレージの管理はmacOSの方が賢く、iCloud Driveを増量しておきさえすれば、勝手に空き容量を調整してくれるなんてことも考えると、自分の予算の中にすっぽり収まる感が......。

しかし、注目すべきはMacBook Airのシングルコア性能。頑張ってますね~。イマドキのインテルプロセッサは冷却条件でパフォーマンスが変化しますから、そのあたりで頑張ってるのかしら。



思い込みはいけない! と改めて思うわけですが、もうひとつ、MacBook Airには外から見える場所にひとつも空気孔らしき部分がない(実際はヒンジ部に隠れており、写真で撮影するのが極めて難しいだけ)デザインを実現できているのもYシリーズだからこそでしょう。エラストマのパッキンでピッタリと閉じてゴミが入りにくくしている点など、近年のMacBookシリーズの良さもあって、これは心が揺らぎます。

それぞれの"期待通り"と"期待外れ"、そして"期待以上"

つまり、どちらにも期待以上と期待外れ、そして期待通りな部分があったわけですが、意外だったのはSSDのパフォーマンス。

「AJA System Test Lite」を用いて両製品のSSDパフォーマンスを計測したところ、MacBook Airが書き込み毎秒約550MB、読み出し約毎秒1700MBだったのに対して、Surface Laptop 2がそれぞれ毎秒約620MBと毎秒約900MB。書き込みではSurface Laptop 2が少し上回りますが、MacBook Airの読み出し速度が2倍近く高速だったんです。

最近のトレンドからすると、MacBook AirのSSDは最新のPCIe接続タイプとしては妥当な(納得感のある)性能、Surface Laptop 2の数字はちょっと読み出しが物足りないといったところですね。

ちなみにSurface Laptop 2の評価機に搭載されていたSSDは容量512GBでしたが、MacBook Airの評価機は容量128GB。アップルの場合、128GBのSKUはSSDが少し遅いこともあるので、512GB版ならばもっと違いが出るかもしれません。こんなところの違いも、MacBook Airの体感速度を上げている要因なのかもしれません。

筐体サイズはSurface Laptop 2が少しだけ大きいのですが、重量はほぼ同じ。メモリ8GB/SSD 256GBで比較するなら、クアッドコアの分だけSurface Laptop 2の方が魅力的ですが、希望するSSD容量にすると価格がガツンと上がってしまいます。

さてどうしたものかと考えつつ、SSDの速度計測結果を見てふと思い出しました。2018年モデルのMacBook Proに搭載されている容量512GBのSSDをテストした際、書き込みが毎秒約2.6GB、読み込みが約2.7GBという、実に爆速の数字を出していたことを。

そして気持ちは夏へと還る

新型MacBook Airが登場するならそのときに考えようと思い、MacBook Proの13インチモデルは心の中から消していたのですが、冷静に考えるとMacBook Proはかなり薄型(最厚部でいえば、今回検討した2モデルより薄い(14.9ミリ)うえ、重さもMacBook Airと120グラムしか違いません。



ちなみにCore i5(クアッドコア)のTouchBar搭載モデルを16GBメモリ/512GB SSDにした時の価格は、同容量のMacBook Airに対して4万2000円高いだけ。それでいてパフォーマンスはSurface Laptop 2を大幅に上回るのですから、実はMacBook Pro、13インチモデルは買い換えサイクル長めで使いたいユーザーにはピッタリなんじゃないの? と、気持ちは初夏のころに還っていきました。

ノートパソコンでは定番の故障箇所であるトラックパッドのスイッチも、MacBookシリーズは全部感圧式になってますしね。

自宅で使う際には4Kディスプレイにでもつないで、クラムシェルモードで使えばキーボードの故障も抑えられるでしょうし、意外にアイツはお買い得なんじゃないでしょうか。

それに今年のMacBook Proで導入されたTrueToneテクノロジ。あれは好きなんですよね。リビングの電球色の下などで仕事をしているとき、青っぽい液晶をみなくてすみますし、写真やウェブを見ていても自然な色彩感が得られます。





さてさて、そろそろ気持ちを固めないとNGな時期なのですが、アップルはiPad Proも大幅刷新しています。トップに写真を載せてますが、こいつもTrueTone搭載なんですよね(写真でも少し色味が違うでしょう)。もちろん、iPadなので制約は大きいけれど、同じくすごく魅力的な小型パソコンに生まれ変わったMac mini + iPad Proの運用なんてことも考えられなくはないかも?

なんてエンドレスなループが新たに発生しかけています。


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